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第十八話 訪問
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初対面からあんな事を言われるなんてびっくり。でも、あの子の事だからそれも仕方がないのかなって。
でも、少し意外だった。あの子が誰かと仲良さそうにしている姿が。
アタシにはあんな事を言っていたのに……。
学校全体における実技成績の上位者たちは、本来ならば四人で一部屋のところ特権として一人部屋を選ぶ事が出来る。
鈴宮桃として去年一年間を懸命に過ごして来たアタシは、無事にその特権を得る地位を獲得する事が出来ていた。
それもただの一人部屋ではない。特権と呼ばれている事からわかるように、随分と優遇された立場にある。
小さな小部屋ではなく、お風呂にリビングダイニング、キッチンが揃っていて、更には二つの空き部屋まである。
アタシは一人で住んでいるけれど、成績上位者の中にはこれを利用して二人暮らしをしている生徒もいるらしい。ちなみに特権所有者が希望すれば認められている事だよ。
同性でも他人に身体を見られるのはあまり好きではないから、お風呂があるのは本当に助かる。何より密会するのには都合が良いから。
大盛り上がりした模擬戦の観戦を終えた後、アタシは自室で料理をしていた。何を作るかは少しだけ迷ったけれど、たんぱく質の補給が必要だろうし、チキンソテーにしておこう。でも鶏肉だけじゃ少し寂しいかな? せっかくの機会だもんね。
完成した料理をお皿に盛り付け、テーブルまでの配膳を終えたタイミングでチャイムが鳴り響いた。
「はーい」
相手に聞こえるかはわからないけれど、とりあえず反射的に声を掛けながら玄関へと向かった。
「お待たせ」
ドアを開けるとそこには予想していた通りの顔があった。
「よう。食堂振りだな」
心底機嫌が悪そうな少女。タルトの初訪問だった。
☆ ★ ☆ ★
鈴宮桃とやらは特権を行使して一人部屋を使っている。
そんな話を聞いた時からこの行動は決めていた。
女子寮の最上階。オレは特権所有者たちが住んでいるであろう場所にいた。
チャイムを鳴らすとすぐにドアが開いた。
相変わらずの笑みを浮かべている少女、クソビッチこと鈴宮桃とやらの姿があった。
長い茶髪を結ぶ事なく背中に流し、鍛えられた肉体は引き締まっている。細く長い四肢をしているというのに、胸元は大盛りという矛盾した身体。
「お待たせ」
「よう。食堂振りだな」
「うん、会話はそうだね。駆狼君との戦い見たよ」
「駆狼君《・・・》、ねえ?」
「あはは……立ち話もアレだから、中入って。お腹空いてるでしょう?」
「はぁー、そうだな」
気まずそうに頬を掻きながら話を逸らすクソビッチ。まあ今は流されてやろう。こいつと会っている姿を誰かに見られるのは面倒だからな。
部屋に通されたわけだが……広いな。
まだ自分が割り振られた部屋にすら行っていないけど、一人で暮らすには豪勢過ぎないか?
