強くなりたいと言ったら、元魔王に開発調教されていました~宝石姫と元魔王の恋物語~

花虎

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この先に何があるのか、少し興味が出てきたフィンリーはちろり、と舌を出して口を開ける。そこに、レストの人差し指が入れられた。

 濡らすって……舐めればいいのかな……

口内に入れられた指を舌で舐めて、唾液をまとわりつかせる。

 レストが一体何をしようとしているのか、わからないけれど……。なんとかちゅうちゅうと指に吸い付いていると、指先が上顎をくちくちと撫でてきて、身体が跳ねた。

 思わず指を噛んでしまいそうになり、慌てたが、レストは気にする様子もなく上顎をさらに擽ってくる。

 ぞわぞわと全身が粟立つ感覚がして、なんだこれ、とフィンリーが声に出すよりも早く、唾液で濡れたレストの指先が口から引き抜かれた。

知らず上がっていた息を整えようとしたら、濡れた指先がちょん、ちょん、と胸の突起に軽く触れた後、ぬるりと押しつぶすように刺激を加えてきた。瞬間。

「ぁ……っ」

思わず、声が零れた。

 慌てて口を塞いだけれど、視界が真っ暗な中、そのまま胸の突起をぬるぬると撫でるように弾かれると、手の隙間から吐息が漏れる。

 唾液によってぬるついた滑りの良さが、いつもより自分にその卑猥な形を意識させる。

「乳首も硬くなって、こりこりで気持ち良さそうですよ」

また耳の後ろに唇をつけて言葉をなげかけられると、より一層、そこへと意識が集中してしまう。

「ん……っんん……っ」

 そして何より、視界が塞がれていることにより、どう触られるか、いつ触られるかわからずに、普段よりも格段にその指の動きが与える刺激を敏感に拾う。触れられているのは胸なのに弄られる度に下腹部に響き、重たくなっていく。

 なんだこれ……っ

じくじくと下腹部に疼きが溜まり、解放されない感覚に目尻に涙が浮かぶ。先端をリズムよく弾いていた指先が、時折少し力を入れて親指と人差し指で摘まんで扱く。絶妙な強さで繰り返されるそれに、思わず逃げるように身を前に倒すが、逃れられず。

「ぁ……っ」

もうやだ、と頭を振ると、ぱさぱさとブロンドの髪が揺れる。逃げをうつ身体を、後ろからがっちりホールドされていて、快感から逃げる場所がない。

「……やだ……せんせ……」

怖い、とか細い声で訴えると、ぴたりと手が止まる。それからとても優しい手付きでフィンリーの下腹部を撫でた。その刺激すら、ぴくりと肩を震わせてしまう。

「あぁ、良い感じに魔力が溜まっていますね」

何を言っているかわからない。ぼぅっとした頭でレストの言葉の意味を理解しようとするが、じくじくと疼く腹が思考をぼやけさせる。

「でもこのままだと淀んでしまうから、引き受けますね」

 そう言うと、レストはフィンリーの顎をくい、と持ち上げておもむろに唇を重ねた。驚く間もなく、分厚く長い舌がフィンリーの口内に侵入して、無遠慮にかき混ぜる。

 上あごを擦り上げ、歯列を舐め、魔族独特の長い舌をフィンリーのそれに絡めて吸い上げる。マッサージされるように舌を扱かれると、身体の下腹部にあった疼きがさらに膨張していき、フィンリーの思考回路を完全に奪った。何も考えられない。

 くちゅくちゅと合わせた唇の間から水音が響き。頭の芯を痺れさせる。もはや身体に力なんて入らなくて、レストに身体全体を預け、縋るようにさまよった指先は彼の手に絡めとられる。

 追い立てるように疼きが熱に変わり、熱が全身に回り始める。

「ん……っはぁ……ぁ…っ」

口づけの合間にも吐息が漏れ、いつの間にかフィンリー自身もレストの舌を追いかけていた。

 何これ
 気持ちいい……

 認めてしまえば、簡単だった。

 それは確かにフィンリーが初めて自分から認識した快楽だった。

 身体をめぐる熱は心地よく、もっと、もっとと無意識に求めてしまう。口づけをしながら、レストの空いた方の手がフィンリーの下腹部をぐぐ、と圧迫する。

 そうして、

「……ん…ぅ…っ」

びくん、と大きく身体を跳ねさせた瞬間、フィンリーの中にあった熱が全て合わさった唇からレストに移った。

 残ったのは、心地よい倦怠感。

くてり、とレストに身を預けるフィンリーを見下ろして、レストはにっこりとほほ笑んだ。

「よくできました」







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