【R18】フォルテナよ幸せに

mokumoku

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暗闇でころんと横になる。
胸がドキドキと高鳴った。
旦那様は来てくれるだろうか……

カチャリ……と暗闇に音が響いた。
フォルテナは身を少し固くして息を潜める。

ぎしり…

クロードが覆いかぶさってきたのでベッドが沈む。

首すじに顔を寄せられてフォルテナはぶるりと身を震わせた。ゾクゾクと背中から寒気とは違う種類の何かが上がってくる。

クロードはそっとフォルテナの夜着を脱がすと自身もいそいそと服を脱ぎ始めた。
クロードの節くれ立った指がフォルテナの胸を掴む。
ぐにゃりとそんなに大きくはないフォルテナの胸はクロードの指先で柔かそうに歪んだ。胸に与えられた刺激に先がドンドン硬くなる。
桃色だったそこは勃ち上がり少し赤みを帯びている。が暗闇ではわからないだろう。
クロードはそこに口を寄せると舌でグニュグニュと刺激した。彼の唇と舌の上に挟まれた胸の先から痺れるような甘い心地がフォルテナに与えられる。
「……ん……」
クロードはフーフーと鼻息を荒くするとフォルテナの顔を見た。彼女の整った顔立ちが快楽によって軽く歪んでいる。
クロードの吐息が更に荒くなる。

陰部に手を伸ばすとそこはもうすっかり準備ができていて指をドンドン飲み込んでいく。クロードはフォルテナの脚を抱え上げると陰部を横に開いた。
ぷにゅり……と陰核が顔を出す。
艷やかなその粒にクロードは舌先をつけた。
「……あっ……」
フォルテナがかわいらしい声を上げる。


暗闇の中でフォルテナの陰核がぷくりと存在を主張している。彼女の中に挿し込まれた指はヒクヒクと時折締め付けられる。クロードはそのかわいらしい突起に吸い付いた。小さなその粒を潰してしまわないように唇で挟む。
指がギューッと締め付けられた。
中からぬるぬると愛液が湧き上がってくる。

陰核から口を離すと先程より心なしか膨らんだ陰核がより硬さを帯びている。クロードはそこに愛液を塗りつけると指先で撫でた。
「……あっ……!」
フォルテナは少し身を起こすとクロードの方に手を伸ばし……その腕をキュッと握りしめた。
中がギュウギュウと締まる。
クロードは身を起こしてフォルテナの快感に歪んだ顔を見つめながらぷっくり膨らんで固さを帯びた粒をぬるぬると撫でた。
いつもおっとりと下がり気味の眉が快感に耐える為か寄せられて薄くシワができている。
中に挿入した指がギューッと締め付けられたと思うとヒクヒクと陰核が震えた。
フォルテナがくたりとベッドに沈む。

クロードはハァハァと荒い息を吐いている。興奮した吐息を出さぬように気を付けていても鼻からはフーフーと猛獣のような音がした。
クロードは自分の陰茎を掴んだ。
そこはもう期待に先が濡れている。
クロードは先ほどまでフォルテナの中に入っていた指をベロリと舐めた。陰茎が震える。

フォルテナは気をやったことで乱れた呼吸を整えながらクロードの侵入を待っていた。子宮が期待にキュンキュン震えているのを誤魔化したくて腰をグネグネさせた。

ツルリとした亀頭の先からは絶えず愛液が垂れている。
クロードがフォルテナの陰部にそれを当てるとヒクヒクとフォルテナのひだが震えた。クロードはその動きに興奮してしまい、せり上がってくる射精感に耐えるため陰茎を握りしめた。

ハァハァと荒い息を吐きながらクロードが気を落ち着かせているとフォルテナが「ハァ……」とため息を吐いた。
クロードの侵入への期待に胸が壊れそうだった。

射精感を落ち着かせたクロードが陰茎をゆっくりと挿入するとフォルテナは心地良さそうに息を吐いた。
そのかわいらしい声にクロードは興奮して顔を寄せた。
フォルテナのぷるっと愛らしい唇が少しだけ前に突き出される。それを接吻の了承だととったクロードはそこに吸い付き唇の柔らかさを堪能した。
ぷにゅりぷにゅりとフォルテナの唇が形を変える。
柔らかい……
クロードはグチャグチャと腰を振った。
中のザラザラとした部分で陰茎を擦ると気持ちが良くて堪らない。精が尿道を通る心地がして慌てて我に帰る。
クロードは素早くフォルテナの中から男性器を抜くと布で亀頭を包み、精を出した。

くったりとベッドに沈むフォルテナはクロードを見た。
目が合ってまたキスをする。

恐る恐るといった様子でクロードがフォルテナの背に手を回した。「ん……」フォルテナは肌と肌が触れ合ってゾクゾクするような心地に思わず鼻を鳴らす。
クロードが身を離そうとしたのでフォルテナはその背に手を回した。逞しく分厚い胸板が嫌でも意識されていく……
クロードはぎゅうっと抱きしめる手に力を込めると触れるだけだった唇に舌を差し込んできた。
舌が触れ合った瞬間、背すじを駆け抜ける快感にフォルテナは身を震わせた。それを全て受け止めるようにクロードはフォルテナを強く、でも壊れ物を扱うようにそっと抱きしめた。

「……ん……」
フォルテナが吐息を漏らすとクロードは彼女の舌に自分の舌をより一層深く絡ませた。陰茎を握ると再び陰部に当てる。
腰を進めていくとある箇所でフォルテナがぐにゃりと力を抜いた。クロードはそこで腰を振るとフォルテナが声を上げた。

「あっ…あっ……!」
突くたびにフォルテナの顔がとろりと快感に溶けていく……クロードはそれをただ見つめた。彼女の目に涙が浮いた時クロードはそこにキスをした。
ひやりと冷たい肌は見た目も相合わさってまるで陶器のようだ……「……っ……」
クロードは底から上がってきた射精感に慌てて陰茎を抜くと布で亀頭を包んだ。
ビュクビュクと精を出すとちらりとフォルテナを見てクロードががっくりと肩を落とした。

フォルテナはそんなクロードを見ていた。
(がっかりしてらっしゃるわ……)
そしてその時初めてクロードが中で射精してないことを知った。

(だから子どもができなかったのだわ……)

フォルテナは安心したような悲しいようななんだか良くわからない感情に襲われたのでそっと目を閉じた。
寝てしまえばいいのだ。
夢はとても楽しい。
変なことが起こるし、もし嫌なことが起きたとしてもそれは現実ではないので起きてしまえば綺麗さっぱり終わるのだから。
眠るのはフォルテナは大好きだった。
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