缶蹴りしに異世界転送されました

飲杉田楽

文字の大きさ
6 / 7

5話 敵と非人道的な男と睡眠

しおりを挟む

漆によって凄まじい輝きを得た木製のテーブルの上に置かれた湯飲みが揺れ始める

ガタガタと音を立て始める
その音で敵がそこにいることを巳札は理解した

電磁波というべきなのだろうか
巳札のいう追っ手が放つその力からは電磁波が放出されており、
なんとも言えない気持ち悪さと不安が募っていっていた
開はその不気味なオーラと呼べるのかは不明な力によって感じられる殺気を感じていた

『そこか!』
開が勢いよく水平チョップを繰り出す
ゴツという鈍い音とともに
なにやら生っぽい人肌のような感触がした

開は一撃を放った後感覚を取るため身を引いた

『ぅぅううううううう
何故わかったぁぁあクソガキ』
何もない空間から低いうなり声のような男の声が聞こえた
『誰だてめえ隠れてないで出てこいよおれは追っ手だろうがなんだろうが あの乾燥昆布をてにいれなきゃあならねえんだよ
協力してくれるってんなら話は別だがな!』

開の圧倒的な威圧によって敵は怯んでいく

『まてまて、今 この術とくから
ちょっと待とうか!ちょっと待とうかタンマ!タンマ!はい、
バリア貼りました~攻撃無効化~』

敵の声がする空間に開が無言でドロップキックを決める
何やら手応えがありニヤリと口元を緩めた開は敵にさらなる威圧をかける
『おまえのいいわけはいらない聞かない興味ない。
おれはここにいるジジイとビッチの仲間じゃあねえんだよ
関係ねえから放っておいてくれよ、邪魔すんなら頚椎を砕くぞ?いいのかおいおいおい?』

巳札には見えないがなにかしらの感覚はあった。
オーラによって認知できる力があったからだ。
ただ、 開のように見えてもいない敵を攻撃することは不可能だった

もしや、開のやつみえてるんじゃないのか?
巳札は疑問に思ったがそれを今聞くのは空気が読めないやつ認定されちゃうから止めよう と
巳札は沈黙を継続させた
一方漆黒のスーツをまとった校長は 乾燥昆布片手に 高級そうな細かな装飾が施されたティーカップにミルクティーを注ぎながら鼻歌を歌っていた
校長にとって 今この状況は有利だった。
メリットだった

開の力によって敵勢力が削がれるのだからこれ以上に喜ばしいことはない。

校長は椅子にゆっくりとすわると
ミルクティーをすすり
眠った

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

処理中です...