僕は君の━・・なに?

緋露

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俺と月ヶ瀬は、この一件以来、部活がある日は毎日するようになった。
さすがに部室では無理なので、お互いの家、または校舎のトイレの個室にこもっていていた。その回数実に10回。もう俺たちはあの日と同じようなことを10回、いや10回以上している。
その中で気づいたこと、月ヶ瀬は意外にSっ気があること、そして俺は、それを受け入れている若干Mが入っていること。
この二つである。
そして今日、今日は久々に月ヶ瀬の家に行ってすることになった。

「先輩、今日は後ろ、弄ってあげますよ」

透明なビニール手袋をつけながら月ヶ瀬が目を軽く細めて言った。

「へ?な、何で急に?」

俺は既に下の服を脱ぎ、準備万端だった。
そんな無防備の時に言われたので、無意識に警戒してしまった。

「こう見ても、しっかり調べてやってるので、それに後ろも弄ったら先輩、どういう顔するのか見てみたいですし・・・」

月ヶ瀬が言い終わりに俺の耳元まできて、キスをした。

 ̄ ̄ ̄

「はぁ・・はぁ・・ぁあっ」

俺は今、四つん這いになって、尻を月ヶ瀬に突き出している状態である。
まるで猫が、あくびをして伸びているかのような体勢だ。
そして、ビニール手袋を付けた月ヶ瀬の指が俺の中でうねうねと動き回っている。

「うわぁ・・んん・・・っ」

━━なんだ・・これぇ、すごく気持ちいい

いつも以上の刺激に身体に力が入ってしまう。
俺はシーツにしがみつき、必死に声を我慢していた。
俺が声を我慢していることに気づいたのか、月ヶ瀬がもう一本指を増やしてきた。
俺は急な刺激の波に耐えられず声が漏れてしまった。

「ひゃぁあ・・んぅ、っあ」

「声・・我慢してますよね、もっと鳴いてくださいよ先輩。それとも、もっと激しくされたいんですか?」

月ヶ瀬が含み笑いでそういうと、尻の中の腹側の固いところに、グッと力を込めた。

「あっ・・ま、まって!つきがせ・・そこ、ダメっ押さないでっ」

視界が涙で滲む中、左手で月ヶ瀬の腕を掴み、必死に言った。
でも、月ヶ瀬は左手を掴み返し、また固いところを思い切り擦ってくる。

「ああっ!つきがせっ・・やぁめ・・」

「先輩、気持ちいいでしょ。この固いところ、前立腺って言うんですよ、男は基本誰でも、ここを押されると感じるらしいです」

そう言って月ヶ瀬がニヤッと笑った。
その俺はを見下ろすような笑みを見た瞬間、俺は限界を迎えた。

「はぁ・・はぁ・・」

部活終わりでしたこともあるが、今日はいつも以上にどっと疲れた。

「あーあ、メスいきしちゃいましたね・・後ろだけでいくなんて、先輩、素質あるんじゃないですか?または、一人のときにいつもいじってたとか?」

月ヶ瀬はベタベタになった自分の手をまじまじと見ながら、俺に言った。

「後ろは・・今日が、初めて・・だ」

まだ息が整っていなくて、途切れ途切れに答えた。身体がしびれる。
顔が、身体が熱い。
俺はそのあと、また寝落ちした。
次に目を覚ますと俺は自分の部屋のベッドで寝ていた。
後で、母に聞くと月ヶ瀬がわざわざおぶって送ってくれたらしい。

━━すごいな、お、重かっただろうに・・。ごめん、そしてありがとうございます。

 ̄ ̄ ̄

━━五乙女先輩は、何故こんな俺の言うことを何でも聞くのだろう。

五乙女先輩と俺があんな風な、端から見たら変な関係になってから、もう1ヶ月半が過ぎた。
先輩は、俺がどんな注文をしても、思い通りのものが返ってくる。
嫌だと、拒否をされたことは、一度もない。
いつも先輩は、「月ヶ瀬がしてほしいのなら・・必要なら・・」といって、受け入れてくる。
そんな先輩に俺は・・最近、不満を感じてきた。
先輩からの頼みは、聞けるときと聞けないときがあった。でも、五乙女先輩は、そんな俺の言うことをすべて頷いて受け入れる?

━━なんか・・イライラする・・

俺は次の部活の集まりで、五乙女先輩に玩具を使ってみることにした。

━━さすがに、これは受け入れられないだろう・・
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