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file4:魔女と俯瞰を彷徨う亡霊
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PM 0:00 すすきの
――――――――それから3年が経った。
あれからラフィラは完全に解体され、そこから2年間の間に貴方な商業施設が建設された。所謂建て替えだ。
それあってか、3年ぶりにこの地に新しいデパートが出来れば、誰だって来るだろう。
「すごい人だね~。今日は木曜日のはずなんだけど」
「それほど、みんな楽しみだったみたいですね。それに、ホテルも併設されているみたいですよ」
二人は、その建物と人だかりの多さに圧巻されている。そんな2人を見ていると、私はふと上を見上げた。彼女が見ていた気がして、上を見上げる。何やら、笑顔をしていたみたいだ。
「姉さん?」
「いや、なんでもない」
ラスティアは、私の方を振り向く。どうやら、私の方を見て何かを心配している。私は何事もなかったかの用意に振り向いた。
デパートの中に入ると、開店したてなのか、内装が綺麗だった。だが、どうやら3階だけはまだ開店していないようだ。
私たちは、買い物をしたり、食事をしたりして時間を潰した。
そして、なんだかんだで時間が過ぎ、気がつく頃には時刻は5時になっていた。
「いや~。久々に遊んだね」
「はい。こんなに服買っちゃいましたよ」
「やれやれ、結構使ったよ」
私は財布を見る。札束もそうたが、クレジットカードも相当使ったようだ。さすがに、支払額が怖くて仕方ない。みんなで歩いてると、ふと寄り道をする。
「すまないが、先に帰ってくれ」
「何? またあれのところ?」
「まぁ、そんなところ」
「わかったよ。姉さん」
私は2人と別れ、とある場所へと向かった。しばらく歩き、地下のフロアへ着く。すると、とある看板が目に入り、その扉に入る。
「なんだ? 貴様が来るとは珍しいな」
「この街に住まわせてるんだ。来ない方がおかしいでしょ?」
緑髪の魔術師が、魔具をいじりながら私に話す。なぜここに来たかと言うと、彼女に渡していた魔具を取りに来たからだ。
「頼まれた魔具、初期化しといたぞ。全く、何に使うのやら」
「ありがとう。別に使わないさ。ただの趣味だよ」
「こっちとしては、いい気分ではないな。お前達魔術師のために作った魔具だろうに」
「まぁ、使えそうなものは、明日香にあげるさ。それより、こっちではどうなの?」
「相変わらず、自由にやってるさ。誰がか躾しないのが悪いだろ? おかげで、お前のご友人様に、目を付けられてるぞ。私は」
彼女の話を聞くに、『仮面の魔女』が目を付けているらしい。どうやら、明日香絡みのようだ。
「まぁ、彼女には私の方で伝えておくよ。それに、君も『特級魔術師』なんだ。リリィに動かれると厄介じゃない?」
「心配するな。あの小娘には、うまく伝えてるさ。それに、お前だってそうだろう? 『魔女』よ。あれから3年、厄介なことは多かれ、まだ残っているのだろう?」
「そうね。まだやる事は多いが、今はまだ問題ないでしょ? それに、君がいなきゃ、彼女の世話を任せられないし」
「人を保護者みたいに言うな。それと、さっさと帰ってくれ。私にはまだ魔具の処理があるんでな」
彼女は、私に帰るようにいう。私も、特に用事はないので、帰る事にした。
「それじゃまたね、リリム。また何かあったら頼むよ」
「また会おう。『魔女』よ」
リリムの無愛想な返答に、私は扉を閉める。時刻は七時となっている。そろそろ帰らないと、ラスティア達に迷惑をかけるだろう。こうして、私は煙草を吸いながら、帰路に着くのだった。
――――――――魔女と俯瞰を彷徨う亡霊 完
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『厄介なことが起きたわね』
『何が起きたんです?』
『咎人の反応よ。それもかなり強いやつ』
『現地には向かえないのですか?』
『今それを、お子様と協議中よ。まさか、ツングースカの辺りで発見されなんてね』
『でしたら、私達だけでも行きましょうよ!』
『それができたら、とっくにそうしているけど、何せかんせ、直々の待機だそうよ』
『もし仮に、彼らだとしたら?』
『相当厄介だわ。彼女をあの街から引っ張ってこないといけなくなる』
『キサラギさんは応じるでしょうか?』
『さぁ? 彼女はそう易々と動こうとしないわ。彼女が動くとジジィ共がうるさいし』
『それもそうですね。セシリアさん。議長からの通達が来ました』
『なんて?』
『 『現状、総員経過観察に徹するように』とのことです』
『そう。なら、問題ないわね。無理に動いて、死なれるよりはマシよ』
『そうですね。執行者が全滅なんて、リリィ議長に赤っ恥をかかせるものですから』
『おい! 待ってくださいよ議長! なぜ、我々に出動させないのですか!?』
『これだから、血の気の多いのは、いいわ、教えてあげる。議長が待機するように命じた咎人について、聞きたいでしょう?』
『えぇ! 是非とも!』