「本当に一人で生活してるのか? 男を連れ込んでるんじゃないか?」
「もう、するわけないでしょう? アタシがそんな女に見えるの?」
「見える」
「即答かー」
こんなにエロい身体をしているんだ。オス共が放っておくわけがない。実際に今じゃあ姫みたいな立場にいるみたいだからな。あの中の何人かと肉体的関係を持っていたとしても不思議じゃないと思うのが普通だ。
オレらの歳の男はほぼ猿と等しいからな。
そんなオレの思考も読んでいるんだろう。困った表情を浮かべるクソビッチ。……少し懐かしく感じた。
「もう、そんな事するわけないでしょう? アタシは女王様《・・・》の忠実なる道具なんだよ?」
「……ああ、そうだったな」
鈴宮桃。
それはこの国で暮らすために与えられた偽りの名前。
クソビッチの本当の名前、それは——
「ピーチ」
オレ直属の上官だった少女、ピーチ。
去年別れてからずっとこの国に潜入していたんだ。その任務内容は知らされていないが、女王様のお気に入りであるピーチに名指しで入った任務……どうせ碌な内容じゃない。
予め内容を知らされなかったという事は、ピーチに協力しろというものではないはずだ。だからこそオレは速攻で喧嘩を売った。
二つの派閥があるというのならば、ピーチが絶対に入り込む事の出来ない派閥寄りの立場になるために。
「ピーチは知ってたのか? オレが来る事をさ」
「半分そうかな。もう一人向かわせたって聞いた時にタルトかなって、なんとなくだけど」
「オレの任務内容は知ってるのか?」
「うん、聞いたよ。高根君の護衛だよね。今日からなのにもう仲良くなってて驚いた」
「友達らしいからな」
「へえ、そうなんだ? ふふっ、タルトらしくないね」
「……オレらしいってなんだよ」
小さく笑いながら楽しそうにしているピーチ。なんとなく嬉しそうにしているように見えたけど、なんで?
「お話は食べてからにしよっか。どうぞ」
「ああ、いただきます」
レタスとゆで卵のサラダに、トマトとチーズのカプレーゼ。コーンスープとそれからメインはチキンソテーとローストビーフだ。
「随分と豪勢だな」
「そりゃあ、可愛い部下との再会だからね。張り切りもするよ」
そう言って優しい笑みを浮かべるピーチ。
こいつはいつもそうだ。
同い年だというのに、いつもこうやってお姉さん振るんだ。……いや、むしろ姉というよりも母に近いような、そんな慈愛に満ちていやがる。
「何か食べないものがあったら言ってね。今から追加でも良いし、次の機会にでも作るから」
「あー、それじゃあ次のリクエスト」
「うんっ。なんでも言って」
嬉しそうに言う彼女に、オレは笑みの裏に悪意を隠して言葉にした。
「ペスカトーレ」
「……えーと、タルト?」
「ペスカトーレ」
「あのー、それはー、そのー……」
あからさまに困っているピーチ。そりゃそうだ。
ペスカトーレというのはトマトソースのスパゲッティの一つだ。カプレーゼがあるように、トマトソースを作るのは大変だろうけれど不可能じゃない。
みじん切りにした玉ねぎを焦げないようにじっくりと炒め、トマトと共にじっくりと煮込んで酸味を飛ばす……とかだっけか?
がむしゃらに修行をしていた時期に、日常も知れと作らされたのを覚えてる。飴色とやらになるまで玉ねぎを炒めるのが想像以上に大変で、何度も焦がしたっけ。
話を戻そう。
トマトソースは問題ない。だけどペスカトーレには重要な要素がある。それは、魚介類の存在だ。
そう。魚介類を使用したトマトソースのスパゲッティ。それがペスカトーレなんだ。
そしてこの国には海がない。川はあるものの、生活に使う水を確保するために作られた人工的な川であり、そこに魚の姿はない。
