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第一部 魔法少女は、ふたつの世界を天翔る
第44話 白音、波に消ゆ その一
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ずんぐりとした巨体を半分だけ、こちらに見せつけていたミサイルがようやく持ち上がりはした。
しかしかなり強固に固定されているらしく、佳奈の力をもってしてもなかなかこちらへ引き出すことはできずにいた。
デジタル表示の残り時間が五分を切り、少女たちに少し焦りの色が見え始める。
[ちなみに今更なのでござるが]
咲沙も軍曹がそらの援護に来てくれたのを確認して、弾道ミサイルを持ち上げる方に全力を注いでいた。
[中身は核燃料なのでござろう? その、被爆とかは平気なのでござるかな?]
[弾頭自体は開発途上のものに見えるから、遮蔽が十分でない可能性は高い。普通の人は近づいちゃだめだと思う。データがなさ過ぎて漏洩線量とかが不明。魔法少女は致死線量がどのくらいか分かんないけど、即死しなければ多分回復できる。私たちの放射線耐性は宇宙線に限ってだけど、月面で実証済み]
(ゲツメン?)
どこかの実験施設の名称だろうかと咲沙は思った。
まさか本当の月面だとは、さすがのくノ一でも想像できなかった。
「佳奈っ! あなたにだけ強めにリーパーかけるわ」
今まで強化したい相手には、全員一律に効果を及ぼしていた。
部分的に強度を変えるような試みは初めてだったし、できるのかどうかも知らない。
しかし今、できなければ多分みんな死ぬ。
「佳奈だけ特別!!」
かなり無理して頑張ったのに、なんでか魔法を使った瞬間に佳奈以外から睨まれた。
(いや、全員にかける余裕なんてないし、これしかないと思うんだけど……)
「おっしゃ!! さんきゅー、白音」
佳奈の全身に、力がみなぎって行くのが分かる。
「これでやれなきゃ、アタシがいる意味ないでしょ!!」
佳奈が力の限り息むと、しかしワイヤーがミサイルに食い込んでひしゃげた。
「あわわわわ」
咲沙の語尾にござるがついていない。
佳奈はミサイル本体から手を離し、ワイヤーだけを掴んで力の限りに引き絞る。
手が千切れる前に絶対ワイヤーを引きちぎる、という気合いで引いていく。
やがてとうとうブツン、ブツン、という金属の張力から解放される感触が手に伝わってきた。
多分その反動で『もやい』を引っ張っていた重機が吹っ飛んだのだろう。
重量物が転倒する轟音がゲートの向こうから聞こえてきた。
転移の影響で奇妙に変調してくぐもった音がこちらに届く。
ワイヤーが切れた瞬間に、ミサイルがこちらへ倒れ込んでこようとするのを全員で抑える。
あとは全体をこちらに引きずり出すだけだ。
時間はそらの計算よりも少し早かった。
十分間に合うだろう。
[ふふ、さすが白音ちゃん。最善手だけど最悪手なの]
精神連携でこちらのことも把握していたそらが囁いた。
体中に茨の棘が刺さったままになっている。
茨鞭の巫女が使っていたのは、随分意地悪な拘束魔法だと思う。
解放されてもなおダメージがのこるようになっている。
その棘を抜きながら急いで戻ると、ミサイルは既に全身をこちらに引っ張り出して安置されていた。
「これ引きちぎったでござるか?!」
咲沙が驚いて『もやい』の切れ端を見つめている。
吊り橋でも吊るんじゃないかと思うような、極太により合わせたワイヤーが巨大な力によって千切られている。
佳奈がVサインを咲沙に送って寄越した。
およそ生物にできることではない。
「あと…………二分!! バリア行く?」
莉美が魔法障壁を張ろうとするが、一恵が止める。
「待って、先にわたし」
一恵が量子の『運動速度へのエネルギー転換効率』が悪くなる物理式を持った空間を形成して、ミサイルを覆った。
もっと小規模な爆発だったなら、核分裂反応そのものを阻止できる結界が作れたかも知れない。
しかし核爆弾ともなると、一恵の力では少し抑制するだけで精一杯なのだ。
この時点で、どこかへこのミサイルを転移してしまうという選択肢もあったと思う。
転移してすぐにゲートを消去すれば、こちらへの被害もないだろう。
現状取れる選択肢では月面が最適か。
しかしチーム白音が、そんなことを選択していいとは思えなかった。
核兵器の使用など、目の前で看過していいはずがなかった。
爆発が止められないなら、極限まで封じ込めて無かったのと同じレベルまで影響を抑える。
そうあるべきなのだ。
