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2章魔術師学院(閑話)
36話ダンジョン体験学習
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ダンジョン体験学習の日。
船に乗ってある島へ向かっていた。
サファイア色の海一面を眺めながら、海水の匂いが暖かな風と共にやってくる。
生徒らは船着き場に降ろされ、先生による詳しい体験学習の説明を訊いていた。
この広大な島にて三日間サバイバル生活を行うとの事。
広大な島はブリタニア島。
この島には異世界神《イセカイジン》が潜んでいるそうだ。
異世界神とはこの世界で恐れられている大きな魔物。
魔物と似たようなものだが、あまりにも巨大なサイズで、特殊な魔術を有し、異世界の神と呼ばれた。
合宿の課題については、このダンジョンに柳の杖とデュラハンの盾と宝剣の三つのアイテムを隠したそうだ。
その三つのアイテムを提出すればクリア。
もちろん相手からアイテムを奪って良いし、魔術を使うことも可能。
ただ、故意に怪我をさせるのは禁止だ。
クラスは関係なく、生徒の中からそれぞれ仲間を選び、パーティー(10人程度)を組んで臨んでも良いし、ソロでもどちらで参加しても良い。
アイテムを一つでも見つけないと、退学になる。
生死に関わる合宿なので参加を辞退する事もできるが、その場合も退学となる。
「ゼルフォード君!」
慌ただしく声を掛けてきたのは、フレスだった。
汗の余り髪を耳に掛け、激しい吐息を漏らす少女。
「どうした?」
「私もパーティーに入れて!」
「もちろん」
「ありがとう」
すると、フレスの後方にやってくるのは、クロテラ、ガロロ。
「私も入ろうかしら」
すると、ガロロは俺に近寄り、肩を両手で掴み、笑顔を見せる。
「ゼル! また、一緒に頑張ろうな?」
「……」
断る権利は無いようだ。
そして、俺達はホームでパーティ登録し、いつでも形態変化できるように魔甲を装備し、広大な森の中へ入って行った。
進んでも進んでも緑の草木が進行を妨げる。
突然鳥や虫の奇怪な声がする。
その声にビクッとする一同。
魔力察知スキルを使い、周囲に魔獣がいるか確認する。
結構いるが……。
異世界神クラスはいない。
ガロロは草木を振り払うのに苛立ちを覚えているのか、猛犬のような顔で舌打ちを撒き散らしていた。
「っ……ああ……っっ……くそっ……っっ」
「あまりイライラするな」
「しょうがねぇだろうが」
「警戒だけは怠るな。ダンジョンは命懸けだぞ」
「分かってる!」
そして、歩いて一時間が経過した。
「指定アイテムとやらは見つからないわね」
「そうだな。ところで、この中で鉱物探知やドロッパースキルを持ってる奴はいるのか?」
「私は無いわ」
「ないのか」
「前線の人が多いのよ」
ダンジョンにおいて探索系スキルを持っておきたい、なかったとしてもそれの類のアイテムは欲しいな。
【魔力察知】MAX
ランク B
効能 魔力を探知できる。
「それにしても、魔物は見つかるのは見つかるが逃げていくな」
「本当ね……気になるわ」
そして、魔物の気配は察知できて、異世界神の気配が察知できないのはやはり、おかしい。
まさか……異世界神は魔力隠蔽を行っているのか……。
その時、ザザザザと林がざわめき立つ。
周囲を怪訝な様子で見渡す一同。
皆の視線は同じ場所に留まり、巨大な手でいくつかの木が踏み潰される。
ギギギギギと木が潰される音が大きくなり、黒手から伸びる鋭い爪は乱暴に森林を荒らしていく。
無造作に。乱雑に。倒木が辺りに横たわる。
怪物は姿を現し、周りにある大木は一瞬で圧縮されたかのように粉々になる。かなりの重量が伺える。
黒狼。巨大な赤瞳。大きな体躯。四足歩行で犬のように歩く。
【異世界神《イセカイジン》】
人類の天敵。災厄。大きな魔物。誰が生み出したのか、どこから発生したのかは未だに分からない。
【孤独狼《ガイルウルフ》】
ランクD
種族 狼神下位種(ウルフガミ)
レベル100。
体長4メートル。
