宝石の召喚師

Kanzashi

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品定め:ユークレースのナイト

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[ ユークレースのナイト ]

ムーンストーンのルークが辺りを見渡す

ルナの方を見て

ムーンストーン「あなた?」

ルナ「そう、わたし」

召喚した子に説明をする

問題はなさそうだ

シエル「イリスの石は?」

イリス「え?あぁ・・・ちょっとまってね・・・」

魔法陣を空間で発動させる

白と青緑のの光が石を包む

青白いワンピースを着た女の子が槍を持って現れる

ムーンストーンが驚いて槍を構える

ルナが説明する

ユークレースの子はすぐに状況がわかったらしい

召喚されるのは始めてではいということか

シエル「じゃぁ、私も」

アメジストのナイトを石に戻してアイオライトに魔法陣を重ねる

現れたのは水色の髪のショートカット

白いワンピース上に鎧を重ねて・・・

手には短い剣?だろうかショートソードのようなものを持っている。

こちらも敵意はなさそうだ

ルナがムーンストーンの子を石に戻す

アクアマリンを取り出して召喚を始める

青白い光の中から女の子が現れる

背が低く見える・・・子供に見えなくもない

アッシュベージュのショートボブ

この子も白いワンピースを着ている

槍に剣がつながったような武器

体が小さいからか武器が長く見える

周りを見渡して武器を構える

表情を見るとかなり警戒しているように見える

剣と槍を持った子と5人に囲まれたらそうなるか・・・

ルナ「こんにちは、お願いがあるんだけどね・・・」

アクアマリンの子は首をかしげて話を聞いている

自分が何かもわからないまま石の中で寝ていた・・・ということだろうか?

何事もなくみんなを石に戻していく

シエル「ナイトが多いね」

ルナ「やっぱりビショップ、プリースト、ウイザードは少ないのかな?」

イリス「みたいだね・・・」

シエル「明日は移動しようと思うけどいいかな」

ルナ「そうだね」

イリス「次はどこの街?」

シエル「そだね・・・夕食を食べながら考えますか」

日が傾いていた

イリス「荷物を整理してから食事でいいかな?」

シエル「そうしよう」

日が暮れてから食事に出かける

ビールと料理を注文する

イリスは東の国からこの国にはいって移動してきている

私たちは西の港街から来ていた

イリスの姉のエレクトラは南に向かったといっていた

シエル「次はここから北東の街に行く予定だったんだけど・・・どうしようか?」

イリス「ん?あぁ、私は急いでないから合わせる」

シエル「そう、明日の昼前から馬車で移動して夕方に途中の小さな町に着く予定で一晩すごして次の日の午後には到着するかな・・・」

ルナ「上着を買っていかないと北東は寒いかもね」

シエル「そのほうがよさそう」

イリス「君たち薄着だもんね・・・」

ルナ「西はけっこうあたたかかったんだけどね、ここ最近急に冷えたかな・・・」

イリス「そういえば・・・こっちの国に「宝石の錬金術師」って童話があるんだって?」

ルナ「あ・・・うん。昔・・・子供のころ読んだ絵本というか童話でね・・・」

イリス「どんな話?」

ルナ「あれはたしか・・・」


[ アイオライトのナイト ]
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