百色学園高等部

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入寮イベント

白蓮寮入室

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入学式の前日の今日は、入寮する日である。
今日寮に入って、荷物を整理し、明日は親も来て入学式をするとうい日程のようだ。



俺が入る寮は、白蓮寮!!
入学が決まったときに寮の説明プリントがあって、インターネットでどこに入寮するか希望をだしてあったんだ!!


寮は二種類あって、


まー、なんというか、

白蓮寮の=規則が緩くて自由らしい??
青蓮寮=勉強してるような真面目なイメージだった!!

悩んだんだけど、俺はこの高校生活はおもいっきり楽しむって決めたんだ!!だから、勉強にとらわれず、色々な事をやりたい!

実をいうと、おじいちゃんに入りたい方に入ればってすすめられたからっていうのもあるけど。


校門に入った俺は学校の案内看板にそって入寮案内会場へ急ぐ。
ちょっと入った先に看板が2つあった。周囲に人がよっている。

俺目が悪いから近寄らないと見えないんだよね~看板に近づきたいけど人が多くてなかなかちかづけない……

あ。何人か右へ行ってる。右へ行くのが正しいみちかな。

一応聞いてみようかな。
あの人なら優しそう!


「ねえねえ、こっちの道が入寮説明会の会場~??」

体格ががしっとした子に声をかけてみる


「ん?あ、いや、こっちは白蓮寮だよ。入寮説明会は自分の寮でやるんだってさ」



「あっそうだったんだー」
会場じゃないんだ。良かったー聞いといて。
このまま寮についてたら、ここどこなにするところって絶対あわててたよね笑笑


「えーっと、君は……」

「三藤雄也だ」


「三藤君ね。俺は桜河唯利だよ。教えてくれてありがとう~」

「おう。桜河だな。これからよろしく」

「こちらこそよろしく~」

おっ。いい感じに挨拶できた!実は俺、中学まであまり友達ができなかったんだー。だから、高校生活はエンジョイしたいじゃん!明るくしていれば仲良くなるよねー
「桜河君は白蓮寮??もしそうだったら一緒に行かないか?」

「いいのー。俺も白蓮寮なんだー。」


ほらっ。やっぱりいい人!!


こういう運動してそうな人って、フレンドリーだから声をかけやすいんだよねー

あっ、別に体育会系以外がフレンドリーじゃない、優しくないって言いたい訳じゃないよ?いい人はいっぱいいるよ!
単に俺が声をかけやすいのがこういう系だったわけで……







-------------------



「建物すごいねー流石私立だねー。お金持ちだー」
なんて三藤君と話してたら、寮についたみたいです。



ここが寮か~結構大きな建物じゃん!!
周囲は木がいっぱいで、建物の前には噴水があるちょっとした庭園みたいになってる。うわーさすが私立。
お金かかってるな~。




というかここにくるまで結構歩いた気がするのは俺だけかな笑




そして受付でカードキーを貰う俺達。
「ようこそ白蓮寮へ。これがカードキーになります」
受付の人めっちゃイケメンだよ、先輩たちかな~



「お部屋までご案内します」
「はい。お願いします」



へー。部屋まで案内してくれるんだ!丁寧!

「こちらが後程入寮説明会の会場になります」

へーでっかい部屋みたいだ。


っていうか、さっきからへーしか言えてないじゃん俺。笑笑

「ここは普段はリビングなんすか」

おわ。三藤君が先輩に話しかけている!

「そうですね。こちらはリビング兼食堂というようになっています。」
真面目そうに案内していた人がにこって笑って答えてる……



そっかー。こういうところが先輩にモテそうな後輩なんだな。

よっし、俺も真似してみよう!
「食堂はいつでも開いているって事ですか?」


「いえ、決まった時間にしか食事はでてきません。ただ、余った食材や料理は共同の冷蔵庫に保管されるため、数に限りはありますが、もしあれば誰でも食べられますよ」

へーへー。夜中にお腹すいてご飯食べたいってなったら冷蔵庫のぞけばいいってことか!!



「食品ロスを無くそうっていう運動のひとつなんです。食堂で余った分は寮が買い取ってるんです。そのため、買い取った食品に食中毒が出てきたときは寮の衛生管理不足ということになるので、いたずらはやめてくださいね」

( ,,-` 。´-)へーへー。

三藤君と先輩とそんな会話しながら歩いてたら、部屋の前。




「部屋は一緒じゃないみたいだな。」


「そうみたいだねー、後でみたいだね」




またねーって言ってわかれた俺たち。

先輩にも案内ありがとうございましたってちゃんと言いました!


これから入室しまっす!

ドアノブの横になんかスライドするところがあるから、カードキーをここにスライドするってことだよね。




すっ

うーん。音もしないけどこれであいてるのかな~


カチャ……


おっ開いた❗




よっしゃぁ正解⭕

入りまーすー

俺の部屋はどんな感じかな~

ん。なんか暗いというか壁かなんか…目の前に…。
ちらっ↑


「………………。」

「…….!!」

( ´・∀・`)
人でした。


無表情の。( ´・∀・`)

「わぁお、同室者さんかビックリしたー」


素で驚いたわ。あわてて取り繕う俺。
同じ部屋の人とは仲良くやっていきたいじゃん!?


「俺、桜河唯利っていうんだ。よろしくお願いしまーす☆」

第一印象は大切だから笑顔に笑顔に!


「……ああ。よろしく。」


なんかそっけない人だな~。
黒髪、、がちょっと長め、
私服はほとんど黒……

「…………」

「…………(どうしよう。なんか話さないと)」


こういうなに考えてるかわからない人って俺苦手だわ……




更に無理やり笑顔をつくる俺。
こういう時ってなんか笑顔になっちゃうんだよなー。


「お名前は何て言うんですかー??」


なんて名前~??って聞こうとして、ちょっと焦ったわ。敬語敬語ー
もしや先輩だったらどうしようって。先輩と同室ってあるのかな?(*゚∀゚)しらんけど


「あー。俺は天音真斗だ。俺もさっき来たところで部屋を見て回ってたんだ。」



あー。なるほどね。だから目の前にいたのか。


そういえばスーツケースあるね。
これも黒だしw



そういえば入り口の横に扉が2つあるわ。


ぱっかー。

「バスつきトイレか。お風呂入ったらトイレに入れないやつ。」


「こっちはクローゼットね」

あっ。制服入ってる~!!


んー。私立だけど、一般的なホテルのひと部屋って感じだ。
あんまり豪華すぎなくてちょうどいい感じ。

テレビもあるし、小さい冷蔵庫もあるし。あ、調理するところはなさそう。


ベッドは……二段ベッドだ~

「ねえねえ、二段目俺使っていい??」


今回はため口!!
さっき天音君が来たばっかりって言ってたし、未開封の制服2つあったし、彼も新入生のはずだし!



「……。」
若干まゆをあげてうなずく天音君。

やったー。だって、いいじゃん!浮かれちゃっても!二段ベットの上って使って見たかったんだよ!





あ~ふかふかだわ~ベッドって最高~
ここまで電車乗ったりバス乗ったりして疲れたからね。
僕はすっかり疲れてしまってたのが問題だと思うんだよ。

寝ちゃってました。くか~(⌒‐⌒)
はい、次話行く前に誰か俺を起こしてくださいーー




















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