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第一章 始まり
友人の話 1/4
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皆さんはシコツコをご存知だろうか。観光名所でもある一方、心霊スポットとしても有名であるところである。
なぜ心霊スポットと呼ばれているのかというのは、自殺者が多数存在したーーとある怪談でカメラを落とした友人が湖に飛び込みそのまま浮かび上がってこなかったことから自殺者に引き寄せられたのではないかーーなど多くの噂があることかららしい。
これは私の友人2人の話である。
友人はAとBとおこう。
そのAとBが家族ぐるみで夏休みにキャンプをしにいったときのこと。
当日の昼は風が強く、テントがキシキシと音をたてこの時期に合わぬ少し肌寒いなかでのキャンプとなった。
風を遮る建物がキャンプ場近くにないためこのビュウビュウと吹く風が止むまで近場のレジャー施設のテーブル席で待つことになった。
風が止んだのは1時間後のことでキャンプ場で食事を済ませ、カヌーでシコツコを楽しむことになった。
AとBとAの父親がそのうちの一隻に乗り、漕ぎ始めました。シコツコの上は心地よいとは言えない生ぬるい風が流れており、漕ぎ始めて400m程進んだとき、
「A、B知ってるかい。このシコツコっていうのはね、別名で死骨湖っていう風に呼ばれてるんだよ。」
(Aの父親はそんな突拍子もなく驚かせるような性格ではないことは私も知っていたので当人達はとても驚いていたそうで)
するとAは、カヌーをバシャバシャと漕ぎ慣れない様子で
「そんなこと言ってないでしっかり漕いでよ。」
Aの父親は、Aのツッコミを無視してカヌーを漕ぎながら
「シコツコっていうのは元の意味では大きな窪地って言ってね。小学校の頃に宿泊学習のバスガイドから聞いたんだけどシコツコで自殺した人は浮かび上がってくることはないんだそうだ。なんでかわかるか。」
Bは湖のそこを見つめながら、Aの父親に
「この下にある藻や朽ち木に絡まっているからですか。」
Aの父親は、
「そう。だが不思議なことに遺棄された死体も浮かび上がって来ないんだ。陸の上でできた死体は水中になげられても浮いてくるんだがここだけはなぜか浮いてこない。なんでだと思う。」
「これが分かれば次の話もわかると思うんだけどね。」
Aは父親のフザケに乗るようにして
「自殺者が寂しいからここに引っ張ったっていうこと。」
そう答えるとAとBが乗っているカヌーが大きく揺れた。それと同時にAの耳には赤子のなく声が籠もった声で聞こえたそう。グラグラと揺れるカヌーの中でAの父親の血の気がサーッとひいてカヌーの中でぐったりしてしまったため、AとBは何かあっては困ると思い急いで引き返した。
キャンプ場に戻ると父親はシコツコの水のようにキーンとしゃっこくて、すぐさまAとBの家族を呼び戻し、Aの父親を持ってきた布団や防寒シートでくるむも、父親の意識はないようにみえたため先程立ち寄ったレジャー施設に向かい救急車をよんだ。その際、レジャー施設の管理人にとある話を聞いた。
なぜ心霊スポットと呼ばれているのかというのは、自殺者が多数存在したーーとある怪談でカメラを落とした友人が湖に飛び込みそのまま浮かび上がってこなかったことから自殺者に引き寄せられたのではないかーーなど多くの噂があることかららしい。
これは私の友人2人の話である。
友人はAとBとおこう。
そのAとBが家族ぐるみで夏休みにキャンプをしにいったときのこと。
当日の昼は風が強く、テントがキシキシと音をたてこの時期に合わぬ少し肌寒いなかでのキャンプとなった。
風を遮る建物がキャンプ場近くにないためこのビュウビュウと吹く風が止むまで近場のレジャー施設のテーブル席で待つことになった。
風が止んだのは1時間後のことでキャンプ場で食事を済ませ、カヌーでシコツコを楽しむことになった。
AとBとAの父親がそのうちの一隻に乗り、漕ぎ始めました。シコツコの上は心地よいとは言えない生ぬるい風が流れており、漕ぎ始めて400m程進んだとき、
「A、B知ってるかい。このシコツコっていうのはね、別名で死骨湖っていう風に呼ばれてるんだよ。」
(Aの父親はそんな突拍子もなく驚かせるような性格ではないことは私も知っていたので当人達はとても驚いていたそうで)
するとAは、カヌーをバシャバシャと漕ぎ慣れない様子で
「そんなこと言ってないでしっかり漕いでよ。」
Aの父親は、Aのツッコミを無視してカヌーを漕ぎながら
「シコツコっていうのは元の意味では大きな窪地って言ってね。小学校の頃に宿泊学習のバスガイドから聞いたんだけどシコツコで自殺した人は浮かび上がってくることはないんだそうだ。なんでかわかるか。」
Bは湖のそこを見つめながら、Aの父親に
「この下にある藻や朽ち木に絡まっているからですか。」
Aの父親は、
「そう。だが不思議なことに遺棄された死体も浮かび上がって来ないんだ。陸の上でできた死体は水中になげられても浮いてくるんだがここだけはなぜか浮いてこない。なんでだと思う。」
「これが分かれば次の話もわかると思うんだけどね。」
Aは父親のフザケに乗るようにして
「自殺者が寂しいからここに引っ張ったっていうこと。」
そう答えるとAとBが乗っているカヌーが大きく揺れた。それと同時にAの耳には赤子のなく声が籠もった声で聞こえたそう。グラグラと揺れるカヌーの中でAの父親の血の気がサーッとひいてカヌーの中でぐったりしてしまったため、AとBは何かあっては困ると思い急いで引き返した。
キャンプ場に戻ると父親はシコツコの水のようにキーンとしゃっこくて、すぐさまAとBの家族を呼び戻し、Aの父親を持ってきた布団や防寒シートでくるむも、父親の意識はないようにみえたため先程立ち寄ったレジャー施設に向かい救急車をよんだ。その際、レジャー施設の管理人にとある話を聞いた。
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