THE BLACK MAGIC ~漆黒の黒魔導師~

イルカサイズ

文字の大きさ
2 / 27
一章

一話 転移と黒魔導師

しおりを挟む
俺の名前は影月朝夜。個人的には黒髪で身長170台のイケメンなんだが、まぁ名前が朝と夜というかなりの矛盾により小・中とバカにされ続け約9年。
俺は誰もいけないような超超超有名な高等学校に入学することになっていた。
誰も行かないわけなんだから、小・中と虐められていた過去を捨て「THE高校デビュー。新しい人生の幕開けだぜ!」といった感じで高校デビューしたかったが、今こんな状況に置かれている。
起こった事を簡単に説明しておこう。
俺は入学式の為、学校に行った。そこで早く来すぎたことに気づく。だが、外で待っているとなんか変なので、一応校門に入る。その瞬間下が赤く光る。そして、イマココ(笑)
まぁ、笑えないんだけどね。

「てか、マジかよ!入学式どうすんの!?そしてね俺の高校デビューが!!」

でも、こんなかとになってしまったならしょうがない。今どうなっているのか整理しよう。

「周りには森があって…ここだけ草原ってことはぽっかりここだけ穴のようになってるってことか。あ、でも小さい川があるから水には困らなさそうだな。それにしても黄緑一色で綺麗な場所だな。」

俺は「ふー。」とため息をつき草原に座った。
その時。

「う、う、うー、う。」

「ん?」

誰かの呻き声が聞こえた。その呻き声の主がいると思われる場所に行くと…血だらけでローブを着たおっさんが倒れていた。

「おっさん!大丈夫!?」

「お、お、ちょ、ちょっと助けて…ー」

転生初日から血だらけの人見るとか付いてねーわ俺…

「ふー少年!助かったよ。」

「マジで大丈夫なんですか?」

「ああ、大丈夫だ!とは言っても正直あまり長くない命なんだがな。」

「え?」

「まぁ、そんなことはどうでもいい。自己紹介をしておこう!私の名前はロペス・リオ。三十九歳のおっさんだ!」

ロペスさんは子供のようにニコリと笑う。

「僕の…名前は…カゲツキアサヤです。」

やっぱりチキンな俺は自己紹介をする時にどうしても声が小さくなり「僕」と言ってしまう。

「ほう?アサヤというのか?この辺ではあまり聞かぬ名だな」

「はい、実はですね…」

そして俺はさっき起こった事をロペスさんに話した。ロペスさんは最初驚いてはいたがどんどん真剣な顔つきになっていった。
話が終わる頃には、何か考え込んでいるように下をうつむいていた。

「ほう?それで?君は違う世界から転移してきたのか。しかし…違う世界からの移動転移魔法はSランク以上の魔法使い50人以上は必要なはずだが…。ん?そうだ!いい事を思いついたぞ!」

「はい?」

「君!私の後継になってくれ!」

「は、はい?」

その時、森でかなりでかい物が動いた音がした。

「チッ、もう来おったか!うっ…」

「どうしたんですか?ロペスさん!」

「じ、持病が…。アサヤよ。これをやる!」

そう言うと、黒い表紙の魔道書のような物を渡された。

「こ、これは一体?」

「私の使っていた魔道書だ。これにはお前を生かすための「力」が書いてある。これを使いこの世界で生き抜くんだ!」

「は、はぁ」

「あ、あとこれは誰にも渡してはいけない。私の考えが正しければこれはお前を正しい道へと進めてくれる。そして、私の二つ名持ちダブルネームドの名がわかったら次からはその名を名乗るんだ。ゔ…もう時間だ。あとは頼んだぞ…朝夜。」

「ロペスさん!」

こう言い残すとロペスさんはチリのようなものになっていった。転移初日の俺だが、これは〈あの世〉に旅立ったんだということがよくわかった。
だが、悲しむのは束の間さっきの足音がどんどん近づいてくる。
そして、その足音の主を見る時が来てしまった。

「うぉぉぉ!」

「!?」

「ん?ガキが一人だけだと?まぁ良い。俺の名は魔王軍〈四天王〉の一角、獄炎のジーシュ様だ!この近くにロペスという男がいなかったかな?ガキよ。」

「…」

えー!!
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

神託が下りまして、今日から神の愛し子です! 最強チート承りました。では、我慢はいたしません!

しののめ あき
ファンタジー
旧題:最強チート承りました。では、我慢はいたしません! 神託が下りまして、今日から神の愛し子です!〜最強チート承りました!では、我慢はいたしません!〜 と、いうタイトルで12月8日にアルファポリス様より書籍発売されます! 3万字程の加筆と修正をさせて頂いております。 ぜひ、読んで頂ければ嬉しいです! ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 非常に申し訳ない… と、言ったのは、立派な白髭の仙人みたいな人だろうか? 色々手違いがあって… と、目を逸らしたのは、そちらのピンク色の髪の女の人だっけ? 代わりにといってはなんだけど… と、眉を下げながら申し訳なさそうな顔をしたのは、手前の黒髪イケメン? 私の周りをぐるっと8人に囲まれて、謝罪を受けている事は分かった。 なんの謝罪だっけ? そして、最後に言われた言葉 どうか、幸せになって(くれ) んん? 弩級最強チート公爵令嬢が爆誕致します。 ※同タイトルの掲載不可との事で、1.2.番外編をまとめる作業をします 完了後、更新開始致しますのでよろしくお願いします

『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』

放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。 「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」 身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。 冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。 「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」 得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。 これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。

50代無職、エルフに転生で異世界ざわつく

かわさきはっく
ファンタジー
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の俺。 ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!? 俺が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。 第二の人生をやり直そうと思ったのも束の間、俺の周囲は大騒ぎだ。 「導き手の復活か!?」「賢者を語る偽物か!?」 信仰派と保守派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。 賢者の力を示すため、次々と課される困難な試練。 様々な事件に巻き込まれながらも、俺は異世界で無双する! 異世界ざわつき転生譚、ここに開幕! ※話数は多いですが、一話ごとのボリュームは少なめです。 ※「小説家になろう」「カクヨム」「Caita」にも掲載しています。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

没落領地の転生令嬢ですが、領地を立て直していたら序列一位の騎士に婿入りされました

藤原遊
ファンタジー
魔力不足、財政難、人手不足。 逃げ場のない没落領地を託された転生令嬢は、 “立て直す”以外の選択肢を持たなかった。 領地経営、改革、そして予想外の縁。 没落から始まる再建の先で、彼女が選ぶ未来とは──。 ※完結まで予約投稿しました。安心してお読みください。

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

無能妃候補は辞退したい

水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。 しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。 帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。 誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。 果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか? 誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。

処理中です...