私のパーティーメンバーは全員魔法使いです?!

みー

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俺は何者だ?

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りょう視点
「魔法使い?!」俺は,ふざけていると思い,自分の服装を見てみた。
信じたくなかったが,自分の服装はどう見ても魔法の服装だった。オマケに、いかにも魔使いが持ってそうな,帽子と杖まであった。
そらは,「魔法使いの服装だけだろ」とあんがい冷静だった。
「もしかしたら使えるかも」と俺は,思ったが,そらに言うのはやめた。もちろん理由がある。そらは,心霊や不可思議なことは一切信じない人だからだ。俺は,以前までだったら,魔法なんてふざけていると思ったかもしれないが,みーが不可思議な死に方をしたと誰もが思っていることだ。だから,みーの存在を消したくない…その思いから,心霊や不可思議なことを信じた。いや,信じないと俺の精神がおかしくなる…みーには、転生してほしいと俺は心から願った。そして,自分も…ここにみーはいる。必ず絶対に!

俺は,立ち上がった。「なぁ,そら。ここにみーや萌ちゃんがいたらどうする?」俺は,これをそらに聞きたかった。
「いない…そもそもそんな不可思議信じないそれはお前が一番知っているだろ?」と言ったあと「お前には悪いがみーちゃんの遺体がなかったのは、犯人が証拠隠滅のために埋めたとかだろ。」と悲しそうな表情で言葉をこぼした。
俺は,「なら,もしここで俺が魔法を使えたら不可思議を信じてくれるか?」と聞いた。俺は,妙に自信があった。心から自分が魔法を使えるかもという自信が。
「分かった…」とそらはつぶやく。「ただし、魔法が使えなかったら、ちゃんと帰れる方法を探すぞ。」と言った。
俺は,うなづき,昔,みーと考えた魔法を唱えた。

「Inferno」と唱えると,地面が赤くなりそして,地面が割れ,割れたところから炎がでてきた。
そらは,目を見開き、「お前何者になってんだよ…」と,驚いた表情で聞いてきた。
だから,「炎を操る魔法使いりょう」と,杖を上にあげ,そらにそして,死んでしまったみーに高らかに宣言した。

これが俺の魔法の第1歩だ。

そらは,「よくそんな堂々と恥ずかしいこと言えたな。」と苦笑いをうかべていた。

俺は,そらの表情を見て,自分も恥ずかしくなった。

だが、なぜだか悪い気はしなかった。
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