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第28話 おっさん、予期せぬ敵に困惑する
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突然の報告に、流石のおっさんも素直に驚いていた。
「レストリーム都市国家連合が?」
その顔に驚きの色を湛えたままで兵士に問い質したのはシルフィーナであった。
他の者たちも信じられないと言った表情をしている。
「何故? 何故今なのだ? 軍を国境沿いに進めると言うことがどう言うことか理解していない訳ではあるまいッ!」
今度はトールトンが兵士に怒鳴りつけているが、おっさんは気分を害していた。
その目から察したのかノックスがトールトンに静かに告げた。
その声からは並々ならぬ圧が感じられる。
「トールトン殿、その兵士は貴殿の部下ではない。アルデ将軍閣下の部下ですぞ? その物言いはないのでは?」
余りの迫力にトールトンが怯む。
どこか凄みを感じさせる声色である。
トールトンは謝りこそしなかったが、それ以上の追及は止める。
と言ってもその顔は仏頂面だ。
「ご苦労さん。それでは詳細を聞こうか」
「はッ! レストリームの全都市が動いた訳ではございませんが、トルナドを中心とした軍が集まっているようです。その数およそ二○○○!」
「国境付近はレンスター領ですな」
ノックスが補足してくれたのでおっさんはすぐに決断を下す。
「うーん。レンスター卿は確かここまで来てくれてたよね? すぐに呼び出してレンスターに戻るように伝えよう。後は……そうだな。ノーランドのガラハド卿に可能な限り援軍を送るよう伝えろ」
レンスター領の北西にはノーランド領が存在する。
元々その地域をまとめる土豪であり、ノーランドと呼ばれる土地一帯に確固たる基盤を築いている中堅貴族である。おっさんの記憶が確かならば、今はノーランドに成り代わってガラハドと言う男がその地を治めているはずだ。
「これはネフェリタスに付いたと言うことでしょうか?」
「これ以上、国内問題に外国を絡ませたくないねぇ」
ラグナリオン王国からはおっさんに味方すると言う打診があった。
味方と言ってもおっさん的には中立を保っておいてもらえればそれで良いと考えている。とは言え、バルト王国がネフェリタスに付いたのだから、その動きは当然と言えば当然かも知れない。
この辺りはバルト王国が旗揚げしたネフェリタスに付いたのではなく、バルト王国の調略に乗った形でオゥル伯爵がネフェリタスを錦の御旗にして寝返ったと言うのが本当のところだが、真実を知る者は一部しかいない。
「予定を繰り上げる。我々はアウレア平原に向かい、直ちに敵軍を撃破することとする。陣容を言い渡すので皆を集めてくれ」
おっさんが珍しく真面目な口調で命令を下すと、にこやかな笑みでシルフィーナの方に向き直り告げた。打って変わって柔和な口調である。
「と言う訳で殿下、急いで出陣の準備を」
※※※
出陣してアウレア平原に向かう者たちはすぐに準備のために部屋を辞した。
スピード重視で戦場に向かい一気に片を付けるつもりのおっさんは、物資はほとんど持たずに行くことに決める。どうせ火器がないので弾薬の類は不要だし、兵糧は後から送れば良い。
とにかく短期決戦で一気におっさんの【戦法】で決める。
おっさんの予想ではこの世界には同様の力を持つ者が存在する。
いつかはバレると思われるものを後生大事に取っておく必要はない。
おっさんはむしろ、なるべく早い段階で戦ってみる必要があると考えていた。
「申し上げます。レストリーム都市国家連合から書状が届いたようです」
そう言って入室したのはレンスター卿の配下の者であった。
帰還のためにここウェダを出立した後に、書状を持った者と鉢合わせたらしい。
書状が届いたのは密偵がレストリーム都市国家連合の進軍を察知した後だったのだろう。
聞けばレンスターに使者が来たと言うことだ。
おっさんは書状を受け取ると早速、中を改める。
「そういや普通にこの世界の文字を読んでたわ……違和感なかったわー」
今更ながらに文字を読めることに気付くおっさんである。
これでこの世界の言葉を聞けて話せる上、読めると言うことになる。後は文字が書けるかだが、ここまでこれば書けない方がおかしい。
「ん? トルナド都市長の娘を拉致した?」
「どうなさいました閣下?」
首を捻っているおっさんにノックスが怪訝な顔をして尋ねる。
拉致と言う物騒な単語がおっさんの口から出てきたので不審に思ったのだろう。
「ああ、レストリーム都市国家連合のトルナド都市長の娘レガシーがアウレアに無理やり拉致されているから返せだと」
「何のことでしょうか?」
「うん。分からん」
まぁそうは言っても大体のことは予想できる。
たまたまアウレアを訪れていたレガシー嬢がアウレアス城を落としたバルト軍かオゥル伯爵軍に捕まったのだろう。それでたまたま身分がバレて、それを知ったオゥル伯爵か誰かが、たまたま知った風を装ってトルナドに情報をリークしたのだ。
ってたまたまが多いな!