HP 300/300 MP250/ 300
スキル 攻撃力強化5 威嚇6
一歩一歩と進む度に木が粉砕される音と地響きが鳴り響く。
皆、目を開けたまま、手脚が震え動くことができない、完全に身体が停止する。
恐ろしい顔と発生される魔力が襲ってくる。
前にいたガロロが地面に腰を抜かし、ガタガタと歯を震わせ、今までにない恐怖の表情。
無理もない。
異世界神……。
やはり、大きいな……。
案の定、フレスは両手を覆い隠し、固まっている。
クロテアは目を細め、語気が強くし、俺に問い掛ける。
「どうするの?」
「……」
だが、ガイルウルフは獲物を見つけたとばかりに、赤い双眸を光らせ、ダッダッダッとこちらへ駆けて来る。
「ガルルルルルルル!!!!」
奇怪な鳴き声を発していく。
恐ろしい黒い顔と赤眼が凄まじいスピードで突進してくる。
「逃げろ!!」
皆は石化が解かれたのように、一目散に逃げ出す。
俺はその場から動かずに、ガイルウルフと対する。
「ゼルフォード君も早く逃げなさいよ!!」
「ここで止めなければ、お前らがやられる。ガイルウルフの特性は隠蔽、執着、復讐、どれも恐ろしい。獲物への絶対的な執着心を侮るな」
「でも」
「行け!」
頷き、後ろ髪に引かれるような思いでクロテアは逃げ出していく。
そして、俺とガイルウルフだけになった。
俺は黒銀翼を広げ、大空に羽ばたく。
【身体超強化】【装備超強化】【全属性魔力超強化】【超加速】【超回避】【弾丸超強化】【発射速度超強化】
トーマス=ゼルフォード
戦闘レベル150 HP2000/400↑MP1000/300↑
ガイルウルフは目の前にいる俺に臆すること無く、荒い息を鳴らしながら口を大きく開き、噛みつこうとする。
涎が垂れる鋭い歯、血色の肉片が視界を覆う。
俺は即時に左手を直剣装備にした。
衝突。
分厚い刀身と鋭利な牙が激突。
「ギギギギギギギ!!!!」
獰猛なガイルウルフはギラギラとした赤双眸は怒りを煮え立つ。
気味悪く眼球を上下右左動かしながら。
臆すことなく、頑なに一歩たりとも下がろうとはしない。
獲物は絶対に逃さないと言っているかのように。
船に乗ってある島へ向かっていた。
サファイア色の海一面を眺めながら、海水の匂いが暖かな風と共にやってくる。
生徒らは船着き場に降ろされ、先生による詳しい体験学習の説明を訊いていた。
この広大な島にて三日間サバイバル生活を行うとの事。
広大な島はブリタニア島。
この島には異世界神《イセカイジン》が潜んでいるそうだ。
異世界神とはこの世界で恐れられている大きな魔物。
魔物と似たようなものだが、あまりにも巨大なサイズで、特殊な魔術を有し、異世界の神と呼ばれた。
合宿の課題については、このダンジョンに柳の杖とデュラハンの盾と宝剣の三つのアイテムを隠したそうだ。
その三つのアイテムを提出すればクリア。
もちろん相手からアイテムを奪って良いし、魔術を使うことも可能。
ただ、故意に怪我をさせるのは禁止だ。
クラスは関係なく、生徒の中からそれぞれ仲間を選び、パーティー(10人程度)を組んで臨んでも良いし、ソロでもどちらで参加しても良い。
アイテムを一つでも見つけないと、退学になる。
生死に関わる合宿なので参加を辞退する事もできるが、その場合も退学となる。
「ゼルフォード君!」
慌ただしく声を掛けてきたのは、フレスだった。
汗の余り髪を耳に掛け、激しい吐息を漏らす少女。
「どうした?」
「私もパーティーに入れて!」
「もちろん」
「ありがとう」
すると、フレスの後方にやってくるのは、クロテラ、ガロロ。
「私も入ろうかしら」
すると、ガロロは俺に近寄り、肩を両手で掴み、笑顔を見せる。
「ゼル! また、一緒に頑張ろうな?」
「……」
断る権利は無いようだ。
そして、俺達はホームでパーティ登録し、いつでも形態変化できるように魔甲を装備し、広大な森の中へ入って行った。
進んでも進んでも緑の草木が進行を妨げる。
突然鳥や虫の奇怪な声がする。
その声にビクッとする一同。
魔力察知スキルを使い、周囲に魔獣がいるか確認する。
結構いるが……。
