ステータス・バー

まっつん

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第5話

勝負です!!

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俺たちは、勇者パーティに呼び出されA級ダンジョンに来ていた。
勇者パーティの主張は、お互いにダンジョンに入りクエストクリアまでの時間を競い、勝った方がサラを仲間にできるというもの。

この勝負は圧倒的にこちらが不利だ。
なぜなら人数不利だからで、あっちは5人パーティーこっちは3人。しかも、先攻はこっちで後攻があっち。
後攻の方が敵が少なくなる分有利だ。

「では、初めとする。」

「スタート!」

「俺が敵を体当たりで吹き飛ばす。サラは俺の回復を頼む。アンナは、サラの周りを守ってやってくれ!」

「うりゃー!」

ダメージをくらっていないようなスピードでHPが回復していく。

(天才だな。)

「…な!?」

道が崩れ俺たちは崖の下へ落ちてしまう。【不運発動】

「「「うわあああ!!」」」

「早く上に戻らないと行けませんね。」

「ん、いや多分そこがゴールだぞ。」

「「え?」」

「ゴール条件はパーティーメンバー全員で最終ゴール地点にいることだ。そこの穴の奥だったと思う。こんな攻略法があったとは。」

「攻略法?」

「あぁ、こっちの話だ。それより早くゴールしちまおうぜ。」

「「はーい」」

『FANTASTICK
   A級ダンジョン魔力の廃坑
   CLEAR!! Time5:03』

「終わったぞ。」

「何を言っている。まだ貴様らが入って5分程しかたっておらんぞ。」

「じゃあこれ見ろ。」

クリア画面の見せる。

「く…」

「まぁ負けでいいじゃないか。」

「勇者様!!」

「君たちの勝ちだ。サラ強くなったんだね。」

なんとも爽やかな美青年だ。これが勇者か。

「…帰ろうツカサ。」

「…あぁ。」





「…ねぇツカサ、アンナ。長くなっちゃうんだけど聞いてほしいことがある。私の過去のこと。」

「まず、私は国王の双子の娘です。」

「「!?」」

そんな設定は無かったはず。最初から国王には娘が1人。
それが《ステータス・バー》。
この世界で度々感じる違和感。
これはちょっと世界が似ていて違うと言うだけで感じるものなのだろうか。

サラ…。
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