百色学園高等部

shine

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普段の学校生活に戻りま~す

親衛隊

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「作った方がいいぞ」



って行ってるのは、かいちょー




「新聞部からのしっつこーい、取材も~」

「追っ払ってくれたりするよ~」



って、双子先輩も、うんうんうなずく。



「ぼくも……作った……」





うん、累くんは必要だと思う。
襲われちゃうから、絶対守ってくれる人達が必要だ。



なんの話かって!?

親衛隊の話。


え、親衛隊!?
なにそれ!?って???


親衛隊……俺も先輩に教えて貰うまで知らなかったんだけど、


・ファンで構成される、正式なファンクラブみたいなもの

生徒会メンバーは大体あるって。つまり、明美先輩のもあるってことだよね?え、はいりたーい!!


・護衛してくれる

なんか、悪意もった人達から守ってくれたりするんだって。確かに、有名人って、目立つだけに、人気以外にも反感もたれたり、確かに……危険があるのかな?想像できないけど。
その護衛の一部で、写真部とか新聞部からのしつこい取材とかからは、守ってくれるって。

・忙しいとき、仕事とか、私生活とか手伝ってくれる。

生徒会業務が忙しいとき、雑用とかを手伝ってくれるって。それ以外にも、自分の寮の部屋の掃除とか、昼食の用意とか、してくれる親衛隊もあるらしいけど……そこまではいいかな……俺は。





実は、

俺も、候補、できた。

お恥ずかしながら/////


親衛隊作りたいですって、むこうから言ってきてくれて////

すでに何人も集まってるから、つくっていいですかって!
書類はできてるから、後は俺の承認待ちだからって!!!


え、そんな話知らなかったよ~ぉ////


俺の事、少しでも肯定的に見てくれた人がいるんだ~

って、思うと、嬉しいよね♪




なんかね~
罰ゲームで俺と付き合うっていうので1週間お世話になった人達が多くて……


えぇ、もしかして、これも罰ゲームの一部とか!?

いやいや、……俺と1週間いて、俺の事知ってくれて、仲良くなりたいって思ってくれたって、勝手に勘違いしておこう!
そうじゃないと俺の心つぶれちゃうから!




ともかく、
そして、親衛隊隊長も決まってますって言われてさ。

その子、

俺といちばん最初に恋人ごっこした子だと思う。

「カナエちゃんだよね?親衛隊長、大変じゃない?いいの??」
って、聞くと

「はぃ……」

少し頬を赤らめて、目線をしたにそらす仕草。

うん。かわいいなぁ


いや、むしろこの子の方が、護衛必要だと思うんだが……。



なんてキョロキョロ見て、
親衛隊になりたいって言ってた他の子達に、

「かなえちゃんにも護衛つけてあげて。皆も、自分の身の危険があったら、すぐに逃げてね」

って、言ったら、

「ユイリーンさま……俺たちにまで気づかってくれるなんてお優しい……」

という声やら


「親衛隊長、よかったですね、ユイリーンさまの一番のお気に入りかもしれないですよ……」


ありゃ、むしろカナエちゃんのファンもいるようだが。


まぁ、

そんな感じに、


珍しく、

笑顔を向けられた唯利は浮かれてて、






生徒会長の、

「人手が足りないときは、手伝わせられる。だが、気を付けろよ。見返りを求められる場合もある」

という警告の言葉の。


これの意味に気づくのは、まだまだ、さきだった。


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