となればどうなるか。単純な話だ。この国には魚介類を食べるという文化そのものがないんだ。だから当然それらを販売している店もない。
「なあピーチ。オレはペスカトーレが食べたいな!」
「——っ!? わかった! 必ず用意するね!」
我ながら珍しい事に満面の笑みを浮かべてお願いをすると、ピーチは目を丸くした後にそう言った。
はい。言質もーらい。ちょろい女だよ。本当に。逆に心配になるくらいだ。
ちなみに意地悪心だけでペスカトーレをリクエストしたわけじゃない。
オレの故郷はこの国と同じように海に接しておらず、魚介類を食べる文化はなかった。だけど女王様の道具となり、様々な文化を与えられた。
初めて食べた魚介の美味しさには本当に驚いた。こんなにも美味しいものを知らずに生きていたのかと、感動したほどだ。
それからというもの、オレの好物は魚介類になっていた。
色々な料理があるけれど、中でも一番好きなのはやはり……寿司だな。とはいえ、流石にそれは不可能だからな。ピーチならばどうにかしてペスカトーレを作ってくれると、オレは信じているよ。
でも、少し意外だった。あの子が誰かと仲良さそうにしている姿が。
アタシにはあんな事を言っていたのに……。
学校全体における実技成績の上位者たちは、本来ならば四人で一部屋のところ特権として一人部屋を選ぶ事が出来る。
鈴宮桃として去年一年間を懸命に過ごして来たアタシは、無事にその特権を得る地位を獲得する事が出来ていた。
それもただの一人部屋ではない。特権と呼ばれている事からわかるように、随分と優遇された立場にある。
小さな小部屋ではなく、お風呂にリビングダイニング、キッチンが揃っていて、更には二つの空き部屋まである。
アタシは一人で住んでいるけれど、成績上位者の中にはこれを利用して二人暮らしをしている生徒もいるらしい。ちなみに特権所有者が希望すれば認められている事だよ。
同性でも他人に身体を見られるのはあまり好きではないから、お風呂があるのは本当に助かる。何より密会するのには都合が良いから。
大盛り上がりした模擬戦の観戦を終えた後、アタシは自室で料理をしていた。何を作るかは少しだけ迷ったけれど、たんぱく質の補給が必要だろうし、チキンソテーにしておこう。でも鶏肉だけじゃ少し寂しいかな? せっかくの機会だもんね。
完成した料理をお皿に盛り付け、テーブルまでの配膳を終えたタイミングでチャイムが鳴り響いた。
「はーい」
相手に聞こえるかはわからないけれど、とりあえず反射的に声を掛けながら玄関へと向かった。
「お待たせ」
ドアを開けるとそこには予想していた通りの顔があった。
「よう。食堂振りだな」
心底機嫌が悪そうな少女。タルトの初訪問だった。
☆ ★ ☆ ★
鈴宮桃とやらは特権を行使して一人部屋を使っている。
そんな話を聞いた時からこの行動は決めていた。
女子寮の最上階。オレは特権所有者たちが住んでいるであろう場所にいた。
チャイムを鳴らすとすぐにドアが開いた。
相変わらずの笑みを浮かべている少女、クソビッチこと鈴宮桃とやらの姿があった。
長い茶髪を結ぶ事なく背中に流し、鍛えられた肉体は引き締まっている。細く長い四肢をしているというのに、胸元は大盛りという矛盾した身体。
「お待たせ」
「よう。食堂振りだな」
「うん、会話はそうだね。駆狼君との戦い見たよ」
「駆狼君《・・・》、ねえ?」
「あはは……立ち話もアレだから、中入って。お腹空いてるでしょう?」
「はぁー、そうだな」
気まずそうに頬を掻きながら話を逸らすクソビッチ。まあ今は流されてやろう。こいつと会っている姿を誰かに見られるのは面倒だからな。
部屋に通されたわけだが……広いな。
まだ自分が割り振られた部屋にすら行っていないけど、一人で暮らすには豪勢過ぎないか?