オゥル伯爵としてはアウレア大公国の同盟国であるレストリームとの関係にヒビを入れるために一計案じたのだろう。 娘1人のために国家が動くのは考えられないが、都市国家連合と言う特殊性がそうさせたのかも知れない。レストリームは都市ごとに特色が大きく違い、それぞれが独立していると言っても良いほどなのである。
「取り敢えずシルフィーナ殿下に何とかしてもらおう。ついでに敵方にダメージを与える方向で」
レストリーム都市国家連合の兵力は二○○○だと言うし、加盟する全都市が出兵している訳ではなさそうである。レンスター卿にしばらく睨み合っていてもらおうと考えるおっさんであった。ノーランドの援護があればお互い動けないだろうと言う目算もある。
レストリーム都市国家連合の件をシルフィーナと話し合っている内に出陣の準備が整ったとの知らせが入った。
「よし。それじゃ、いっちょやってみっか!」
その日サナディア領から五○○○を越える大軍が出陣した。
「レストリーム都市国家連合が?」
その顔に驚きの色を湛えたままで兵士に問い質したのはシルフィーナであった。
他の者たちも信じられないと言った表情をしている。
「何故? 何故今なのだ? 軍を国境沿いに進めると言うことがどう言うことか理解していない訳ではあるまいッ!」
今度はトールトンが兵士に怒鳴りつけているが、おっさんは気分を害していた。
その目から察したのかノックスがトールトンに静かに告げた。
その声からは並々ならぬ圧が感じられる。
「トールトン殿、その兵士は貴殿の部下ではない。アルデ将軍閣下の部下ですぞ? その物言いはないのでは?」
余りの迫力にトールトンが怯む。
どこか凄みを感じさせる声色である。
トールトンは謝りこそしなかったが、それ以上の追及は止める。
と言ってもその顔は仏頂面だ。
「ご苦労さん。それでは詳細を聞こうか」
「はッ! レストリームの全都市が動いた訳ではございませんが、トルナドを中心とした軍が集まっているようです。その数およそ二○○○!」
「国境付近はレンスター領ですな」
ノックスが補足してくれたのでおっさんはすぐに決断を下す。
「うーん。レンスター卿は確かここまで来てくれてたよね? すぐに呼び出してレンスターに戻るように伝えよう。後は……そうだな。ノーランドのガラハド卿に可能な限り援軍を送るよう伝えろ」
レンスター領の北西にはノーランド領が存在する。
元々その地域をまとめる土豪であり、ノーランドと呼ばれる土地一帯に確固たる基盤を築いている中堅貴族である。おっさんの記憶が確かならば、今はノーランドに成り代わってガラハドと言う男がその地を治めているはずだ。
「これはネフェリタスに付いたと言うことでしょうか?」
「これ以上、国内問題に外国を絡ませたくないねぇ」
ラグナリオン王国からはおっさんに味方すると言う打診があった。
味方と言ってもおっさん的には中立を保っておいてもらえればそれで良いと考えている。とは言え、バルト王国がネフェリタスに付いたのだから、その動きは当然と言えば当然かも知れない。
この辺りはバルト王国が旗揚げしたネフェリタスに付いたのではなく、バルト王国の調略に乗った形でオゥル伯爵がネフェリタスを錦の御旗にして寝返ったと言うのが本当のところだが、真実を知る者は一部しかいない。
「予定を繰り上げる。我々はアウレア平原に向かい、直ちに敵軍を撃破することとする。陣容を言い渡すので皆を集めてくれ」
おっさんが珍しく真面目な口調で命令を下すと、にこやかな笑みでシルフィーナの方に向き直り告げた。打って変わって柔和な口調である。
「と言う訳で殿下、急いで出陣の準備を」
※※※
出陣してアウレア平原に向かう者たちはすぐに準備のために部屋を辞した。
スピード重視で戦場に向かい一気に片を付けるつもりのおっさんは、物資はほとんど持たずに行くことに決める。どうせ火器がないので弾薬の類は不要だし、兵糧は後から送れば良い。
とにかく短期決戦で一気におっさんの【戦法】で決める。
おっさんの予想ではこの世界には同様の力を持つ者が存在する。
いつかはバレると思われるものを後生大事に取っておく必要はない。
おっさんはむしろ、なるべく早い段階で戦ってみる必要があると考えていた。
「申し上げます。レストリーム都市国家連合から書状が届いたようです」
そう言って入室したのはレンスター卿の配下の者であった。
帰還のためにここウェダを出立した後に、書状を持った者と鉢合わせたらしい。
書状が届いたのは密偵がレストリーム都市国家連合の進軍を察知した後だったのだろう。
聞けばレンスターに使者が来たと言うことだ。
おっさんは書状を受け取ると早速、中を改める。
「そういや普通にこの世界の文字を読んでたわ……違和感なかったわー」
今更ながらに文字を読めることに気付くおっさんである。
これでこの世界の言葉を聞けて話せる上、読めると言うことになる。後は文字が書けるかだが、ここまでこれば書けない方がおかしい。
「ん? トルナド都市長の娘を拉致した?」
「どうなさいました閣下?」
首を捻っているおっさんにノックスが怪訝な顔をして尋ねる。
拉致と言う物騒な単語がおっさんの口から出てきたので不審に思ったのだろう。
「ああ、レストリーム都市国家連合のトルナド都市長の娘レガシーがアウレアに無理やり拉致されているから返せだと」
「何のことでしょうか?」
「うん。分からん」
まぁそうは言っても大体のことは予想できる。
たまたまアウレアを訪れていたレガシー嬢がアウレアス城を落としたバルト軍かオゥル伯爵軍に捕まったのだろう。それでたまたま身分がバレて、それを知ったオゥル伯爵か誰かが、たまたま知った風を装ってトルナドに情報をリークしたのだ。
ってたまたまが多いな!
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レストリーム都市国家連合の件をシルフィーナと話し合っている内に出陣の準備が整ったとの知らせが入った。
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