【闇魔法戦士】とかいう最弱職の俺、今までずっと【追放】されてきたけど最弱職を極めて【ソロ最強】になったので幸せになってみようと思います!

jester

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第10話 Sランク魔法使いの一撃

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「そういえば負けた時にはどうして貰おうかな! そうだ! お前ら全員冒険者を辞めてもらおうか!!」

「そ、そんな・・・!」

「おい!リゼ!合図はお前がしろ!自分達の散り際ぐらいリーダーのお前に決めさせてやるよ?」

「・・・ッ!!」

「リゼ殿・・・不安か?」

「い、いえ、ヴァルディ殿の実力は分かっているつもりです・・・たった一撃で御前試合2位の盗賊を倒してしまいましたから! でも、今回の相手は4人・・・そのうち1人はSランクです、まともに相手にすればあの盗賊ですら勝てないでしょう・・・」

「実は次の依頼が失敗したらパーティーを解散しようとしていたんです・・・」

「パーティーの皆んなも同じで次を最後にしようって・・・だから危なくなったら私たちの事は気にせずに降参してください!」

「ああ、心配してくれてありがとう」

「ヴァルディ殿・・・」

「おい!早く合図しろよ!この後に及んで他人の心配か?」

「では、リゼ殿 合図を頼む」

「分かりました」

「そういえば私が勝ったらどうするか決めていなかったな」

「あぁ?クックッいいぜ?お前が勝ったら何でも言う事聞いてやるよ!ありえないけどな?」

「ギャハハ!アイツイカれてやがるぜ!」

「クスクス おめでたい人ね?」

「たった一人で我々に勝とうなどと クックッ」

「“何でも”と言ったな?」

「ならそれはリゼ殿に決めてもらおうか」

「・・・えっ!わ、私がですか?」

「君のパーティーの事だ君が決めるといい なに負けはしないさ」

「ヴァルディ殿・・・はい!」

「じゃ、始めようか?」

「では・・・始めッ!!!!!」

「オラァ!!!!!」

 まずはリーダーの男が豪快な音を鳴らして大槌で殴りかかってきた 重装の弱点である打撃属性の攻撃だが問題ないだろう おそらく盗賊の頭の攻撃よりは弱い。

「!」

 大槌の攻撃を避けようとすると突然 矢が足に突然飛んできた・・・! レンジャーの男が足止めに放ったのか・・・。

  前衛の男の攻撃は大振りだそれを回避される事を考えていたのだろう。

 援護射撃が来ることは予想していたが まさか仲間の身体から僅かに出ている足に当てられるとは思っていなかった。

「(相当腕がいい射手みたいだ 連携も取れている)」

 ガキン!!と矢が足に当たり 間髪入れずに男の大槌が胸に直撃する。

「ロロッ!!!」

「ーーーっ・・・ーる・ーーーよ・・・」

 男が叫ぶと同時に離脱するとSランクと呼ばれていた女魔法使いが詠唱を始め術名を唱えようとしていた。

「ーーー・・・よ・・・!!!」

「“雷撃”(ライトニング)!!!」

「(“雷撃”(ライトニング)?」

 あんな長文詠唱じゃないはずだが・・・これもゲームとの差異か?

「!!」

 細い雷撃が俺に向かって直進してくる・・・まではよかったのだが 速い!ゲームじゃこんな速度出てなかったぞ!?

 ”ビシャン”!!!と雷撃が直撃すると砂煙が上がり“餓狼の牙”の面々は予想通りになった事が嬉しかったのか次々と声を上げる。

「ハッハッハッ!みろよあれだけ大口叩いてたのにこのザマだぜ?」

「ギャハハ!本当バカ奴だぜ!!」

「ハァ・・・ハァ・・・クスクス この私の魔法を食らったらもう冒険者なんて出来ないわよ?」

「私の出番がないじゃないですか?クックッ」

「長文詠唱をしているから 少しは期待したのだがな・・・」

「「「「「なっ!!!!!」」」」」

「む、無傷だと・・・!?」

「クソが!!何で立ってやがる!?」

「わ、私の魔法が・・・効いてない!!!加減なんてしてないわよ!!?」

「何なんですか!彼は!!」

「全く・・・みな同じ反応をするんだな 前に私に挑んできた愚か者も同じような事を言っていたよ」

「そこの魔法使い 私にダメージを与えられる可能性があるのはお前だけだ」

「だ、だからなんだっていうの!?」

「お前が使える最高威力の魔法を使え」

 中途半端な勝ち方をしたら負けを認めないかもしれないからな・・・ここは圧倒的な差を見せつけて降参させる。

「クソ野郎!舐めてんじゃないわよ!!貴方達!!足止めしなさい!!“アレ”を使うわ!!」

「本気か!?俺たちまで巻き添え食うじゃねぇか!!」

「安心しろ 避けはしない 安全な場所まで逃げるならそうすればいい また長ったらしい詠唱が必要なら待ってやるぞ?」

「ッ~~~~いいわ!!そんなに死にたいなら殺してあげる!!!!!」

「ヴァルディ殿!!いけません!!挑発しては・・・!!」

「五月蝿いわよ!小娘!コイツにSランク冒険者の力を教えてやるわ!!」

 少し挑発しすぎたのかさっきまでの口調が完全に乱れ 頭に血が上っているようだ 魔法使いとしても冒険者としてもプライドを傷つけられたのだから当たり前か・・・。

「・・・るーーー・・・・・の・・・・・ーーーーーう・・・・・・」

「みな下がっていてくれ」

「は、はい!」

「この・・・・魔力量・・・は・・・・!!!」

「これは・・・!空中に巨大な火の玉が!!」

「はあっ・・・はあっ・・・も、もう遅いわよ?わ、わたしの”爆炎の玉”(フレア・ボール)はオーガでも致命傷になるほどの威力よ!アンタなんて塵も残らないわ!!」

「死ね!!」

 女魔法使いが手を振り下ろすと巨大な火の玉が徐々にその高度を下げ 辺りは高温に包まれる。

「ヴァルディ殿・・・!! グゥ・・・! なんて熱量だ・・・こんなに離れているのにこっちまで丸焦げになるッ・・・!!」



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