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散文集 5 みず

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1:感情に振り回され傷つける
人間が嫌いだ。ヒトが嫌いだ
けれども、感情があり、助け合える
人間が好きだ。嫌いでどうしようもないのに。
すべてが愛おしく、しかし憎い
この感情を持つことの出来る人間でよかったと思う。


2:次に生まれるときは、まず、水になりたい。

そうしてすべてをめぐり、出会ってから、もう一度人間になりたい

分かれる気がするから。次こそは。




3:言葉はいつだってそこにある。空気中にふんだんにばら撤かれている。
必要とするとき、たとえば、想いが、それがあってようやく結晶になり
ここに出現する。


4:最終的に
本当に大切なことを次に伝えられる。こころから。
そういう人になれれば、
どこにいたって同じ
どういうヒトだって同じ
そこにたどり着く


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