『いいんですか?』
『言うだけ無駄よ。では、説明しましょう。ツングースカに住む咎人、その階級とは――――――――――――――『大罪級』よ』
――――――――それから3年が経った。
あれからラフィラは完全に解体され、そこから2年間の間に貴方な商業施設が建設された。所謂建て替えだ。
それあってか、3年ぶりにこの地に新しいデパートが出来れば、誰だって来るだろう。
「すごい人だね~。今日は木曜日のはずなんだけど」
「それほど、みんな楽しみだったみたいですね。それに、ホテルも併設されているみたいですよ」
二人は、その建物と人だかりの多さに圧巻されている。そんな2人を見ていると、私はふと上を見上げた。彼女が見ていた気がして、上を見上げる。何やら、笑顔をしていたみたいだ。
「姉さん?」
「いや、なんでもない」
ラスティアは、私の方を振り向く。どうやら、私の方を見て何かを心配している。私は何事もなかったかの用意に振り向いた。
デパートの中に入ると、開店したてなのか、内装が綺麗だった。だが、どうやら3階だけはまだ開店していないようだ。
私たちは、買い物をしたり、食事をしたりして時間を潰した。
そして、なんだかんだで時間が過ぎ、気がつく頃には時刻は5時になっていた。
「いや~。久々に遊んだね」
「はい。こんなに服買っちゃいましたよ」
「やれやれ、結構使ったよ」
私は財布を見る。札束もそうたが、クレジットカードも相当使ったようだ。さすがに、支払額が怖くて仕方ない。みんなで歩いてると、ふと寄り道をする。
「すまないが、先に帰ってくれ」
「何? またあれのところ?」
「まぁ、そんなところ」
「わかったよ。姉さん」
私は2人と別れ、とある場所へと向かった。しばらく歩き、地下のフロアへ着く。すると、とある看板が目に入り、その扉に入る。
「なんだ? 貴様が来るとは珍しいな」
「この街に住まわせてるんだ。来ない方がおかしいでしょ?」
緑髪の魔術師が、魔具をいじりながら私に話す。なぜここに来たかと言うと、彼女に渡していた魔具を取りに来たからだ。
「頼まれた魔具、初期化しといたぞ。全く、何に使うのやら」
「ありがとう。別に使わないさ。ただの趣味だよ」
「こっちとしては、いい気分ではないな。お前達魔術師のために作った魔具だろうに」
「まぁ、使えそうなものは、明日香にあげるさ。それより、こっちではどうなの?」
「相変わらず、自由にやってるさ。誰がか躾しないのが悪いだろ? おかげで、お前のご友人様に、目を付けられてるぞ。私は」
彼女の話を聞くに、『仮面の魔女』が目を付けているらしい。どうやら、明日香絡みのようだ。
「まぁ、彼女には私の方で伝えておくよ。それに、君も『特級魔術師』なんだ。リリィに動かれると厄介じゃない?」
「心配するな。あの小娘には、うまく伝えてるさ。それに、お前だってそうだろう? 『魔女』よ。あれから3年、厄介なことは多かれ、まだ残っているのだろう?」
「そうね。まだやる事は多いが、今はまだ問題ないでしょ? それに、君がいなきゃ、彼女の世話を任せられないし」
「人を保護者みたいに言うな。それと、さっさと帰ってくれ。私にはまだ魔具の処理があるんでな」
彼女は、私に帰るようにいう。私も、特に用事はないので、帰る事にした。
「それじゃまたね、リリム。また何かあったら頼むよ」
「また会おう。『魔女』よ」
リリムの無愛想な返答に、私は扉を閉める。時刻は七時となっている。そろそろ帰らないと、ラスティア達に迷惑をかけるだろう。こうして、私は煙草を吸いながら、帰路に着くのだった。
――――――――魔女と俯瞰を彷徨う亡霊 完
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『厄介なことが起きたわね』
『何が起きたんです?』
『咎人の反応よ。それもかなり強いやつ』
『現地には向かえないのですか?』
『今それを、お子様と協議中よ。まさか、ツングースカの辺りで発見されなんてね』
『でしたら、私達だけでも行きましょうよ!』
『それができたら、とっくにそうしているけど、何せかんせ、直々の待機だそうよ』
『もし仮に、彼らだとしたら?』
『相当厄介だわ。彼女をあの街から引っ張ってこないといけなくなる』
『キサラギさんは応じるでしょうか?』
『さぁ? 彼女はそう易々と動こうとしないわ。彼女が動くとジジィ共がうるさいし』
『それもそうですね。セシリアさん。議長からの通達が来ました』
『なんて?』
『 『現状、総員経過観察に徹するように』とのことです』
『そう。なら、問題ないわね。無理に動いて、死なれるよりはマシよ』
『そうですね。執行者が全滅なんて、リリィ議長に赤っ恥をかかせるものですから』
『おい! 待ってくださいよ議長! なぜ、我々に出動させないのですか!?』
『これだから、血の気の多いのは、いいわ、教えてあげる。議長が待機するように命じた咎人について、聞きたいでしょう?』
『えぇ! 是非とも!』
『いいんですか?』
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