「これで少しは効率の悪い核反応になると思う。あとは莉美ちゃん、よろしくね」
「おっけー。…………なんだけどもね?」
一恵から核エネルギーの封じ込め作業を引き継いだ莉美が、しかしすぐには動かない。
白音に対してちらちらと意味ありげな視線を送っている。
長いつきあいだからいちいち言葉にしなくても分かるのだが、それは何かが欲しくておねだりしている時の顔だ。
たとえタイマーがあと三十秒を切っていてもだ。
「分かった、分かった、分かったから。魔法少女を人質にして脅迫しないでっ! 莉美にもあげるからもう!!」
実際のところ、このくらい念を入れないと、相手は核爆弾である。
結局は魔法力が爆発のエネルギーを上回らない限りは、封じ込めるなんて不可能なのだ
「だ、大丈夫でござるか?」
どんどん減っていく時間も気になるが、核反応に耐えられる魔法障壁なんて、咲沙はリーパーによる強烈な高揚感を受けている今でもちょっと想像がつかない。
「あたしを信じろやー!!」
「莉美がああ言ってることだし平気でしょ」
白音がそう言って請け合う。
チームの面々も、皆既にひと仕事やり切った顔をしている。
「耐久度は十分なの。でも少し仕掛けが必要」
そらが合図を送ると、一恵が莉美の手を握った。
「いやん?」
マインドリンクを活用して、魔力も共有する。
多分巫女たちもこれに近いことをして強度を増しているのだが、こうすればチーム白音をひとつの集合体のように考えて魔法を行使することができる。
つまり複数種類の魔法を、ひとりの人間が操っているかのように統御できるのだ。
ちなみにリンクさえ確立されていれば、手を繋ぐ必要は特に無い。
もはやどのくらいの強度があるのか想像もつかない魔力障壁を、さらに上から別の空間で覆っていく。
盗聴防止のために一恵が作成している結界と、原理的には同じものだ。
この結界を通しては音や光、熱などを含めて一切の情報が伝達しない。
これがなければ猛烈な轟音と光、灼熱で、たとえ魔法少女といえど無事でいられる保証がない。
何しろこんなに近くで核爆発を見学した者など、他に誰もいないのだ。
………………、
………………、
………………、
………………。
タイマーの残り時間からすれば、とっくに爆発しているはずである。
「爆発した?」
莉美に聞かれて白音は、「あれ、これふたつの状態が重ね合わさってるんでは?」と思った。
完全に情報が伝達してこないから、永遠にどちらなのか確認できないだろう。
「これはマクロ系。核爆弾がちゃんと作動していれば爆発してる。どちらなのかは観測を待たずに確定してるの」
「そう…………なのね?」
「今中身開いたら、きっと阿鼻叫喚」
そらは時折まじめな顔でさらっとジョークを言うから、その判断に迷う時がある。
白音も核爆発の巨大なエネルギーが、よくこの大きさの障壁の中に収まってるなと感心する。
こんな実験、今までなされたことがあるんだろうか? 何かこの中で変な反応が起こってなきゃいいけどと白音は思う。
「中身見たいよね」
刺し傷だらけの体が少し心配なのだが、気にするそぶりもなくそらが少し悪い笑顔を見せる。
ああ、これはジョークであって欲しい。
「冗談はさておくの……」
[……みんな体調は平気? 気分悪くなったら言って欲しいの。DNAの修復能力を下げないように、しばらく変身は解かない方がいいと思う。急性放射線障害になるかも]
そらがマインドリンクに切り替えて皆に伝える。
今は完全に封じ込められていて何も漏洩していないが、核燃料の段階で既に被爆している。
体調の変化には留意すべきだろう。
「これ、どうするでござるか?」
咲沙が恐る恐るといった感じで、魔力の檻に近づいてみる。
「うーん、一番いいのは宇宙に廃棄、でしょうねぇ。あなたが手伝ってくれればできる気もするけど」
一恵に名指しされた瑠奏は、自分の顔の前で激しく手を振る。
「無理無理無理無理!! こんな重い物、宇宙へなんてっ! さっきだって浮かすだけで精一杯!!」
「それはやり方次第だと思う」
そらと一恵が同時ににやりと笑う。やっぱり怖い。
しかしかなり強固に固定されているらしく、佳奈の力をもってしてもなかなかこちらへ引き出すことはできずにいた。
デジタル表示の残り時間が五分を切り、少女たちに少し焦りの色が見え始める。
[ちなみに今更なのでござるが]
咲沙も軍曹がそらの援護に来てくれたのを確認して、弾道ミサイルを持ち上げる方に全力を注いでいた。
[中身は核燃料なのでござろう? その、被爆とかは平気なのでござるかな?]
[弾頭自体は開発途上のものに見えるから、遮蔽が十分でない可能性は高い。普通の人は近づいちゃだめだと思う。データがなさ過ぎて漏洩線量とかが不明。魔法少女は致死線量がどのくらいか分かんないけど、即死しなければ多分回復できる。私たちの放射線耐性は宇宙線に限ってだけど、月面で実証済み]
(ゲツメン?)
どこかの実験施設の名称だろうかと咲沙は思った。
まさか本当の月面だとは、さすがのくノ一でも想像できなかった。
「佳奈っ! あなたにだけ強めにリーパーかけるわ」
今まで強化したい相手には、全員一律に効果を及ぼしていた。
部分的に強度を変えるような試みは初めてだったし、できるのかどうかも知らない。
しかし今、できなければ多分みんな死ぬ。
「佳奈だけ特別!!」
かなり無理して頑張ったのに、なんでか魔法を使った瞬間に佳奈以外から睨まれた。
(いや、全員にかける余裕なんてないし、これしかないと思うんだけど……)
「おっしゃ!! さんきゅー、白音」
佳奈の全身に、力がみなぎって行くのが分かる。
「これでやれなきゃ、アタシがいる意味ないでしょ!!」
佳奈が力の限り息むと、しかしワイヤーがミサイルに食い込んでひしゃげた。
「あわわわわ」
咲沙の語尾にござるがついていない。
佳奈はミサイル本体から手を離し、ワイヤーだけを掴んで力の限りに引き絞る。
手が千切れる前に絶対ワイヤーを引きちぎる、という気合いで引いていく。
やがてとうとうブツン、ブツン、という金属の張力から解放される感触が手に伝わってきた。
多分その反動で『もやい』を引っ張っていた重機が吹っ飛んだのだろう。
重量物が転倒する轟音がゲートの向こうから聞こえてきた。
転移の影響で奇妙に変調してくぐもった音がこちらに届く。
ワイヤーが切れた瞬間に、ミサイルがこちらへ倒れ込んでこようとするのを全員で抑える。
あとは全体をこちらに引きずり出すだけだ。
時間はそらの計算よりも少し早かった。
十分間に合うだろう。
[ふふ、さすが白音ちゃん。最善手だけど最悪手なの]
精神連携でこちらのことも把握していたそらが囁いた。
体中に茨の棘が刺さったままになっている。
茨鞭の巫女が使っていたのは、随分意地悪な拘束魔法だと思う。
解放されてもなおダメージがのこるようになっている。
その棘を抜きながら急いで戻ると、ミサイルは既に全身をこちらに引っ張り出して安置されていた。
「これ引きちぎったでござるか?!」
咲沙が驚いて『もやい』の切れ端を見つめている。
吊り橋でも吊るんじゃないかと思うような、極太により合わせたワイヤーが巨大な力によって千切られている。
佳奈がVサインを咲沙に送って寄越した。
およそ生物にできることではない。
「あと…………二分!! バリア行く?」
莉美が魔法障壁を張ろうとするが、一恵が止める。
「待って、先にわたし」
一恵が量子の『運動速度へのエネルギー転換効率』が悪くなる物理式を持った空間を形成して、ミサイルを覆った。
もっと小規模な爆発だったなら、核分裂反応そのものを阻止できる結界が作れたかも知れない。
しかし核爆弾ともなると、一恵の力では少し抑制するだけで精一杯なのだ。
この時点で、どこかへこのミサイルを転移してしまうという選択肢もあったと思う。
転移してすぐにゲートを消去すれば、こちらへの被害もないだろう。
現状取れる選択肢では月面が最適か。
しかしチーム白音が、そんなことを選択していいとは思えなかった。
核兵器の使用など、目の前で看過していいはずがなかった。
爆発が止められないなら、極限まで封じ込めて無かったのと同じレベルまで影響を抑える。
そうあるべきなのだ。
「これで少しは効率の悪い核反応になると思う。あとは莉美ちゃん、よろしくね」
「おっけー。…………なんだけどもね?」
一恵から核エネルギーの封じ込め作業を引き継いだ莉美が、しかしすぐには動かない。
白音に対してちらちらと意味ありげな視線を送っている。
