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あの日彼女の目には何を映していたのか
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ほんの些細な変化だった。中里さんと学校内で話すようになったとか、時折メッセージを送り合うようになったとか、そんな些細な変化だった。
ゴールデンウィーク初日の朝、毎日の日課となった朝のニュースを見ていた。母さんは「長い反抗期もこれで終わりなのね」と、呟きながら、出勤していったが、別に反抗期だから朝寝坊だった訳ではない。
重要なのはこれからの予定だ。僕は彼女を知らなすぎる。特に中学時代は。彼女の問題がどこから始まっているか分からない。中学の頃からか? 高校に入ってからか? 過去を調べるのは少し気が引けるが、仕方がない。
ニュースは特に事件はなかった。僕は二階から中学のアルバムを取り出し、階段を駆け降りて、中里さんと同クラスだった友達に片っ端から連絡をかけようとした。スマホの画面上にメッセージが入った。
『おは。今日の補講いくー?』
中里さんだ。彼女のメッセージがイメージと違うことを最近知った。地はこういう子だったと思う。それにしても補講とは。たしかに先生が言っていた気がする。参加は自由。内容は一年、二年の復習だったはずだ。すぐさま、僕は返信した。
『もちろん』
既読はすぐについた。これでいい。僕は急いで二階に戻り、着る予定のなかった制服に着替え、裏口から家を出た。
信号待ちでふと思い立ち、高木も誘ってみたが、断られた。予備校で講習があるとのことだった。
『二人の方がよく話ができるだろう』
締められたメッセージを見て、画面の向こうで笑っている高木をありありと想像でき、少し憎らしくなった。
「あれ? 早いね。補講は午後からなのに」と、彼女は驚いた声で言った。
「あー、間違えた」どうやら、時間を間違えたようだ。
正直に答える。気の利いた言葉を考える余裕はなかった。
「あっ、そうか。明日は午前からだもんね。うん。でも……、うん? そうなんだ……」
初めは納得した様子だったが、途中、違和感を覚えたのか、最後は目を細めながら言った。無言で自分の席に着いた。沈黙。僕はいそいそとカバンから数学の教科書とノートを取り出し、ゴールデンウィークの課題をやり始めた。
数学は一度集中してしまえば、実に没頭しやすい教科である。
どれくらい時間が経っただろうか。隣に気配を感じ、顔を上げると中里さんが立っていた。何か言いたそうな顔で、両手でノートを持っている。
「どうしたの?」
「丹野くん、数学得意だったよね?」
「得意というよりも、性格に合っているんだよね」
「それを得意というのよ」彼女は笑いながら、自分のノートを見せてきた。
「この問題教えてくれない?」
「ああ、なるほど」
渡されたノートを見ると、数学的帰納法の問題のようだ。
「その問題ならちょうど解いたところだ」
「本当? よかったぁ」
中里さんは、ほっとするように手を合わせる。隣の席に座り、椅子を近づける。ふわりと日向のような匂いが僕の鼻を抜けた。
「それで?」と、上目遣いで訊いてくる。
「ここまで出来ているなら、後は式の形を変えるだけだよ。途中式のこの部分をカッコで括れば……ほら、ここと同じになった」
僕が途中式から先を書く。綺麗な字と汚い字が合わさって式が完成する。彼女は食い入るように証明を眺めていた。
「あっ、なるほど。そっかぁ、全然気が付かなかった」
式の変形に納得した彼女に僕は声をかけた。
「あのさ」
「なに? ……っ」
顔を上げた彼女と目が合った。距離は思っていたよりも近く、僕らは少し離れた。彼女は何故か髪を触っていた。
「中里さんはどこか行きたい大学でもあるの?」
「どうして?」
「いつも、朝早くから来て勉強してるから」
片目で彼女を見る。僕の無理矢理出したとぼけた声に、少し止まった後、くすっと笑った。
