異世界でもぐもぐしよ?

飲杉田楽

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5.協力とはベタベタすることである

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山神は自分の放った言葉を振り返りため息を吐く
実際 ここは異世界。
御子と山神が住んでいた世界ではなく全く知らない文化が蔓延る謎の世界。
そんな世界で現実を見据えるなんてことが可能なのだろうか
実際のところ、なにが良くてなにが悪いのだろうか
法律なんてものが存在しているのだろうか?
そもそも 仕事なんて出来る年齢ではない自分たちが この世界で仕事なんてものを探せるのだろうか?
不安しか生まれないこんな現状にひたすら 言葉を失う 山神
しかしそんな山神の落ち込み具合に御子は笑い始める
『ここがどんな世界なんてわからないけれど、 なにかしらの仕事はできるわよ 皿洗いでもなんでもしましょう!
私もいるわけだしここはひとつ協力しよう! まあ現実世界に戻ったら二度とかかわりたくないけどね』

『え? なに?協力?  それはあれかな?夫婦みたいな感じってことかな? おおおお!御子さん!素晴らしい提案だ 元気が出てきたよ!』

『いやいや、あのう、、私の話聞いてましたか? 山神さん?
私は今 協力するしかないと言っているだけであって
夫婦なんて一言も言ってませんしなりたくないですよ?
というか、できるのであれば今すぐ あなたから離れたいのですが、、、、   まあ協力しなければ、生きていけないかもしれないのです今は協力しますけどね、』

御子は真顔で山神に鋭い言葉を突きつけていくが山神の顔は晴れやかだった

『なんだかんだで 僕と一緒にいてくれるんだね?ありがとう!
頑張って養うよ!』

『いえ、大丈夫です。触らないでください あなたに養ってもらいたくありませんし 構って欲しくないです』

山神の気持ちの悪い動きを御子は
水平チョップで 迎撃する。
『ぐぁぁぁぁぁ側頭部にクリィィィィインヒッツゥウウウウウウ!』

夕日が沈んでいく。
木々の影がアスファルトに濃く深く写り込んでいく。
それと共に 山神は断末魔のような叫び声をあげながら倒れこんで行った しかしその顔は恍惚とした表情を露わにしていた。

『あら! こんなくだらないことをしているうちに、、
見て!山神!  村よ!』

御子と山神が駄弁りながらも
前へ前へと歩みを進めて行っていたこともあり、無事、 新天地に到着することが出来た

次の舞台は  
トイナカイ村。
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