長いつきあいだからいちいち言葉にしなくても分かるのだが、それは何かが欲しくておねだりしている時の顔だ。
たとえタイマーがあと三十秒を切っていてもだ。
「分かった、分かった、分かったから。魔法少女を人質にして脅迫しないでっ! 莉美にもあげるからもう!!」
実際のところ、このくらい念を入れないと、相手は核爆弾である。
結局は魔法力が爆発のエネルギーを上回らない限りは、封じ込めるなんて不可能なのだ
「だ、大丈夫でござるか?」
どんどん減っていく時間も気になるが、核反応に耐えられる魔法障壁なんて、咲沙はリーパーによる強烈な高揚感を受けている今でもちょっと想像がつかない。
「あたしを信じろやー!!」
「莉美がああ言ってることだし平気でしょ」
白音がそう言って請け合う。
チームの面々も、皆既にひと仕事やり切った顔をしている。
「耐久度は十分なの。でも少し仕掛けが必要」
そらが合図を送ると、一恵が莉美の手を握った。
「いやん?」
マインドリンクを活用して、魔力も共有する。
多分巫女たちもこれに近いことをして強度を増しているのだが、こうすればチーム白音をひとつの集合体のように考えて魔法を行使することができる。
つまり複数種類の魔法を、ひとりの人間が操っているかのように統御できるのだ。
ちなみにリンクさえ確立されていれば、手を繋ぐ必要は特に無い。
もはやどのくらいの強度があるのか想像もつかない魔力障壁を、さらに上から別の空間で覆っていく。
盗聴防止のために一恵が作成している結界と、原理的には同じものだ。
この結界を通しては音や光、熱などを含めて一切の情報が伝達しない。
これがなければ猛烈な轟音と光、灼熱で、たとえ魔法少女といえど無事でいられる保証がない。
何しろこんなに近くで核爆発を見学した者など、他に誰もいないのだ。
………………、
………………、
………………、
………………。
タイマーの残り時間からすれば、とっくに爆発しているはずである。
「爆発した?」
莉美に聞かれて白音は、「あれ、これふたつの状態が重ね合わさってるんでは?」と思った。
完全に情報が伝達してこないから、永遠にどちらなのか確認できないだろう。
「これはマクロ系。核爆弾がちゃんと作動していれば爆発してる。どちらなのかは観測を待たずに確定してるの」
「そう…………なのね?」
「今中身開いたら、きっと阿鼻叫喚」
そらは時折まじめな顔でさらっとジョークを言うから、その判断に迷う時がある。
白音も核爆発の巨大なエネルギーが、よくこの大きさの障壁の中に収まってるなと感心する。
こんな実験、今までなされたことがあるんだろうか? 何かこの中で変な反応が起こってなきゃいいけどと白音は思う。
「中身見たいよね」
刺し傷だらけの体が少し心配なのだが、気にするそぶりもなくそらが少し悪い笑顔を見せる。
ああ、これはジョークであって欲しい。
「冗談はさておくの……」
[……みんな体調は平気? 気分悪くなったら言って欲しいの。DNAの修復能力を下げないように、しばらく変身は解かない方がいいと思う。急性放射線障害になるかも]
そらがマインドリンクに切り替えて皆に伝える。
今は完全に封じ込められていて何も漏洩していないが、核燃料の段階で既に被爆している。
体調の変化には留意すべきだろう。
「これ、どうするでござるか?」
咲沙が恐る恐るといった感じで、魔力の檻に近づいてみる。
「うーん、一番いいのは宇宙に廃棄、でしょうねぇ。あなたが手伝ってくれればできる気もするけど」
一恵に名指しされた瑠奏は、自分の顔の前で激しく手を振る。
「無理無理無理無理!! こんな重い物、宇宙へなんてっ! さっきだって浮かすだけで精一杯!!」
「それはやり方次第だと思う」
そらと一恵が同時ににやりと笑う。やっぱり怖い。
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