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第14話 初めてのコメント
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「少しばかり本気を出し過ぎてしまいましたかしら?」
「……かもな」
全く敵の気配がなくなったので周囲を見回してみると、あたりは魔石だらけで魔物が一匹もいなくなっていた。姿どころか、気配さえない。
どうやら、八階層の魔物を全部狩ってしまったようだ。完全に、枯れてしまっている。
「そういえば、蒼真様。コメントは何も来ておりませんの?」
果凛の言葉でふと視界の隅のコメント欄を見るが、【非表示】となっていただけだった。
あ、そっか。最初は変に意識しても邪魔だろうと思って、ずっと非表示にしていたんだった。
そう思って同時接続者数を見てみると、驚いた。なんと、同接三〇人。しかもチャンネル登録者も知らない間に十人を越えてる。俺ひとりだったら絶対にこんなにも見てもらえなかったのに。
過去にない反応なので、ちょっと不安だ。一体どんなコメントが来ているのだろう?
そんな不安を抱きながら、ARグラスで表示されたタッチパネルを操作してコメント表示をタップ。一気にずらっとコメントが表示された。
「あら、たくさん来ておりますわね」
コメント数を見て、果凛が嬉しそうな、それでいて安堵したような笑みを零した。
変なディスコメがないといいなぁと思いながら、コメントに目を通していく。
『だれこれ? 新人?』
『カップル配信か。カップルでちゃんと戦闘してるの珍しいな』
『大体カップルのダンジョン配信、ただダンジョンにふらふら遊びにきてるだけのイメージ』
『元魔王と元勇者って何だよ』
『女の子可愛い』
『あのドレスでよく動けるな』
『え、こいつらすごくね?』
『女の子の魔法やばすぎ』
『メテオってなんぞ』
『FFでなら見たことある』
『てかどうやって撮ってんのこれ? 空中から撮ってない? ドローン?』
『CG?』
『いや生配信だしCGはないでしょ』
『じゃあこれリアルか』
『地味だけど男の方も強すぎてワロタ』
『ゴブリンロードをワンパンwwwww』
『せめて剣使えやwwwww』
『昨日のヒルキン、そいつに苦戦してなかった?』
『ふたりとも強すぎて草』
『もしかして伝説の始まりに立ち会ってる?』
『合間合間になんか惚気見せられてるの笑う。いや泣ける』
『まあカップルチャンネルだし。ちな俺も泣いてる』
『ふたりとも無名だよね?』
『お、やっとコメント見たか?』
『女の子こっち向いてー』
『名前はー?』
え、すご。めちゃくちゃコメントきてる。それに、思った以上に良い反応だ。
果凛の力、凄いんだなぁ。俺ひとりだったら絶対にこんなに見てもらえなかったし。
「コメント、とても嬉しいですわ。まだ勝手がよくわかっていませんけれど、楽しんでいって下さいましね」
浮遊しているタブレットに向けて果凛が笑顔を向けると、コメント欄が『かわえええええええええ!』で埋まった。しかも一気にチャンネル登録が十件増えたし。これが美少女か……美少女の力なのか……。
「蒼真様、こういうのはどうすればいいのでしょう?」
反応の違いに落ち込んでいると、果凛が小首を傾げて訊いてきた。
「……え? あ、何が?」
「コメントのお返事などした方がよろしくて?」
「ああ……うん、一応拾えるのだけ拾っておくか。拾いたくないのは拾わなくていいよ」
「わかりましたわ」
果凛は嬉しそうに頷くと、コメントを見てそれぞれに返事をしていく。
「風祭果凛と申しますわ。こう見えて、魔王ですのよ?」
ドレスの裾を摘まみながら、今朝教室で見たような自己紹介をして一礼する。さすがというか、絵になるなぁ。
いきなり魔王だなんて名乗ったら馬鹿にされるんじゃないかと思っていたが、コメント欄は『カノジョさんは厨二病設定? それもいい』『可愛いから全然OK』『こんな魔王になら征服されたい』と普通に受け入れられていた。いや、お前ら……。
「そして、こちらは冴木蒼真様。わたくしのボーイフレンドで、未来の旦那様ですわ」
視聴者に呆れていると、果凛がいきなり俺の腕をがばっと掴んで自分の方にぐいっと引き寄せた。
その拍子に、彼女の柔らかな二つの膨らみがしっかりと俺の腕を捉えている。
──いや、果凛さん⁉ 彼氏通り越して旦那になってるんだけど⁉ てか胸! 胸が当たってる! これドレスのパット!? それとも直!? 触った事ないからわからん! てなそのドレス生地薄いし肩出てるし俺も半袖だから肌触れちゃってるんだよ!
どこからツッコめばいいのかわからず、思わずあわあわまごまごしてしまった。
視聴者達は俺のそんな動作から内心を読み取ったのだろう。『男の方童貞丸出しの反応でワロタ』『ほんとにカップル?』『童貞か。なら許す』などといったコメントが一気に並んだ。どどどど童貞ちゃうわ! いや違ってないけど!
一方の果凛は、俺と腕を組んだままきょとんとしてこちらを見上げていた。
「……何だよ」
「蒼真様は、女性の経験がございませんの?」
「うるさいな。訊かなくてもわかるだろ……そんなの」
どうせ視聴者にもバレているし、ここで強がっても余計に馬鹿にされるだけだ。それなら、認めてしまった方がいい。
すると──俺の返答を聞いて、果凛はみるみるうちに顔を綻ばせた。
「……嬉しいですわ、嬉しいですわ!」
テンションを高くして、俺の腕を更にぎゅっと抱き寄せる。
いきなり喜び始める理由がわからなくてぎょっとしていると、彼女はとんでもない言葉を紡いだ。
「わたくしも初めてなので……優しくして下さいましね、蒼真様?」
果凛も顔を赤くしているが、俺も一気に顔が熱くなった。
いやいや、だから果凛さん⁉ とんでもない事を立て続けに言わないでもらえますか⁉ そんな事ここで言わなくていいから! どうするのこの空気⁉
果凛が照れ照れと恥ずかしそうにはにかんで言うものだから、案の定視聴者からのコメントが殺到した。もちろん、大半が俺への嫉妬だ。
『おい……まじかよ……まじかよ……』
『俺はこいつを許さない』
『冴木蒼真、貴様の名前は覚えたぞ』
『誰か、そこにいる魔物、誰でもいい。その男だけ殺してくれ。俺が許す』
『俺も許す』
めちゃくちゃヘイト集めてるじゃん俺。つらい。カップル配信ってこんな感じなの?
中には『そっちの配信も待ってる』などといったふざけたコメントもあったが、そんなのできるわけがないだろう。BANされるわ。
──ってか果凛、これまで恋人もいなかったのか。魔王って……どんなだったんだろうな。
頬を赤らめながらも嬉しそうにしている彼女を見ていて、ふと思う。
魔王だからこそ、そういった事が許されなかったのだろうか。それとも、異世界には彼女の興味を惹くものがなかったのだろうか。だとしたら……それはそれで、きっと寂しいのだろう。もしかすると、彼女はあの俺との死闘で、そういった感情から解放されたのかもしれない。
初めてのコメント返しで色々騒がしくもありながらも、和やかな雰囲気。視聴者達もなんだかんだコメントでい言いながらも、面白がってくれているのか、ほぼほぼ三〇人全員がチャンネル登録をしてくれていた。一応、俺個人は変なヘイトを買ってしまってはいるものの、初手としては上々か?
そんな風にほっとしていたが……その和やかな空気は、一つのコメントで一変された。
『おいお前ら、大正フラミンゴの配信がやばいぞ。マジで殺されるかも』
「……かもな」
全く敵の気配がなくなったので周囲を見回してみると、あたりは魔石だらけで魔物が一匹もいなくなっていた。姿どころか、気配さえない。
どうやら、八階層の魔物を全部狩ってしまったようだ。完全に、枯れてしまっている。
「そういえば、蒼真様。コメントは何も来ておりませんの?」
果凛の言葉でふと視界の隅のコメント欄を見るが、【非表示】となっていただけだった。
あ、そっか。最初は変に意識しても邪魔だろうと思って、ずっと非表示にしていたんだった。
そう思って同時接続者数を見てみると、驚いた。なんと、同接三〇人。しかもチャンネル登録者も知らない間に十人を越えてる。俺ひとりだったら絶対にこんなにも見てもらえなかったのに。
過去にない反応なので、ちょっと不安だ。一体どんなコメントが来ているのだろう?
そんな不安を抱きながら、ARグラスで表示されたタッチパネルを操作してコメント表示をタップ。一気にずらっとコメントが表示された。
「あら、たくさん来ておりますわね」
コメント数を見て、果凛が嬉しそうな、それでいて安堵したような笑みを零した。
変なディスコメがないといいなぁと思いながら、コメントに目を通していく。
『だれこれ? 新人?』
『カップル配信か。カップルでちゃんと戦闘してるの珍しいな』
『大体カップルのダンジョン配信、ただダンジョンにふらふら遊びにきてるだけのイメージ』
『元魔王と元勇者って何だよ』
『女の子可愛い』
『あのドレスでよく動けるな』
『え、こいつらすごくね?』
『女の子の魔法やばすぎ』
『メテオってなんぞ』
『FFでなら見たことある』
『てかどうやって撮ってんのこれ? 空中から撮ってない? ドローン?』
『CG?』
『いや生配信だしCGはないでしょ』
『じゃあこれリアルか』
『地味だけど男の方も強すぎてワロタ』
『ゴブリンロードをワンパンwwwww』
『せめて剣使えやwwwww』
『昨日のヒルキン、そいつに苦戦してなかった?』
『ふたりとも強すぎて草』
『もしかして伝説の始まりに立ち会ってる?』
『合間合間になんか惚気見せられてるの笑う。いや泣ける』
『まあカップルチャンネルだし。ちな俺も泣いてる』
『ふたりとも無名だよね?』
『お、やっとコメント見たか?』
『女の子こっち向いてー』
『名前はー?』
え、すご。めちゃくちゃコメントきてる。それに、思った以上に良い反応だ。
果凛の力、凄いんだなぁ。俺ひとりだったら絶対にこんなに見てもらえなかったし。
「コメント、とても嬉しいですわ。まだ勝手がよくわかっていませんけれど、楽しんでいって下さいましね」
浮遊しているタブレットに向けて果凛が笑顔を向けると、コメント欄が『かわえええええええええ!』で埋まった。しかも一気にチャンネル登録が十件増えたし。これが美少女か……美少女の力なのか……。
「蒼真様、こういうのはどうすればいいのでしょう?」
反応の違いに落ち込んでいると、果凛が小首を傾げて訊いてきた。
「……え? あ、何が?」
「コメントのお返事などした方がよろしくて?」
「ああ……うん、一応拾えるのだけ拾っておくか。拾いたくないのは拾わなくていいよ」
「わかりましたわ」
果凛は嬉しそうに頷くと、コメントを見てそれぞれに返事をしていく。
「風祭果凛と申しますわ。こう見えて、魔王ですのよ?」
ドレスの裾を摘まみながら、今朝教室で見たような自己紹介をして一礼する。さすがというか、絵になるなぁ。
いきなり魔王だなんて名乗ったら馬鹿にされるんじゃないかと思っていたが、コメント欄は『カノジョさんは厨二病設定? それもいい』『可愛いから全然OK』『こんな魔王になら征服されたい』と普通に受け入れられていた。いや、お前ら……。
「そして、こちらは冴木蒼真様。わたくしのボーイフレンドで、未来の旦那様ですわ」
視聴者に呆れていると、果凛がいきなり俺の腕をがばっと掴んで自分の方にぐいっと引き寄せた。
その拍子に、彼女の柔らかな二つの膨らみがしっかりと俺の腕を捉えている。
──いや、果凛さん⁉ 彼氏通り越して旦那になってるんだけど⁉ てか胸! 胸が当たってる! これドレスのパット!? それとも直!? 触った事ないからわからん! てなそのドレス生地薄いし肩出てるし俺も半袖だから肌触れちゃってるんだよ!
どこからツッコめばいいのかわからず、思わずあわあわまごまごしてしまった。
視聴者達は俺のそんな動作から内心を読み取ったのだろう。『男の方童貞丸出しの反応でワロタ』『ほんとにカップル?』『童貞か。なら許す』などといったコメントが一気に並んだ。どどどど童貞ちゃうわ! いや違ってないけど!
一方の果凛は、俺と腕を組んだままきょとんとしてこちらを見上げていた。
「……何だよ」
「蒼真様は、女性の経験がございませんの?」
「うるさいな。訊かなくてもわかるだろ……そんなの」
どうせ視聴者にもバレているし、ここで強がっても余計に馬鹿にされるだけだ。それなら、認めてしまった方がいい。
すると──俺の返答を聞いて、果凛はみるみるうちに顔を綻ばせた。
「……嬉しいですわ、嬉しいですわ!」
テンションを高くして、俺の腕を更にぎゅっと抱き寄せる。
いきなり喜び始める理由がわからなくてぎょっとしていると、彼女はとんでもない言葉を紡いだ。
「わたくしも初めてなので……優しくして下さいましね、蒼真様?」
果凛も顔を赤くしているが、俺も一気に顔が熱くなった。
いやいや、だから果凛さん⁉ とんでもない事を立て続けに言わないでもらえますか⁉ そんな事ここで言わなくていいから! どうするのこの空気⁉
果凛が照れ照れと恥ずかしそうにはにかんで言うものだから、案の定視聴者からのコメントが殺到した。もちろん、大半が俺への嫉妬だ。
『おい……まじかよ……まじかよ……』
『俺はこいつを許さない』
『冴木蒼真、貴様の名前は覚えたぞ』
『誰か、そこにいる魔物、誰でもいい。その男だけ殺してくれ。俺が許す』
『俺も許す』
めちゃくちゃヘイト集めてるじゃん俺。つらい。カップル配信ってこんな感じなの?
中には『そっちの配信も待ってる』などといったふざけたコメントもあったが、そんなのできるわけがないだろう。BANされるわ。
──ってか果凛、これまで恋人もいなかったのか。魔王って……どんなだったんだろうな。
頬を赤らめながらも嬉しそうにしている彼女を見ていて、ふと思う。
魔王だからこそ、そういった事が許されなかったのだろうか。それとも、異世界には彼女の興味を惹くものがなかったのだろうか。だとしたら……それはそれで、きっと寂しいのだろう。もしかすると、彼女はあの俺との死闘で、そういった感情から解放されたのかもしれない。
初めてのコメント返しで色々騒がしくもありながらも、和やかな雰囲気。視聴者達もなんだかんだコメントでい言いながらも、面白がってくれているのか、ほぼほぼ三〇人全員がチャンネル登録をしてくれていた。一応、俺個人は変なヘイトを買ってしまってはいるものの、初手としては上々か?
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