異世界神クラスはいない。
ガロロは草木を振り払うのに苛立ちを覚えているのか、猛犬のような顔で舌打ちを撒き散らしていた。
「っ……ああ……っっ……くそっ……っっ」
「あまりイライラするな」
「しょうがねぇだろうが」
「警戒だけは怠るな。ダンジョンは命懸けだぞ」
「分かってる!」
そして、歩いて一時間が経過した。
「指定アイテムとやらは見つからないわね」
「そうだな。ところで、この中で鉱物探知やドロッパースキルを持ってる奴はいるのか?」
「私は無いわ」
「ないのか」
「前線の人が多いのよ」
ダンジョンにおいて探索系スキルを持っておきたい、なかったとしてもそれの類のアイテムは欲しいな。
【魔力察知】MAX
ランク B
効能 魔力を探知できる。
「それにしても、魔物は見つかるのは見つかるが逃げていくな」
「本当ね……気になるわ」
そして、魔物の気配は察知できて、異世界神の気配が察知できないのはやはり、おかしい。
まさか……異世界神は魔力隠蔽を行っているのか……。
その時、ザザザザと林がざわめき立つ。
周囲を怪訝な様子で見渡す一同。
皆の視線は同じ場所に留まり、巨大な手でいくつかの木が踏み潰される。
ギギギギギと木が潰される音が大きくなり、黒手から伸びる鋭い爪は乱暴に森林を荒らしていく。
無造作に。乱雑に。倒木が辺りに横たわる。
怪物は姿を現し、周りにある大木は一瞬で圧縮されたかのように粉々になる。かなりの重量が伺える。
黒狼。巨大な赤瞳。大きな体躯。四足歩行で犬のように歩く。
【異世界神《イセカイジン》】
人類の天敵。災厄。大きな魔物。誰が生み出したのか、どこから発生したのかは未だに分からない。
【孤独狼《ガイルウルフ》】
ランクD
種族 狼神下位種(ウルフガミ)
レベル100。
体長4メートル。
HP 300/300 MP250/ 300
スキル 攻撃力強化5 威嚇6
一歩一歩と進む度に木が粉砕される音と地響きが鳴り響く。
皆、目を開けたまま、手脚が震え動くことができない、完全に身体が停止する。
恐ろしい顔と発生される魔力が襲ってくる。
前にいたガロロが地面に腰を抜かし、ガタガタと歯を震わせ、今までにない恐怖の表情。
無理もない。
異世界神……。
やはり、大きいな……。
案の定、フレスは両手を覆い隠し、固まっている。
クロテアは目を細め、語気が強くし、俺に問い掛ける。
「どうするの?」
「……」
だが、ガイルウルフは獲物を見つけたとばかりに、赤い双眸を光らせ、ダッダッダッとこちらへ駆けて来る。
「ガルルルルルルル!!!!」
奇怪な鳴き声を発していく。
恐ろしい黒い顔と赤眼が凄まじいスピードで突進してくる。
「逃げろ!!」
皆は石化が解かれたのように、一目散に逃げ出す。
俺はその場から動かずに、ガイルウルフと対する。
「ゼルフォード君も早く逃げなさいよ!!」
「ここで止めなければ、お前らがやられる。ガイルウルフの特性は隠蔽、執着、復讐、どれも恐ろしい。獲物への絶対的な執着心を侮るな」
「でも」
「行け!」
頷き、後ろ髪に引かれるような思いでクロテアは逃げ出していく。
そして、俺とガイルウルフだけになった。
俺は黒銀翼を広げ、大空に羽ばたく。
【身体超強化】【装備超強化】【全属性魔力超強化】【超加速】【超回避】【弾丸超強化】【発射速度超強化】
トーマス=ゼルフォード
戦闘レベル150 HP2000/400↑MP1000/300↑
ガイルウルフは目の前にいる俺に臆すること無く、荒い息を鳴らしながら口を大きく開き、噛みつこうとする。
涎が垂れる鋭い歯、血色の肉片が視界を覆う。
俺は即時に左手を直剣装備にした。
衝突。
分厚い刀身と鋭利な牙が激突。
「ギギギギギギギ!!!!」
獰猛なガイルウルフはギラギラとした赤双眸は怒りを煮え立つ。
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臆すことなく、頑なに一歩たりとも下がろうとはしない。
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