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第7話 自己紹介とハプニング

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「な~にが練習ニャ!まさかあの劇物の事を言ってるんじゃないかニャ!!鼻が腐るかと思ったニャ!!」

「違う・・・あれは・・・魔法の実験・・・」

「お前たち!!あれは料理の練習だ!劇物でも魔法の実験でもない!!!」

「ま、まあ落ち着いてくださいリゼさん 皆さんふざけて言っているだけですから・・・と、とにかくお肉を焼きましょう?ね?」

「あ、ああ そうだな クレアのいう通りだ・・・私としたことが冷静さを欠いていたようだ・・・」

 この子達は本当に仲がいいな・・・全員無事に助けられてよかった。

「そういえば君達の名前を聞いていなかった 聞いてもよいかな?」

 手渡した肉を焚き火に当てながらパーティーのメンバーは順番に返事をしてくれる。

「では改めて 私は ヴィス・ヴァルディ 訳あって王都に用がある」

「私は ”リゼ・クレール” と申します このパーティーのリーダーをしています!」

「アタシは ”ノワル・クレラット”ニャ!レンジャーをしているニャ!」

「ボクは ”アルク・ルーシャ”です 戦士をやらせてもらっています」

「わたし・・・は・・”ルル・クルーシェ”・・・魔法・・・使い」

「ありがとう クレール殿 クレラット殿 ルーシャ殿 クルーシェ殿 にクレア殿だな いいパーティーだ 前衛二人に中衛二人 後衛一人 バランスも取れている、何より仲が良いのが素晴らしい 」

 クエールは茶髪にポニーテールの女騎士

 クレラットは金髪ショートでネコミミの獣人

 ルーシャは薄い青の髪にショートの中性的な戦士

 クルーシェは大きな帽子に白髪の無口な魔法使い

 よく見ると個性的なメンバーだな・・・

「はぁ~♪食った食ったニャ♪こんなお肉食べたことないニャ!」

「こら ノワル!はしたないぞ!確かにただ焼いただけなのに宮廷の料理より美味しかったが・・・」

「ボクもこんな美味しいお肉を食べるのは初めてです!」

「ヴァルディさん!とっても美味しかったです!つい食べ過ぎちゃいました・・・」

「美味・・・だった」

「そうか、口にあったなら何よりだ」

「ヴァルディさんは食べないんですか?」

「ああ、私は後で頂くとするよ故郷の風習でね」

「変わった風習なんですね」

「ふぁぁ~腹いっぱい食ったら眠くなってきたニャ・・・」

「ああ、確かに眠くなってきたな・・・ふぁ・・・ハッ!すいませんヴァルディ殿!はしたないところをッ///」

「いやいや 腹がいっぱいになれば眠くなるのは当たり前のことだ 女性でも人だ恥じることはない」

「火の番は私がしておく 君達は安心して眠って欲しい」

「そんな!ヴァルディ殿にそんなことされられません!」

「なに 気にするな同行させてもらっている身だ このくらいさせてくれ 今日 君達は色々酷い目に遭っているだろう?休息は君達にこそ必要だ」

「それに私は寝付きが悪くてね どのみち眠れない」

「わ、分かりました・・・ですが眠くなったらすぐに言ってください!その時はすぐにお代わりします!」

「ああ、ありがとう では眠くなったら遠慮なく言わせてもらおう」

「は・・・い・・・」

「それじゃヴァルディさんおやすみ・・・ニャ・・・」

「ヴァルディ様・・・ありがとうございます・・・おやすみです・・・」

「おや・・・すみ・・・」

「ヴァルディさん・・・おやすみ・・・なさい・・・」

「ああ ゆっくり休むといい」

「スースー・・・」

 寝てしまったか・・・俺は眠くなるどころか疲れすら全く無い・・・身体が骨だからか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・

「うむ、月の位置的にもう深夜の2時ぐらいか・・・」

 おかげで考えは整理出来たしこの先のプランもある程度考えられた・・・だが、いかんせん暇だな・・・。

「う・・・・ん・・・ヴァルディ様 まだ交代されないんですか?」

「すまない起こしてしまったか? ああ、色々考えたい事もあってね」

「そうなんですね・・・ボクはちょっと川で顔を洗ってきます・・・」

「ああ、気をつけるのだぞ?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 おかしいもう30分ぐらい戻ってこない・・・何かあったのか?様子を見に行ってくるか。

「”怨霊召喚”(ゴースト・サモン)ゴーストここを見張り敵性存在がきたら迎撃しろ」

「ゥオオオオオオオオ~」



「・・・・・・この辺りのはずだが」

「チャプ・・・・チャプ・・・・・・」

 !この音はルーシャか!水辺にモンスターがいる可能性を失念していた・・・!

「・・♪・・~♪チャプ・・・・チャプ」

「ルーシャ殿 無事だったか」

「えっ!?あっ・・・えっ?・・・キャッ!!////」

 結果から言うとルーシャは裸で水浴びをしていた・・・が手で隠された”その胸は膨らんでおり”男にしては筋肉の少ない可憐な体をしていた つまり女の子だった。

「ヴァ、ヴァルディ様・・・み、見ないで・・・下さい・・・・///」

「!ああ、すまない 君が女性だったとは・・・ 戻るのが遅かったので何かあったのではないかと駆け付けたんだが・・・余計なお世話だったらしい」

「い、いえ! ありがとうございます!」


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