「……私、看護師になりたくて、理系を選んだんだけど、やっぱり大変ね。かと言って、私大には行けないし、浪人もしたくない。夢が遠のいていく気分よ」
中里さんはため息をつく。私大の看護学部なら文系科目でもいけるが、国公立大は理系科目が必須だ。
「たしか、小学生の頃からの夢だったよね?」
記憶を弄り、僕は言った。カンニングではない。予習だ。
「よく覚えてるね」
「久しぶりに、小学校のアルバムを見たんだ。それでさ」
「あー、それで。恥ずかしいなぁ。ちなみに丹野くんはなんだったの?」
「科学者」早口に言った。
「大雑把ね。まぁ、小学生だから仕方ないか」
「そこなんだよね。具体性がない。そもそもさ、研究で食べていけるのは本当一握りの天才たちだけだよ。大体がサラリーマンに落ち着くわけだ。だとしたら、学部に意味はあるのかなって思うよ。大学名で選んだ方がいい企業に入れるんじゃないかな」
僕の独白に中里さんは虚をつかれたような顔をしていた。
「ふーん、もっと子供っぽいと思っていたけど、結構リアリストなんだね」
僕がリアリストに見えるのは、明らかに夢の影響だった。
「僕はもっと中里さんが大人だと思ってたけどね。メッセージを見ると子供っぽいんだなって思うよ」
「いや、あれはっ! あんまり、メッセージ送ったことないし、顔文字もどうかなーって思ってたからで……」
最後が尻すぼみになる。上目遣いで睨まれるが、僕は可愛いと思ってしまった。僕もまだまだ子供だった。
チャイムが鳴り、中里さんが立ち上がった。
「じゃあ、補講は一階の他目的教室だから気をつけてね」と、ノートを抱えながら言って、自分の席に戻る。
そういえば、昼食を用意していなかった。ため息をついて、僕も立ち上がった。ちらりと見えた彼女のお弁当は、可愛らしいミンク色の箱に似合わず、中身は簡素だったのが印象的だった。
他目的教室は普通の教室の倍の広さだったが、補講には他のクラスの同級生も来ていて、ほぼ満席の状態だった。授業が終わると緊張の糸が切れたように、皆喋り始め、帰る支度をしていた。僕は席に着いたまま中里さんの様子を伺っていた。彼女は新美先生と何やら話をしていた。
「それじゃあ、今年もよろしくね、中里さん」
「分かりました」
新美先生は笑顔のまま、学生の減った教室を出ていった。僕は先生が出ていくのを片目で見送りながら、中里さんに近づいた。
「新美先生となに話してたの?」
「うん? 文化祭のことでちょっとね」
彼女はノートと教科書を閉じ、トントンと机の上で揃えた。人が消えたいなくなった教室に音が響く。
「文化祭? ……もしかして、垂れ幕のこと?」
僕の言葉に彼女はちょっと眉を上げ、目を見開く。
「すごいね、知ってたの?」
「たまたま、だよ。高木から聞いたんだ」
「今年もね、お願いされちゃった」
「三年連続じゃない?」
「新美先生ね、私の字が好きなのよ。だから、テストの時もちょっと点数が甘い時があるの」
悪戯っぽく笑う彼女はどことなく嬉しそうな表情だった。
「僕なんか、五が八に見えるからって減点されたことあるのに」
「それは、わかんなくもないかな」僕の字を思い出したのか彼女は笑って言った。
「今年も書くの?」
「うん。そのつもり」
嬉しそうな彼女を見て「やめた方がいい」とは言えなかった。
少し言葉を詰まらせた僕に勘づいたのか、彼女は「んー?」と唸ってから思い付いたように言った。
「あっ、わかった。あれでしょ? 屋上に行ってみたいんでしょ? 登ったことある?」
「ないよ。 まあ、できるなら登ってみたい」
「じゃあ、飾るときになったら呼ぶね」
「僕はいつでもいいよ」
「本当に気持ちがいいから。ほら、この学校高台にあるでしょ? 夕陽も綺麗なの」
彼女はカバンからスマホを取り出し、写真を見せてきた。そこには、僕が見たことない苅屋市の街並みが広がっていた。ちょうど夕陽の方角には小さく僕らの町が写っている。
「ね? 綺麗でしょ?」