「本当に一人で生活してるのか? 男を連れ込んでるんじゃないか?」
「もう、するわけないでしょう? アタシがそんな女に見えるの?」
「見える」
「即答かー」
こんなにエロい身体をしているんだ。オス共が放っておくわけがない。実際に今じゃあ姫みたいな立場にいるみたいだからな。あの中の何人かと肉体的関係を持っていたとしても不思議じゃないと思うのが普通だ。
オレらの歳の男はほぼ猿と等しいからな。
そんなオレの思考も読んでいるんだろう。困った表情を浮かべるクソビッチ。……少し懐かしく感じた。
「もう、そんな事するわけないでしょう? アタシは女王様《・・・》の忠実なる道具なんだよ?」
「……ああ、そうだったな」
鈴宮桃。
それはこの国で暮らすために与えられた偽りの名前。
クソビッチの本当の名前、それは——
「ピーチ」
オレ直属の上官だった少女、ピーチ。
去年別れてからずっとこの国に潜入していたんだ。その任務内容は知らされていないが、女王様のお気に入りであるピーチに名指しで入った任務……どうせ碌な内容じゃない。
予め内容を知らされなかったという事は、ピーチに協力しろというものではないはずだ。だからこそオレは速攻で喧嘩を売った。
二つの派閥があるというのならば、ピーチが絶対に入り込む事の出来ない派閥寄りの立場になるために。
「ピーチは知ってたのか? オレが来る事をさ」
「半分そうかな。もう一人向かわせたって聞いた時にタルトかなって、なんとなくだけど」
「オレの任務内容は知ってるのか?」
「うん、聞いたよ。高根君の護衛だよね。今日からなのにもう仲良くなってて驚いた」
「友達らしいからな」
「へえ、そうなんだ? ふふっ、タルトらしくないね」
「……オレらしいってなんだよ」
小さく笑いながら楽しそうにしているピーチ。なんとなく嬉しそうにしているように見えたけど、なんで?
「お話は食べてからにしよっか。どうぞ」
「ああ、いただきます」
レタスとゆで卵のサラダに、トマトとチーズのカプレーゼ。コーンスープとそれからメインはチキンソテーとローストビーフだ。
「随分と豪勢だな」
「そりゃあ、可愛い部下との再会だからね。張り切りもするよ」
そう言って優しい笑みを浮かべるピーチ。
こいつはいつもそうだ。
同い年だというのに、いつもこうやってお姉さん振るんだ。……いや、むしろ姉というよりも母に近いような、そんな慈愛に満ちていやがる。
「何か食べないものがあったら言ってね。今から追加でも良いし、次の機会にでも作るから」
「あー、それじゃあ次のリクエスト」
「うんっ。なんでも言って」
嬉しそうに言う彼女に、オレは笑みの裏に悪意を隠して言葉にした。
「ペスカトーレ」
「……えーと、タルト?」
「ペスカトーレ」
「あのー、それはー、そのー……」
あからさまに困っているピーチ。そりゃそうだ。
ペスカトーレというのはトマトソースのスパゲッティの一つだ。カプレーゼがあるように、トマトソースを作るのは大変だろうけれど不可能じゃない。
みじん切りにした玉ねぎを焦げないようにじっくりと炒め、トマトと共にじっくりと煮込んで酸味を飛ばす……とかだっけか?
がむしゃらに修行をしていた時期に、日常も知れと作らされたのを覚えてる。飴色とやらになるまで玉ねぎを炒めるのが想像以上に大変で、何度も焦がしたっけ。
話を戻そう。
トマトソースは問題ない。だけどペスカトーレには重要な要素がある。それは、魚介類の存在だ。
そう。魚介類を使用したトマトソースのスパゲッティ。それがペスカトーレなんだ。
そしてこの国には海がない。川はあるものの、生活に使う水を確保するために作られた人工的な川であり、そこに魚の姿はない。
となればどうなるか。単純な話だ。この国には魚介類を食べるという文化そのものがないんだ。だから当然それらを販売している店もない。
「なあピーチ。オレはペスカトーレが食べたいな!」
「——っ!? わかった! 必ず用意するね!」
我ながら珍しい事に満面の笑みを浮かべてお願いをすると、ピーチは目を丸くした後にそう言った。
はい。言質もーらい。ちょろい女だよ。本当に。逆に心配になるくらいだ。
ちなみに意地悪心だけでペスカトーレをリクエストしたわけじゃない。
オレの故郷はこの国と同じように海に接しておらず、魚介類を食べる文化はなかった。だけど女王様の道具となり、様々な文化を与えられた。
初めて食べた魚介の美味しさには本当に驚いた。こんなにも美味しいものを知らずに生きていたのかと、感動したほどだ。
それからというもの、オレの好物は魚介類になっていた。
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