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12.決着はついていた。
しおりを挟む『ちなみによ、 そこのダークエルフさん、 話は聞いていたよ
とりあえず、力では勝てっこない気がするから、 逃してやくれないか? 恨みつらみを持つのは勝手だが俺たちは7つのたくあん を探してるんだ。 だからあなたと無駄なプレイを楽しんでる暇はないんだよ』
平気で当然のようになんの中身もない嘘を付き続ける山神節に
御子はおもわず吹いてしまった
なんとも情けない
自分はこんな少年が馬鹿げた発言をするような相手に屈していたのかと思った
情けない情けないくだらない
怖くて力が入ってなかったんだ。
山神は口達者だが非力でどうしようもない
彼の変態的行動から女性を守るのが私の仕事、
そしてそんな害悪極まりない少年を助けるのも私の仕事。
そう自分に言い聞かせ御子は力を右手に込めた。
なにがどうなったものか、
ハイヒールによって砕かれた肩と胸の間の痛みが消え急に力がこみ上げてきた
御子はそのままの勢いを保ちながら慎重にハイヒールを掴み
ネヴルを力一杯にぶん投げた
『なーーーっ!』
ありえない怪力の前にネヴルが
呻く
一瞬にしてネヴルの右くるぶしが炸裂し 見るも無残な姿へと変貌、
直後に体は弧を描いて硬く冷たいコンクリートの床へと流れていった
柔らかく魅力的な美貌が
ゴミのように崩れていく
ネヴルはなにが起きたのかわからないまま、気を失い、
御子から おおよそ5メートル程のところで動かなくなった。
『あれ? え?何この力?』
ネヴルを投げ飛ばした当の本人が
驚いている
そんな御子の姿を見てつまらなそうな顔をする山神は御子に手を貸した
『なーーーんだ、助けに来なくてよかったじゃんか
僕は非力なりに頑張ったのにそんな怪力使えるなら もっと早く言ってよー』
『いや、違うのよ!急に頼りないあんたのことを思ったら力が湧いてきたの! さっきまでは本当に力が入らなくて!』
必死に弁解のようなものをする御子を山神は手を掴んで立たせると倒れこんでいるダークエルフを見やった。
『やっぱり、そうか』
『え?なんかいった?山神?』
『いいえ、なんでもないですよ?
怪力お嬢様~』
2人のたわいのない会話が続く
段々と日が沈んでいく
時が過ぎるのは少しばかり早い気もするがここは異世界
それくらいの異常はあって当然なのかもしれない
このあと、 御子と 山神は
ネヴルの言っていたこの世界の理というものと 邪神トイナカイの噂を村人から聞き、驚く
そしてこの村が危険な村だと知った2人はこの先にある 大きな都市へ向かうことを決意する
次の舞台は 『大都市メヒカーリ』
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