「そうだね」
画面を見つめる彼女。
あの日、彼女はその瞳になにを映していたのだろう。
僕は知らない。
ゴールデンウィーク初日の朝、毎日の日課となった朝のニュースを見ていた。母さんは「長い反抗期もこれで終わりなのね」と、呟きながら、出勤していったが、別に反抗期だから朝寝坊だった訳ではない。
重要なのはこれからの予定だ。僕は彼女を知らなすぎる。特に中学時代は。彼女の問題がどこから始まっているか分からない。中学の頃からか? 高校に入ってからか? 過去を調べるのは少し気が引けるが、仕方がない。
ニュースは特に事件はなかった。僕は二階から中学のアルバムを取り出し、階段を駆け降りて、中里さんと同クラスだった友達に片っ端から連絡をかけようとした。スマホの画面上にメッセージが入った。
『おは。今日の補講いくー?』
中里さんだ。彼女のメッセージがイメージと違うことを最近知った。地はこういう子だったと思う。それにしても補講とは。たしかに先生が言っていた気がする。参加は自由。内容は一年、二年の復習だったはずだ。すぐさま、僕は返信した。
『もちろん』
既読はすぐについた。これでいい。僕は急いで二階に戻り、着る予定のなかった制服に着替え、裏口から家を出た。
信号待ちでふと思い立ち、高木も誘ってみたが、断られた。予備校で講習があるとのことだった。
『二人の方がよく話ができるだろう』
締められたメッセージを見て、画面の向こうで笑っている高木をありありと想像でき、少し憎らしくなった。
「あれ? 早いね。補講は午後からなのに」と、彼女は驚いた声で言った。
「あー、間違えた」どうやら、時間を間違えたようだ。
正直に答える。気の利いた言葉を考える余裕はなかった。
「あっ、そうか。明日は午前からだもんね。うん。でも……、うん? そうなんだ……」
初めは納得した様子だったが、途中、違和感を覚えたのか、最後は目を細めながら言った。無言で自分の席に着いた。沈黙。僕はいそいそとカバンから数学の教科書とノートを取り出し、ゴールデンウィークの課題をやり始めた。
数学は一度集中してしまえば、実に没頭しやすい教科である。
どれくらい時間が経っただろうか。隣に気配を感じ、顔を上げると中里さんが立っていた。何か言いたそうな顔で、両手でノートを持っている。
「どうしたの?」
「丹野くん、数学得意だったよね?」
「得意というよりも、性格に合っているんだよね」
「それを得意というのよ」彼女は笑いながら、自分のノートを見せてきた。
「この問題教えてくれない?」
「ああ、なるほど」
渡されたノートを見ると、数学的帰納法の問題のようだ。
「その問題ならちょうど解いたところだ」
「本当? よかったぁ」
中里さんは、ほっとするように手を合わせる。隣の席に座り、椅子を近づける。ふわりと日向のような匂いが僕の鼻を抜けた。
「それで?」と、上目遣いで訊いてくる。
「ここまで出来ているなら、後は式の形を変えるだけだよ。途中式のこの部分をカッコで括れば……ほら、ここと同じになった」
僕が途中式から先を書く。綺麗な字と汚い字が合わさって式が完成する。彼女は食い入るように証明を眺めていた。
「あっ、なるほど。そっかぁ、全然気が付かなかった」
式の変形に納得した彼女に僕は声をかけた。
「あのさ」
「なに? ……っ」
顔を上げた彼女と目が合った。距離は思っていたよりも近く、僕らは少し離れた。彼女は何故か髪を触っていた。
「中里さんはどこか行きたい大学でもあるの?」
「どうして?」
「いつも、朝早くから来て勉強してるから」
片目で彼女を見る。僕の無理矢理出したとぼけた声に、少し止まった後、くすっと笑った。
「……私、看護師になりたくて、理系を選んだんだけど、やっぱり大変ね。かと言って、私大には行けないし、浪人もしたくない。夢が遠のいていく気分よ」
中里さんはため息をつく。私大の看護学部なら文系科目でもいけるが、国公立大は理系科目が必須だ。
「たしか、小学生の頃からの夢だったよね?」
