百色学園高等部

shine

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夏イベ

それはやめてぇ~!!!

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「かわいかった、ゆいりー、焦るの。おもらしかと思てね、12歳の時」


「ちょっ、」


「あの時、私なんだよ、始末してあげて」


「そのあと、私が教えてあげたんだ、扱い方も。真っ赤になっててね、膝にのせて~」






ぬぁ~!!!!!



ストップぅ~!!!!!



終わり、終わりだからぁ~!!!!!!


俺はあわててリュカの口を押さえて、


「ねぇ!!今日会ったばっかりなのに、なんでそこまで仲良くなってるの!!!」

リュカに文句言う。

こっちは本気で言ってるのに、
リュカってば、

「だって、ゆいりー、が、かわいいの、意気投合したから」


皆も、うんうんうなずいてる。
顔若干赤くしながら!!!!


はい~!?!?

「可愛いってなに!!??そんな昔の話しなくていいから!!」


もぅ!!



ぷんぷんだよ、俺!!


あのね、


俺がちょぉ~っとお風呂入ってた隙に、

リュカってば、俺の恥ずかしい話しててさ…………


うぅぅぅ…………涙




リュカだって、さっきお風呂の入りかたわからなくて焦ってたじゃん!



あのね、

「ゆいりー、お風呂、行く~、一緒!!!」

ってリュカに言われて、

最初、
『誰が高校生なってまでも一緒にお風呂入りたがるかぁ~!!』

って心の中で突っ込んだけど、



理解した。気づいた。思い当たった。
お風呂の入りかたわからないからそういうこと言ったんだと思う



「あ、うん、そうだねぇ…………」

って返事して、一緒についていってあげたんだよ。

「う~と、ここで脱いで、一回シャワーで身体洗ってからバスタブに入るんだよ。じゃないとお風呂汚れちゃうからね」


えへん。


よく知ってるでしょ。俺。


実は小さい頃はお風呂入ってたからね。
おじさんに引き取られる前だけど。




リュカに説明して、お風呂場離れようと振り替えったら、


「あれ、皆どうしたの…………???」



「…………え、……と…」

「.......いや…………。」

「「…………そういうこと…」」

「なんだ、使い方の説明か…………」


「マジで入るなら俺も、もう一回って思って……」

って生徒会メンバーいた
なんか歯切れが悪い。



失礼な。


俺だってリュカと一緒にお風呂入るの、もう恥ずかしく感じる年だよ!!!




って胸はって言ったら、



「え、一緒に入らないの……。ゆいりーの、背中流す、したかった……」



ってリュカが泣きそうな声出して背中に抱きついてきた。




から、



肘鉄くらわして、




「リュカは高校二年生だろ~」


ってぶっ飛ばしてドアを閉めてあげたよ♡




ドアの向こう側でメソメソ鳴き声らしきものが聞こえるが気にしない(゚ε゚)


どーせ、5分後には、お湯に浸かるの最高~とかなんとか言ってるだろうし。





そんなかんじでリュカ入り終わって、




俺が最後お風呂一人で入って出てきたら、



皆で俺の恥ずかしい話してるの!!!!




ひどいよ!俺がいない間に!!


…………いても、しちゃダメだけど!



「ゆいりー、学校行かない、小さな時。ので、世間知らずのところ…………あるねぇ」


俺の怒ってたの、フォローしてくれるのかリュカが説明してくれる。

「そうなのか?!」


皆で一斉にこっち見てくるからうろたえちゃうよ、


「まあねぇ~。ちょっと行ったけど、ほとんど行かなかったなぁ~」

う~ん、ちょっと俺のブラック歴史っていうか、色々あったからねぇ…………
学校行ったら女顔ってからかわれたり、身体能力抜群の黒人さん見て、俺が自身なくしちゃったり…………はぁ…………日本はどうだか知らないけどね、欧米では、男らしい感じのがモテるんだよ!だから俺、筋トレ頑張った!


けど、

…………うん、学校行かなかったから、友達できないねぇ…………。
でも、高校では、友達作りたいって、思った、から、高校行けるように頑張ったよ!

条件は、フランス語か日本語話せる学校、うっかりどっちの言語使っても違和感ないとこがいいなーって思っておじさんのおすすめでこの百色学園に入学!!イエーイ♪




「え、じゃあ、勉強は??」
「どうしてたの?」



「私達、家で、してた。ね~、ゆいりー!!」
「そうそう、オンラインでね~。ホームスクリーングって言うのかな。」

「カリキュラムが、一貫しない、から、オンラインが、良いね~」

「そうだね。国によって勉強の進みかたとかも違うしね…………。」


おじさんの職業柄、世界飛び回ってるでしょ?

現地の学校行っても、言葉よくわかんなくて勉強になんないし、言葉わかったとしてもその学校の勉強内容が進んでるとついていけないしでさ…………
現地の学校だと言葉わかんなかったり、勉強の進度とか内容とか違ってたりしたからねぇ~。


例えば、
フランスの学校で掛け算勉強していたとして、
日本に急に行く事になったら、日本の学校では割り算を勉強しなきゃいけない、


みたいになるんだよ。ちょっとこれは大袈裟だけど。

だからさ。
オンラインでずーっと同じ学校のカリキュラムの授業受けた方が、勉強できるでしょ??


でもねぇ…


デメリットもあってさぁ…
俺が友達いないの、そういうの理由だったりする。



つまり、俺、学校いってなかったからさぁ…


そりゃねぇ……


知り合いすらできないよねぇ……




「でも、リュカは現地の学校も行ってたよね」

「そうね」



基本はオンラインで授業受けてたけど、その国の滞在が長かったら現地の学校行ってたね。

リュカはすごいよね、英語も話せるから、現地の学校行けるんだよ…………。スペイン語とか、ドイツ語も会話ぐらいはわかるみたい。

(なぜか日本語は、リュカはカタコトなんだけどね笑笑。リュカのお母さん日本語話せるのに)


基本はオンラインで授業受けてたけど、その国の滞在が長かったら現地の学校も行ってたね。

でも、ほとんど現地の友達作るために学校行ってただけみたいで、しっかりとした勉強は家でやってたな~。

つまり、午前中は現地の学校で半分遊びに行くみたいな?

午後家に帰ってきたら、俺と一緒にしんけ○ゼミみたいなので勉強してた。




俺も英語わかるから…………ちょっと行ったことあるけど、………授業意味わかんないからって言い訳して…ひきこもってたかなぁ…………笑笑





「え、待って、リュカと一緒にすんでるの!?」



うん。


あれ、いまさら???


生徒会メンバーの皆に行ってなかったっけ、ごめんごめん。

なんか、みんなの目がめらめらしてるよ、そんなに怒んないで笑笑


待って、リュカも離れて、抱きつかなくていいから笑笑
なんか生徒会の皆の視線が痛いんだよ。


小さい頃は俺は父親と母親とで3人一緒に過ごしてたけど、


色々あって施設に預けられて、


そっからリュカの所にひきとられたんだよね~


って、待って、リュカ、
俺にいいこいいこしなくていいから!!
頭なでるの小学生で終わりにしてってば!!





っていう…………




まぁ……うん。


そんな感じの話して、


日本と海外の違いとか話して、


次の日寝不足決定だなぁ……………


    
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