異世界でもぐもぐしよ?

飲杉田楽

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2.レベル格差問題は深刻な問題ですよ

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ムラマ  ドントコル 山神

それが少年の名前だった
トカゲのような目、緑茶のような色をした瞳、そしてありえないほどに鋭利で仕方がないまつ毛。
髪は短い方で好青年の印象があるがまだ、14歳である。
趣味はしじみの味噌汁のしじみを食べないで汁のみを啜ること。

一方 そんな山神を 慰めたばかりで疲労困憊している少女の目は死んでいた
そんな死んだ目をしている少女の名は
アリエナ ロミカ 御子
ミコと呼ばれる事が多い彼女は
しっかりものでクラスなどでも圧倒的な信憑性を醸し出している
とはいっても ここは クラスなんてものはない 異世界
これまでの筋書きなど通用しない
魔王なんてものがファンタジーゲームのように実在する世界だとしたら どんなに強い人間でも魔法かなにかで めたくそ に無力化されるのは目に見えていることであって自分の力を過信できるのは世の中のことをもう少し知ってからだということを御子よく知っていたし 頼りない男が1人いるだけでも
心強いことに御子自身気づいていた

しかし、 何と言っても自分と行動を共にしているのは思春期真っ只中の男子である

いくら純粋無垢そうな男でも下心というものはすでに芽生えており
それが男子の普遍的な何か、当たり前というべきもの備わってなくては男ではないとまで言われそうなものであるということは知っていた
知っていたとしても あられもない姿で寝ている少女に発情する山神など見たくなかった。
一応 御子も 乙女チックな妄想を多少したりする
イケメンが いたいけない少女を前にはぁはぁするとこなど見たくもないし目を瞑りたくなる。
現実逃避をしたくなるお年頃なのだ

だが、 もう目を瞑ることを止めようとこの前村に滞在した際に 御子は決意していた。

山神という男は 潔すぎるヘンタイ
なのだと 認識することにしていた

この世界では普通に日本語が日常会話のように通じる。
それは話すときのみではあるが
字が全く異なっていようとも口頭でしっかり思いの丈を示せるのであれば問題はないことだ。

村ではありえないほどに美しい女性が沢山いた。
御子もその美しさに 言葉を失っていた
しかしながら 山神いう男は喋ることをやめなかった
それも当然のように
話しかけ当然のように約束をつけ当然のように 嘘をつき当然のようにセクハラするのだから驚きである。
『どうもこんにちわ紳士で有名な山神というものでございます肩がお凝りのようですが すこしばかりお揉みしましょうか?
いえ、いたします。 その代わりとはいってはなんですが、1日ばかり家に泊まってはいけませんか?
もちろん僕1人ではありませんあそこにいる桜色の少女もです
我々は遠い大陸からきた放浪者のようなもので 旅を続けている途中なのです
金や食料も底をつきそうで困っているのです
なのでお手伝いはなんでもいたしますし勿論マッサージはいついかなる時でもしますのでどうかお泊め頂けたりはしませんでしょうか?
おおーっと! この辺り凝ってますねお姉さん。』
ながっだるい嘘くさいというよりほぼ嘘話を 美しい女村人に言いながらどさくさに紛れて肩以外も触っていく変態の化身…山神。
『え?ちょっとそこは!?』
女が悲鳴じみた声をあげながら手で山神の攻めを止めようとするが
『おおっといけませんよ
私は魔術師ですあなた、不可がか借りすぎています。肩が破裂してそこから得体の知れないツノのようなものが生えてくるやもしれませんよ?』

『え?それは嫌ですけど、、そこは…』

『ええ、安心してください胸元にも尻にも興味はないと行ったら嘘になるかもしれないかもしれないですが今は肩甲骨にしか興味ありませんのでご安心を。しかしながらそんな粘土をこねるように触られ続けるのも嫌ですよね
わかります。わたしも犯罪行為だと言われるのは承知上です
いっても構いませんよ?しかしながらあなたのような美しい方を死なせるのは早い気がするのです
あなたを救いたいんです!これまで救ってこれなかった命のために貴方を 救いたい!
僕はどうなってもどんな罪に問われてもいい 君を助けたいっ!
だから…』

『きゃっ! ちょっと、、けど、、
わかりました、、お、お願いします』

山神は平然と 肩甲骨を触りながら変な呪文を唱えてはどさくさに紛れて他の部分も触っては、『うん。申し分ない』と感想を言った。確実に本音である。
紛れもなく本音をただ口にしてるだけである。

ただし 御子はそんな光景を見て黙ってるような女ではない
それから数秒後
山神は時速40キロほどで飛んできた鋼鉄のごとく硬く重い一撃を顔面にくらい気を失った。

そんなことがあってから御子による山神の扱いはひどく変わったがそのお陰で話はスムーズに
否、必要以上にスムーズに進んでいた。
『すまない、 僕が落ち込んでいる場合じゃなかったね
ありがとう 御子。 さて僕達お金もないし食べ物も僕の食べかけのクッキーしかないしなんか先端緑っぽいし だから、 働かないとね』

『復活してくれてよかったわ
まあ、そうよね、働かないとお金はもらえないだろうし…
ただ、貴方 取り敢えずレベル上げたら? なんか、わたしさっきパンダみたいなモンスター殴ったら経験値を得たらしくて 音がどこからかなり始めて レベルが3から
20に上がったらしいわ』

『ええええ!御子さん?
なんでなんで?君そんな強いの?
え?てかレベル3?
僕なんか レベル…え?』

山神の前に黒いディスプレイが現れた
そらは長方形で 白い文字が浮かんでいる。それは親しみやすい日本語でかかれており、一目で何と書かれているかはわかったし一目でその意味を理解できた御子にもそのディスプレイが見えた。

やまがみくんは経験値を2を得た
レベル0.2になった

それが山神やまがみのレベルだった

御子みこ
優しく微笑むと 『いきましょう。
まずは弱いモンスター探しね』
と言い 前へと進んだ



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