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2章魔術師学院(閑話)
9話岩をくだけ
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「まず、始めに100メートルを走り、あの岩を破壊してもらおうか」
訓練所の真ん中に奇妙な形が岩があった。
【再生岩】
壊しても、壊しても、再生する不思議な岩。
生徒の間で不平不満が起きる。
イルガだけが、パチパチと拍手し、その場を沈める。
幾人かの生徒がイルガに意義を唱える。
当然の反応だろう。
今日は入学式だけのはずだった。
「聞いてないです!!」
「そうだ!」
イルガは大声で説教をする。
先程までとは違い、怖い表情をした。
「魔術師ともあろうものが、ぐだぐだ言ってんじゃねーよ!! てめえら魔術師なめんなよ?」
恐怖のあまり静まり返る生徒達。
「さあ、位置につけ。お前らの魔力、敏捷力どんなものか見てやる。良しなら合格だ」
「駄目なら、どうなるんですか?」
「聞かなくても分かるだろ?」
問題は魔力の球体を構築すること。
高い魔力の球体を構築するにはそれなりの技術が必要だ。
エルグランド王国トップに位置する魔術師学院の在校生徒ならまだしも、新入生では難しい。
「俺に魔力の調整、瞬発力を見せつけてくれ。さあ、位置につけ」
「今テストする意味はあるんですか?」
「魔術師はいかなる時いかなる場所でも常に魔術を使用できる状態にしなければならない。分かったか?」
「……」
「魔力による暴走なら心配するな。オレが全力で止めてやるよ」
「あの……僕は魔甲鍛冶師目指しているもの者で、やらなければなりませんか?」
「もちろん強制はしない。だが受けない場合は不合格」
「そんな……」
「このAクラスの担任は俺だ。自ずとオレがルールだ」
「くっーーー」
そして、魔術小テストが始まった。
何人かの生徒は魔力を足に纏わせた身体強化走りをし、魔力を放出し、岩に亀裂を生じさせる。
やはり、Aクラス、文句を言いながらも、それなりの実力を見せてくる。
だが、
「おいおい、何だそのおこちゃまみたい魔力は……俺は岩を破壊しろと言ったはずだ? 話を聞け」
生徒達は悔しさを露わす。
あの岩を破壊するには、膨大な魔力を一点に集中させる魔力操作力が必要だ。
すると、クロテアという生徒の番がやってきた。
フレスに次いで、美少女なためか男子のファンの声援が凄い。
「落ちこぼれのゼルフォード君? 私の魔術を見て、勉強することね」
さて、この少女はどの程度やれるのか。
入学試験では3位だったな。
そして、クロテアは右手を出し、意識をその手に集中させる。
100メートルを走り、体内にあるいくつかの粒子が交わり、粒子集合体が構築され、すぐに体内にある回路を流れ、手に行き渡り、粒子集合体つまり魔力が勢い良く放出され、なんとか抑え、岩に放ち、不規則に動いていた魔力がだんだんと規則正しく動くようになる。
円を描くように。小さな魔力の球体が出来上がる。
波のように回転する音。
綺麗な無属性の魔の力が一部の岩を破壊した。
「おぉぉぉぉ!」
「やっぱり、すげぇクロテア様」
この高度な能力ならば間違いなく合格だろう。
「まあまあだ。合格。じゃ次」
そして、生徒は次々とこなしていく。
訓練所の真ん中に奇妙な形が岩があった。
【再生岩】
壊しても、壊しても、再生する不思議な岩。
生徒の間で不平不満が起きる。
イルガだけが、パチパチと拍手し、その場を沈める。
幾人かの生徒がイルガに意義を唱える。
当然の反応だろう。
今日は入学式だけのはずだった。
「聞いてないです!!」
「そうだ!」
イルガは大声で説教をする。
先程までとは違い、怖い表情をした。
「魔術師ともあろうものが、ぐだぐだ言ってんじゃねーよ!! てめえら魔術師なめんなよ?」
恐怖のあまり静まり返る生徒達。
「さあ、位置につけ。お前らの魔力、敏捷力どんなものか見てやる。良しなら合格だ」
「駄目なら、どうなるんですか?」
「聞かなくても分かるだろ?」
問題は魔力の球体を構築すること。
高い魔力の球体を構築するにはそれなりの技術が必要だ。
エルグランド王国トップに位置する魔術師学院の在校生徒ならまだしも、新入生では難しい。
「俺に魔力の調整、瞬発力を見せつけてくれ。さあ、位置につけ」
「今テストする意味はあるんですか?」
「魔術師はいかなる時いかなる場所でも常に魔術を使用できる状態にしなければならない。分かったか?」
「……」
「魔力による暴走なら心配するな。オレが全力で止めてやるよ」
「あの……僕は魔甲鍛冶師目指しているもの者で、やらなければなりませんか?」
「もちろん強制はしない。だが受けない場合は不合格」
「そんな……」
「このAクラスの担任は俺だ。自ずとオレがルールだ」
「くっーーー」
そして、魔術小テストが始まった。
何人かの生徒は魔力を足に纏わせた身体強化走りをし、魔力を放出し、岩に亀裂を生じさせる。
やはり、Aクラス、文句を言いながらも、それなりの実力を見せてくる。
だが、
「おいおい、何だそのおこちゃまみたい魔力は……俺は岩を破壊しろと言ったはずだ? 話を聞け」
生徒達は悔しさを露わす。
あの岩を破壊するには、膨大な魔力を一点に集中させる魔力操作力が必要だ。
すると、クロテアという生徒の番がやってきた。
フレスに次いで、美少女なためか男子のファンの声援が凄い。
「落ちこぼれのゼルフォード君? 私の魔術を見て、勉強することね」
さて、この少女はどの程度やれるのか。
入学試験では3位だったな。
そして、クロテアは右手を出し、意識をその手に集中させる。
100メートルを走り、体内にあるいくつかの粒子が交わり、粒子集合体が構築され、すぐに体内にある回路を流れ、手に行き渡り、粒子集合体つまり魔力が勢い良く放出され、なんとか抑え、岩に放ち、不規則に動いていた魔力がだんだんと規則正しく動くようになる。
円を描くように。小さな魔力の球体が出来上がる。
波のように回転する音。
綺麗な無属性の魔の力が一部の岩を破壊した。
「おぉぉぉぉ!」
「やっぱり、すげぇクロテア様」
この高度な能力ならば間違いなく合格だろう。
「まあまあだ。合格。じゃ次」
そして、生徒は次々とこなしていく。
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