69 / 129
なぜ俺だけがおかしいと感じる?
しおりを挟む
「ねー、なんでもいいから早くしろよ。俺説明書読んどくからな」
そう言ってラルファは細い巻物を広げ始めた。
そんな物どこから・・・とベルゼビュートを見ると、その柄はパカッと開いていた。
えっ?そんなとこに説明書入ってんの?ちょっと待って、今レサイアが言ったことが吹っ飛んだ。
なんでそんな安っぽい仕様になってんの?作ったやつ何考えてんの?え?え?
俺の目は点になってベルゼビュートの開いた柄に釘付けになった。
「そうか。そこまで言うなら自分は何も言わん」
「ちょっと・・・」
「ええ、では飲みますよ。これって一口くらいでいいのでしょうか」
「あれ・・・・・・」
「さあな。まあ一口飲んで効果がなかったら、また飲めばいいだろうう」
「おい」
「それもそうですね」
あんれー?あの柄パカッが見えてるのって俺だけなのかなー?そんなナチュラルに会話を続けないで欲しいんですけど。
あれって俺だけ見えてるわけじゃないよな?違うよねぇ。さっき君たち見てギョッとしてたもんねぇ。どうやったらそんなスルーができるのか教えて欲しいんですけど。
「ゴクリ」
飲んだな。
だが俺はまだ魔剣の柄に目が行ってしまうよ。
「どうだ?」
「特には・・・そもそも私の呪いは巫女の力を使うと発動する呪いですから」
「そう言えばそうだったな。確か呪いを解いたりするんだったか」
「私自身の呪いは解けませんけどね」
・・・・・・もういい。俺ももう黙ってるからな。ラルファはラルファで何当たり前のように説明書読んでんだよ。憧れの魔剣の柄がパカってなってんだぞ。何らかの反応を示せよ!
それとも皆ラルファが馬鹿なことにもうツッコム気が失せたのか?
確かにラルファは馬鹿だけどスルーはひどいんじゃないか?
「呪いか?だったらバルス」
「ん?」
ブスリ
えー?なにー?ラルファ君なんで急にベルゼビュートで俺の腕刺してるの?
さっきから心の中でバカバカ言ってたのが声に出てたか?
いやそんなはずがないだろう。
あっ、いかん。力が抜ける。これがベルゼビュートの効果か。
そう言ってラルファは細い巻物を広げ始めた。
そんな物どこから・・・とベルゼビュートを見ると、その柄はパカッと開いていた。
えっ?そんなとこに説明書入ってんの?ちょっと待って、今レサイアが言ったことが吹っ飛んだ。
なんでそんな安っぽい仕様になってんの?作ったやつ何考えてんの?え?え?
俺の目は点になってベルゼビュートの開いた柄に釘付けになった。
「そうか。そこまで言うなら自分は何も言わん」
「ちょっと・・・」
「ええ、では飲みますよ。これって一口くらいでいいのでしょうか」
「あれ・・・・・・」
「さあな。まあ一口飲んで効果がなかったら、また飲めばいいだろうう」
「おい」
「それもそうですね」
あんれー?あの柄パカッが見えてるのって俺だけなのかなー?そんなナチュラルに会話を続けないで欲しいんですけど。
あれって俺だけ見えてるわけじゃないよな?違うよねぇ。さっき君たち見てギョッとしてたもんねぇ。どうやったらそんなスルーができるのか教えて欲しいんですけど。
「ゴクリ」
飲んだな。
だが俺はまだ魔剣の柄に目が行ってしまうよ。
「どうだ?」
「特には・・・そもそも私の呪いは巫女の力を使うと発動する呪いですから」
「そう言えばそうだったな。確か呪いを解いたりするんだったか」
「私自身の呪いは解けませんけどね」
・・・・・・もういい。俺ももう黙ってるからな。ラルファはラルファで何当たり前のように説明書読んでんだよ。憧れの魔剣の柄がパカってなってんだぞ。何らかの反応を示せよ!
それとも皆ラルファが馬鹿なことにもうツッコム気が失せたのか?
確かにラルファは馬鹿だけどスルーはひどいんじゃないか?
「呪いか?だったらバルス」
「ん?」
ブスリ
えー?なにー?ラルファ君なんで急にベルゼビュートで俺の腕刺してるの?
さっきから心の中でバカバカ言ってたのが声に出てたか?
いやそんなはずがないだろう。
あっ、いかん。力が抜ける。これがベルゼビュートの効果か。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
32
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる