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第1章
第5話 「いいか、痛車は愛なんだよッ!!!!」
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「何と禍々しい姿、、、あれは悪魔なのか?」
「皮膚に人の魂が憑依しておる。悪霊の類ではないだろうか?」
「と、ともかくギルドのものを呼んでこよう。戦いになるかもしれない」
「それもそうだな」
エルソルシア。
それは勇者が生まれ育った農業の街であり、魔王の支配領域からかなり離れているため比較的平和だとされている場所である。
うん、俺の記憶の中ではそうなのだが、なぜ俺の目の前にいる人々は殺意むき出しで鍬やら斧やらを掲げているのだ? これでは外界の人間を隔絶する蛮族じゃないか。
「あのクソ野郎ッ! バンパーのカルたんに松明投げやがったぞ!? 生かしちゃおけねえ、轢き殺せッ!」
「まあ、待て慎吾。ここは大人しく相手の話を聞いてみよう」
正直、魔女狩り装備を身につけた人間と話せば火炙りになりそうだが、ここはリスクを取ってでもコミュニケーションを図らなければならない。ガソリンの残量が別の街まで持ちそうにないのだ。
「中から人が出てきたぞ。交戦するつもりかもしれん。皆の衆、武器を構えよ! ギルドの者は最前線で街を守れ!」
町長っぽいのか知らんが、偉そうなやつが群衆から出てきた。しかも老人。これは厄介なことになりそうだ。
「いや待てッ! 俺はここに戦いに来たのではないッ! 武器を納めるんだッ!」
「何を言う、その禍々しいものを街に持ち込んでおいて何を言うのだ!」
喋るたびに相手の口から唾が飛び出す。やけに好戦的なジジイだ。久しぶりに楽しい楽しいディベート大会ができそうである。
「禍々しいだとッ、聞き捨てならねえ、やはり轢き殺さなければッ!」
「おい、あいつ今轢き殺すって言ったぞ、やっぱりこの街を侵略しにきた魔族かなんかに違いねえ!」
「慎吾ォオオオオオ、一度黙れえええええええええええええッ!!!!」
俺の声でざわついていた周囲の奴らが静かになった。
「いいか、俺たちは平和の使者なのだッ! 決して戦いに来たのではないッ!」
「ではお前たちの持ち込んだその得体の知れぬものは一体何なのだ!?」
「得体が知れぬだと? よく見てみろ、これは痛車というただの鉄の塊の上に絵を描いたものだ。触ってみてもいいぞ?」
「そんなものになど触れるか、お前が触ってみせろ!」
なぜこいつらはこんなにも痛車を怖がるんだ? 王は普通にプロモーションしてたし、『王』に関しては普通に乗り込んできたんだぞ? 全く、こういう時代はすぐにご近所さん経由で悪い噂がすぐに広まったのだろうな。
「ほら、触っても何もない。いいか、これは俺たちが愛する女の子たちの絵を描いただけのものなのだッ!」
「何ッ、言われてみればあれはただの絵だ。別に禍々しいものじゃ、、、というか、あれなんか可愛くね?」
「確かに可愛いわ」
「俺なんか欲しくなってきたかも……」
「ええい、惑わされるなッ! そもそもお前たちは愛を語ってはいるが、それには複数の女の子の絵が描かれているではないか! 恋人が複数いるなどもってのほか、浮気ではないかッ!?」
「浮気だとッ! いつから人は愛すべきものを複数持ってはならないと定められたのだッ!? そもそも愛に壁などあってはならぬッ! 愛するものを愛し、全てを大切にするッ! これこそが人間として大切なことではないのかッ!」
「な、何とふしだらな思想、、、」
「フッ。それって、あなたの感想、ですよね? (ゲス顔)」
「ナニィ!?」
「箱推し上等、関連商品全買いコンプリート、同人誌もD⚪︎siteで一括購入。これの何が悪いッ!? そもそも浮気とは愛が偏るからダメなのだッ! だが、俺たちは全てを平等に愛するッ!! その証明がこの痛車ッ!!! いいか、痛車は愛なんだよッ!!!!」
「グフッ!!!」
「さ、佐武郎ッ! お前あんなに痛車をボロクソに言ってたくせに、本当は愛してくれてたんだなッ! 感動したぜッ、その演説ッ!!」
決まった。
完璧なる勝利ッ!
インターネットの糞溜め御三家、Yo⚪︎tu⚪︎eのコメント欄、Y⚪︎hoo知恵袋、そして最高峰最長老たる2ch、5chで鍛え上げられた俺の論破力を舐めるんじゃねえッ!
フッ、日本の八百万の神々よ。
日本のプライドは俺たちが守りましたぜ。
「うおーーーーーーー、痛車は愛ッ! 痛車は愛ッ!」
「この愛すべき訪問者たちを歓迎するんだッ!」
「うッう、そこに痺れる憧れるぅッ!」
「俺、今日好きな女の子全員に告るわ」
「俺も、だぜ。兄弟」
こうして俺たちは始まりの街エルソルシアに愛の使徒として足を踏み入れることを許可されたのである。
△▼△▼△
「お嬢さん、冒険者ギルドってどこにあるか分かりますかね? (キリッ)」
「あ、噂の愛の使徒様御一行ですね! この道をまっすぐ進んで右に曲がればありますよ」
「感謝する」
「いえいえ、このくらい当然のことです!」
大演説をぶちかました後、後々やってきた羞恥心を押しつぶしつつ、済ました顔でドライブを続ける。やべえ、思い返すと心臓が握りつぶされて死にそうだ。ハンドルも握りつぶしそう。
「いやぁ、俺たち愛の使徒だってよ? 俺の痛車改造も役になったな!」
「あ“? 今から死にたいだぁ?」
「お、おい。佐武郎なんでそんな殺気だってんだ」
「これが酒を飲まずにやっていられるかッ! 羞恥心で死ぬわ」
「佐武郎……」
「なんだ」
「羞恥心なんか捨てろ。恥じらいというものは人を時に縛りつけ、せっかくのチャンスを台無しにする。恥じていいのは可愛い女の子だけなんだ」
「なっ、お前珍しくいいことを」
「だから俺は、夜中に家の前の路上を全裸で彷徨くという厳しく、そして興奮するような修行を重ねた」
「今、お前が恥じらいを捨てたせいでせっかくのイメージ修正機会を失ったぞ」
「何だとッ!?」
△▼△▼△
「なんか聖地巡礼みたいな気分だな」
「わかるそれ」
ギルド。
それは中世ファンタジーを語るには欠かせない存在。いかついキャラクターから可愛い女の子という多種多様な人々が集うロマンの場所。人種のサラダボウルとはまさにこの場所であろう。
まあひとまずマイ痛カーを路上駐車し、ブラックな木材で作られた入り口からギルドに入る。
「いらっしゃいませ。ご用件は何でしょ↓うぉ↑って!?」
「ほ、本物の受付嬢ッ! 感謝ッ、この出会いに感謝ッ!」
慎吾が入った瞬間にカウンターまで駆け寄って受付嬢の手を握る。流石だな、屋外で全裸になれる無敵の人の思想は分かんねえわ。
あ、そういえばだけど最近のアニメで受付嬢めっちゃやってる声優さん居るよな。誰だっけか。
「あ、あのぉ~、そんなに手を握られても困るのですが」
「いえ、後もう少し、ほんのもう少しでいいのでッ!」
「やめろ慎吾、周りからの視線が痛すぎる」
このギルド、クエスト受付のコーナーもあるがほとんどのスペースが酒場として使われている。昼間っから飲みまくってるゴツい奴らの視線は殺人級だ。
「ところで受付嬢さん、ギルドに登録する方法を教えてもらってもいいですか?」
「登録ですね。そしたらまずはお二人分の登録料、1000ラム支払っていただけますか?」
「ああ、1000ラムね。ええと確か、、、おい、ラムってなんだ慎吾。ラム肉のことか? この受付嬢は大食いなのか?」
「何ッ!? あなたは大食い属性も持っているのか!? 俺の性癖にグサグサ突き刺さってくるぞッ!」
「すみません、お金払っていただけないとこの先は、、、」
「何ッ!? ここはそういうお店なのか!? 今すぐ払うぞ、いくらなんだ?」
「いや、だから1000ラム、、、」
まいったな。俺の財布にはクレジットカードと10万円くらいは入っているがラムなんて通貨は持ち合わせていない。クソが、これが電子化の遅れの弊害だというのかッ!?
「佐武郎、俺にいい案がある」
「何だと、また碌でもない案じゃないだろうな?」
「いいから少し待ってるんだ」
そう言って慎吾は一度痛車の中に戻り白い何かを抱き抱えて戻ってきた。
「すまんが現金支払いはできん。その代わりにこの『王』で一括支払いできるだろうか?」
「ワンッ!」
慎吾が持ってきたのは例の王城から連れてきてしまったデカくて白い犬、『王』だった。
こいつ、イカれてんのか?
「皮膚に人の魂が憑依しておる。悪霊の類ではないだろうか?」
「と、ともかくギルドのものを呼んでこよう。戦いになるかもしれない」
「それもそうだな」
エルソルシア。
それは勇者が生まれ育った農業の街であり、魔王の支配領域からかなり離れているため比較的平和だとされている場所である。
うん、俺の記憶の中ではそうなのだが、なぜ俺の目の前にいる人々は殺意むき出しで鍬やら斧やらを掲げているのだ? これでは外界の人間を隔絶する蛮族じゃないか。
「あのクソ野郎ッ! バンパーのカルたんに松明投げやがったぞ!? 生かしちゃおけねえ、轢き殺せッ!」
「まあ、待て慎吾。ここは大人しく相手の話を聞いてみよう」
正直、魔女狩り装備を身につけた人間と話せば火炙りになりそうだが、ここはリスクを取ってでもコミュニケーションを図らなければならない。ガソリンの残量が別の街まで持ちそうにないのだ。
「中から人が出てきたぞ。交戦するつもりかもしれん。皆の衆、武器を構えよ! ギルドの者は最前線で街を守れ!」
町長っぽいのか知らんが、偉そうなやつが群衆から出てきた。しかも老人。これは厄介なことになりそうだ。
「いや待てッ! 俺はここに戦いに来たのではないッ! 武器を納めるんだッ!」
「何を言う、その禍々しいものを街に持ち込んでおいて何を言うのだ!」
喋るたびに相手の口から唾が飛び出す。やけに好戦的なジジイだ。久しぶりに楽しい楽しいディベート大会ができそうである。
「禍々しいだとッ、聞き捨てならねえ、やはり轢き殺さなければッ!」
「おい、あいつ今轢き殺すって言ったぞ、やっぱりこの街を侵略しにきた魔族かなんかに違いねえ!」
「慎吾ォオオオオオ、一度黙れえええええええええええええッ!!!!」
俺の声でざわついていた周囲の奴らが静かになった。
「いいか、俺たちは平和の使者なのだッ! 決して戦いに来たのではないッ!」
「ではお前たちの持ち込んだその得体の知れぬものは一体何なのだ!?」
「得体が知れぬだと? よく見てみろ、これは痛車というただの鉄の塊の上に絵を描いたものだ。触ってみてもいいぞ?」
「そんなものになど触れるか、お前が触ってみせろ!」
なぜこいつらはこんなにも痛車を怖がるんだ? 王は普通にプロモーションしてたし、『王』に関しては普通に乗り込んできたんだぞ? 全く、こういう時代はすぐにご近所さん経由で悪い噂がすぐに広まったのだろうな。
「ほら、触っても何もない。いいか、これは俺たちが愛する女の子たちの絵を描いただけのものなのだッ!」
「何ッ、言われてみればあれはただの絵だ。別に禍々しいものじゃ、、、というか、あれなんか可愛くね?」
「確かに可愛いわ」
「俺なんか欲しくなってきたかも……」
「ええい、惑わされるなッ! そもそもお前たちは愛を語ってはいるが、それには複数の女の子の絵が描かれているではないか! 恋人が複数いるなどもってのほか、浮気ではないかッ!?」
「浮気だとッ! いつから人は愛すべきものを複数持ってはならないと定められたのだッ!? そもそも愛に壁などあってはならぬッ! 愛するものを愛し、全てを大切にするッ! これこそが人間として大切なことではないのかッ!」
「な、何とふしだらな思想、、、」
「フッ。それって、あなたの感想、ですよね? (ゲス顔)」
「ナニィ!?」
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「グフッ!!!」
「さ、佐武郎ッ! お前あんなに痛車をボロクソに言ってたくせに、本当は愛してくれてたんだなッ! 感動したぜッ、その演説ッ!!」
決まった。
完璧なる勝利ッ!
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フッ、日本の八百万の神々よ。
日本のプライドは俺たちが守りましたぜ。
「うおーーーーーーー、痛車は愛ッ! 痛車は愛ッ!」
「この愛すべき訪問者たちを歓迎するんだッ!」
「うッう、そこに痺れる憧れるぅッ!」
「俺、今日好きな女の子全員に告るわ」
「俺も、だぜ。兄弟」
こうして俺たちは始まりの街エルソルシアに愛の使徒として足を踏み入れることを許可されたのである。
△▼△▼△
「お嬢さん、冒険者ギルドってどこにあるか分かりますかね? (キリッ)」
「あ、噂の愛の使徒様御一行ですね! この道をまっすぐ進んで右に曲がればありますよ」
「感謝する」
「いえいえ、このくらい当然のことです!」
大演説をぶちかました後、後々やってきた羞恥心を押しつぶしつつ、済ました顔でドライブを続ける。やべえ、思い返すと心臓が握りつぶされて死にそうだ。ハンドルも握りつぶしそう。
「いやぁ、俺たち愛の使徒だってよ? 俺の痛車改造も役になったな!」
「あ“? 今から死にたいだぁ?」
「お、おい。佐武郎なんでそんな殺気だってんだ」
「これが酒を飲まずにやっていられるかッ! 羞恥心で死ぬわ」
「佐武郎……」
「なんだ」
「羞恥心なんか捨てろ。恥じらいというものは人を時に縛りつけ、せっかくのチャンスを台無しにする。恥じていいのは可愛い女の子だけなんだ」
「なっ、お前珍しくいいことを」
「だから俺は、夜中に家の前の路上を全裸で彷徨くという厳しく、そして興奮するような修行を重ねた」
「今、お前が恥じらいを捨てたせいでせっかくのイメージ修正機会を失ったぞ」
「何だとッ!?」
△▼△▼△
「なんか聖地巡礼みたいな気分だな」
「わかるそれ」
ギルド。
それは中世ファンタジーを語るには欠かせない存在。いかついキャラクターから可愛い女の子という多種多様な人々が集うロマンの場所。人種のサラダボウルとはまさにこの場所であろう。
まあひとまずマイ痛カーを路上駐車し、ブラックな木材で作られた入り口からギルドに入る。
「いらっしゃいませ。ご用件は何でしょ↓うぉ↑って!?」
「ほ、本物の受付嬢ッ! 感謝ッ、この出会いに感謝ッ!」
慎吾が入った瞬間にカウンターまで駆け寄って受付嬢の手を握る。流石だな、屋外で全裸になれる無敵の人の思想は分かんねえわ。
あ、そういえばだけど最近のアニメで受付嬢めっちゃやってる声優さん居るよな。誰だっけか。
「あ、あのぉ~、そんなに手を握られても困るのですが」
「いえ、後もう少し、ほんのもう少しでいいのでッ!」
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このギルド、クエスト受付のコーナーもあるがほとんどのスペースが酒場として使われている。昼間っから飲みまくってるゴツい奴らの視線は殺人級だ。
「ところで受付嬢さん、ギルドに登録する方法を教えてもらってもいいですか?」
「登録ですね。そしたらまずはお二人分の登録料、1000ラム支払っていただけますか?」
「ああ、1000ラムね。ええと確か、、、おい、ラムってなんだ慎吾。ラム肉のことか? この受付嬢は大食いなのか?」
「何ッ!? あなたは大食い属性も持っているのか!? 俺の性癖にグサグサ突き刺さってくるぞッ!」
「すみません、お金払っていただけないとこの先は、、、」
「何ッ!? ここはそういうお店なのか!? 今すぐ払うぞ、いくらなんだ?」
「いや、だから1000ラム、、、」
まいったな。俺の財布にはクレジットカードと10万円くらいは入っているがラムなんて通貨は持ち合わせていない。クソが、これが電子化の遅れの弊害だというのかッ!?
「佐武郎、俺にいい案がある」
「何だと、また碌でもない案じゃないだろうな?」
「いいから少し待ってるんだ」
そう言って慎吾は一度痛車の中に戻り白い何かを抱き抱えて戻ってきた。
「すまんが現金支払いはできん。その代わりにこの『王』で一括支払いできるだろうか?」
「ワンッ!」
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気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
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