俺の愛する嫁が元悪役令嬢なんて誰が信じるかよ

猫崎ルナ

文字の大きさ
13 / 16
番外編

俺の嫁が元悪役令嬢?はぁ?

しおりを挟む


私は転生者で、この世界の主人公。だったのに…なんで?なんでなのよ!

あの日レントに呼ばれて喜んで行ったら契約魔法使われてこんな事になった。

まるでゲームのオートプレイの様に勝手に自分の体が動いて行動していく。

どんなに辛くても、痛くても、暇でも、何も出来ない。

...意味わかんない。なんで?

私はこの世界の主人公じゃ無かったの?

こんな事ならあんな女に関わんなきゃ良かった。

この世界で楽しく生きてればよかった。

...いつまでこのままなの?これから一生このままなの?











俺はレントにファルって呼ばれている。

あの日父上にこの国の聖女の話を聞いた。

そして、レントの出自の話しもだ...正直驚いた。

どう接すればいいか聞いたら、今のままでいいと言われたが...本当に良いのだろうか?



俺は幼い頃からなんでも出来たし、常に完璧を求められた。
俺の婚約者だったエリーも同様だ。

...俺はそれがとても息苦しかった。辛かったんだ。

皆のように悪いことして怒られてみたり、気分が乗らないからと遊びに行ってみたりしたかった。

学園へ入学してから大人の目が減り、俺は簡単に駄目な方へと進んでしまった。

初めはただの興味だったんだ。

ただ、頑張ってるリィルが気になっただけ。

聖女を俺の傍に置いておこうと思っただけだった。

でも、ニコニコわらって楽しそうにしているリィルと一緒にいるうちに...好きになっていることに気づいてしまった。

エリーへの裏切りだと分かっていた。

だけど...好きになってしまってからはとめられなかった。

魅力魔法だと言われればそれで終わりかもしれないが、今でも思い出すと胸が締め付けられるほどに苦しくなる。

きっと本当に好きになっていたんだと思う。

そして、エリーに酷いことをしてしまった。

謝る場を設けてもらったが、許してもらえるとは思っていない。
逆の立場なら許せるかと聞かれれば、無理だろう。

レントがいたからいいものの、居なかったら...どうなっていたのだろうな。
ろくな事になって無かったことだけは理解出来る。

俺はエリーやレントにこの先ずっと償っていかないといけないし、もう笑わなくなってしまったリィルを生涯愛し続けよう。

...でも、もう一度。多くは何も望まないから、もう一度だけでいいからリィルの笑顔が見たい。

俺はそう思った。












私はジュノと言います。はぁ、なんか最近おかしかったんですよね。

バルもそういっていました。

私とバルは恋人同士なんですが、なんでか知らないうちに恋敵みたいになってた時期があったんです。

意味わからないでしょ?

しかも、聖女を取り合ってたんです。

あ、喧嘩なんかしていませんよ?隣に座るのは俺だ~みたいな喧嘩です。
実にしょうもない喧嘩ですよね。

そんな私は最近新たに気になることがあるんですけど、それはレントの事です。


前までは俺たちと一線引いてるかんじだったのが、エリー嬢と婚約してからはその壁みたいなのが感じなくなったんですよ。

あと、優しくなりましたね。雰囲気が。

愛は人を変えるっていいますもんねー。

あ、バルが素振り終わるからそろそろいこうかな。











『主様、主様~やっと蓮が伴侶様とくっつきました』

『主様、主様~蓮が途中神落ちしかけてましたー』

『あの子ったら人間として伴侶と生きたいって願ってしまったものねぇ。でも、いい経験になったとおもうわぁ。それにしても旦那様が人間と会話するなんてわたくしびっくりしましたわぁ。やっぱり自分の子はきになるものなのかしらぁ?』

『蓮が神落ちした未来を見たが、世界が消えてたんだ。折角私が造り上げた世界を子に壊されるのは我慢ならなかっただけだ。』

『主様、主様~、神様顔真っ赤~』

『あっちの世界で言うツンデレだぁ~!』

『あなたたちは、わたくしに言うことがあるんじゃないのぉ?わたくし知ってるんですからねぇ?』


『主様ごめんなさい、真っ黒な魂を真っ白な聖女に入れたらどうなるか気になったの~』

『乙女ゲーム楽しかったのぉ~あの子の記憶で遊んだら思い込んじゃったのぉ~』


『今回は蓮が居たからいいけど、次からはだめよぉ?あなたたちのせいで蓮の伴侶がとても早くに決まってしまったんだものぉ』

『大丈夫なの主様!今見てる世界は上手くいってるの!』

『可哀想な魂の子の親を綺麗な魂にしたの!』

『あらあらぁ、ほんとねぇ。とっても幸せそうになってるわぁ、あらぁ、これはお手柄よぉ。この子供、あの子と出会うわぁ~。うふふ』

『俺たちの最初の子だな。アイツはひねくれてるが、大丈夫なのか?』

『えぇ、えぇ、大丈夫よぉ。この子達のおかげでもうすぐこちらへ帰ってくるみたいよぉ』
















『リリー。僕はあなたと愛を深めたいと思っている。』











しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

はじめまして、私の知らない婚約者様

有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。 見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。 けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。 ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。 けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。 この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。 悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに? ※他サイトにも掲載しています。

とっていただく責任などありません

まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、 団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。 この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!? ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。 責任を取らなければとセルフイスから、 追いかけられる羽目に。

「わざわざ始まるまでまたないで、今のうちに手を打ったってよくない?」

イチイ アキラ
恋愛
アスター公爵令嬢エステルは、夢をみる。それは先を映す夢。 ある日、夢をみた。 この国の未来を。 それをアルフレッド王太子に相談する。彼女を愛して止まない婚約者に。 彼は言う。 愛する君とぼくの国のためなら、未来を変えるのも仕方なくない?

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

悪役令嬢ですが、兄たちが過保護すぎて恋ができません

由香
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢・セレフィーナに転生した私。 破滅回避のため、目立たず静かに生きる――はずだった。 しかし現実は、三人の兄による全力溺愛&完全監視生活。 外出には護衛、交友関係は管理制、笑顔すら規制対象!? さらに兄の親友である最強騎士・カインが護衛として加わり、 静かで誠実な優しさに、次第に心が揺れていく。 「恋をすると破滅する」 そう信じて避けてきた想いの先で待っていたのは、 断罪も修羅場もない、安心で騒がしい未来だった――。

<完結>溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~

夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」  弟のその言葉は、晴天の霹靂。  アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。  しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。  醤油が欲しい、うにが食べたい。  レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。  既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・? 小説家になろうにも掲載しています。 本編完結済み。 続きのお話を、掲載中です。 続きのお話も、完結しました。

【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない

朝日みらい
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかむ物語です。

処理中です...