記憶を弄り、僕は言った。カンニングではない。予習だ。
「よく覚えてるね」
「久しぶりに、小学校のアルバムを見たんだ。それでさ」
「あー、それで。恥ずかしいなぁ。ちなみに丹野くんはなんだったの?」
「科学者」早口に言った。
「大雑把ね。まぁ、小学生だから仕方ないか」
「そこなんだよね。具体性がない。そもそもさ、研究で食べていけるのは本当一握りの天才たちだけだよ。大体がサラリーマンに落ち着くわけだ。だとしたら、学部に意味はあるのかなって思うよ。大学名で選んだ方がいい企業に入れるんじゃないかな」
僕の独白に中里さんは虚をつかれたような顔をしていた。
「ふーん、もっと子供っぽいと思っていたけど、結構リアリストなんだね」
僕がリアリストに見えるのは、明らかに夢の影響だった。
「僕はもっと中里さんが大人だと思ってたけどね。メッセージを見ると子供っぽいんだなって思うよ」
「いや、あれはっ! あんまり、メッセージ送ったことないし、顔文字もどうかなーって思ってたからで……」
最後が尻すぼみになる。上目遣いで睨まれるが、僕は可愛いと思ってしまった。僕もまだまだ子供だった。
チャイムが鳴り、中里さんが立ち上がった。
「じゃあ、補講は一階の他目的教室だから気をつけてね」と、ノートを抱えながら言って、自分の席に戻る。
そういえば、昼食を用意していなかった。ため息をついて、僕も立ち上がった。ちらりと見えた彼女のお弁当は、可愛らしいミンク色の箱に似合わず、中身は簡素だったのが印象的だった。
他目的教室は普通の教室の倍の広さだったが、補講には他のクラスの同級生も来ていて、ほぼ満席の状態だった。授業が終わると緊張の糸が切れたように、皆喋り始め、帰る支度をしていた。僕は席に着いたまま中里さんの様子を伺っていた。彼女は新美先生と何やら話をしていた。
「それじゃあ、今年もよろしくね、中里さん」
「分かりました」
新美先生は笑顔のまま、学生の減った教室を出ていった。僕は先生が出ていくのを片目で見送りながら、中里さんに近づいた。
「新美先生となに話してたの?」
「うん? 文化祭のことでちょっとね」
彼女はノートと教科書を閉じ、トントンと机の上で揃えた。人が消えたいなくなった教室に音が響く。
「文化祭? ……もしかして、垂れ幕のこと?」
僕の言葉に彼女はちょっと眉を上げ、目を見開く。
「すごいね、知ってたの?」
「たまたま、だよ。高木から聞いたんだ」
「今年もね、お願いされちゃった」
「三年連続じゃない?」
「新美先生ね、私の字が好きなのよ。だから、テストの時もちょっと点数が甘い時があるの」
悪戯っぽく笑う彼女はどことなく嬉しそうな表情だった。
「僕なんか、五が八に見えるからって減点されたことあるのに」
「それは、わかんなくもないかな」僕の字を思い出したのか彼女は笑って言った。
「今年も書くの?」
「うん。そのつもり」
嬉しそうな彼女を見て「やめた方がいい」とは言えなかった。
少し言葉を詰まらせた僕に勘づいたのか、彼女は「んー?」と唸ってから思い付いたように言った。
「あっ、わかった。あれでしょ? 屋上に行ってみたいんでしょ? 登ったことある?」
「ないよ。 まあ、できるなら登ってみたい」
「じゃあ、飾るときになったら呼ぶね」
「僕はいつでもいいよ」
「本当に気持ちがいいから。ほら、この学校高台にあるでしょ? 夕陽も綺麗なの」
彼女はカバンからスマホを取り出し、写真を見せてきた。そこには、僕が見たことない苅屋市の街並みが広がっていた。ちょうど夕陽の方角には小さく僕らの町が写っている。
「ね? 綺麗でしょ?」
「そうだね」
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あの日、彼女はその瞳になにを映していたのだろう。
僕は知らない。
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