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第33話 無礼とリゼの姉
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「・・・(スッ)」
その行動に打算はなかった、ただ【不快】それだけの理由・・・だがこの場で立たなければ俺は後悔する。
「!?貴様ッ!王の御前であるぞ!!」
「不遜だ!!衛兵ッ!!」
俺はその貴族達の元へと歩みを進める。
「ヴァルディ殿ッ・・・!私達のことはいいですから・・・!!」
今ばかりはリゼの静止も耳に入らない、衛兵達も俺を抑えようと10人以上で歩みを止めようとするが無視して貴族の元へと歩いていく。
「な、なんだこの男は!?止まらない!!」
「お前達なにをやっている!!相手はたった1人だぞ!!」
「こ、こっちに来させるなッ!!ひぃ!!」
自分が絶対に安全だと思っていたのだろう貴族は、衛兵達の様を見て怯え必死に逃げようとするが足がもつれてなかなか動けない様子だ。
俺はそんな貴族の胸ぐらを掴み上げ持ち上げる。
「私は仲間を愚弄する者には容赦しない・・・謝罪してもらおうか?」
「ぐ、ぐぇ!ご、ごべんなざい!!ゆるじて!!」
手を離すとその貴族は床にへたり込み生温かい物を床に垂れ流していた。
「国王陛下、無礼を謝罪する」
「許す、そやつの処分は私がしておこう」
「以上だ」
そうして国王への謁見は幕を閉じた、控えの間にてリゼ達に怒られたのは言うまでもない。
「ヴァルディ殿!私達のためにあそこまでされなくても・・・生きた心地がしませんでしたよ!?」
「本当に、胃が飛び出るかと思ったニャ!」
「でも、ボクは嬉しかったです!」
「それはそうですけど・・・」
「かっこ・・・よかった・・・」
そうしてなんとか無事に終わったことを喜びつつ帰路に着こうとした時後ろから何者かに呼び止められた。
「待ちなさい、リゼ・・・私に挨拶の一つも無いなんて悲しいわ」
「君は近衛の・・・リゼ殿の知り合いか?」
「知り合いなんて軽い関係じゃないわよ?なんて言ったって姉妹ですものね?」
「「「「「なっ!!!!!!」」」」」
近衛騎士がわざわざ声をかけて来ただけでも驚きなのにまさかリゼの身内とは・・・。
「お、お久しぶりです・・・姉上・・・」
「ええ、色々言いたいことはあるけどまあいいわ」
「それより、そこの騎士さん?さっきは随分と好き勝手にやってくれたわね?」
「自分の事ならまだ構わないが、仲間の事となるとどうにも我慢できないタチでね」
リゼの姉は近衛騎士のプライドを傷つけられたのか納まりがつかない様子で、鎧の下を覗き込むように近づき挑発してきた。
「でも、あなたの仲間が貧相なのは全くの同意見だわ?出来損ないの妹と一緒にいるぐらいだもの」
「ッ・・・!」
これは・・・そういう事か・・・。
「私達の事を教えてあげましょうか?私達の家系は代々、王の護衛を任せられてきたの」
「だけど、妹には才能がなくってね、幼い頃に家を追い出された・・・だから才能のある私とは違って冒険者なんてやっているというわけ」
「話が逸れたけど私は王に仕える者としてあなたの無礼を見過ごせない、だから私と決闘しなさい!」
「!!あ、姉上ごめんなさい・・・それだけはどうか・・・」
リゼが怯えた様子で懇願するが姉は聞く耳を持たずに話を続ける。
「リゼ、貴女は黙っていなさい!・・・で?どうするのかしら騎士さん?」
おそらくこの場で断れば即座に俺に襲いかかってくるだろう、そうなればリゼ達が危ない・・・相手もそれをわかって言っているのだろう。
「分かった、その決闘受けて立とう」
「ヴァルディ殿!!ダメです!姉上は私達の家系でも類を見ない程の天才・・・歴代の近衛騎士長でも姉に敵う者はいません!」
「それに姉上の持っている装備はどれも付呪がかけられています・・・ヴァルディ殿の“あの魔法”でもダメージは・・・」
「フフッ、よく知ってるじゃない?もう遅いわよ、さあ訓練場に案内するわ・・・ついて来なさい」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「どう?この広さなら戦い易いでしょう?早速始めましょうか!」
「“攻撃力上昇”(グレイト・パワー)!」
「“防御力上昇“(プロテクション)!」
「“俊敏性上昇”(ハイ・サクル)!」
「“回避率上昇”(ステップ・アウト)!」
「いくわよ!フッ!!」
リゼの姉は最低限の補助魔法のみを使用しとんでもない速度で接近してきた、おそらくこの世界にきて間違いなく最速であろう速度だ。
「なかなか素早いな・・・」
だが俺とて世界一を取ったプレイヤーだ、この程度の速さは見慣れている。
「なっ!!避けた!?補助魔法無しで・・・!?」
せっかくの強敵だこの世界で上位の剣技を見ておく必要があるか
「では私からも攻撃させてもらうぞ?フッ!」
「早ッ・・・ぐうッ!!片手なのになんて力してるのよッ!」
今のをあの細い剣で受け止めるか、かなり加減したとはいえ見事な技術だ。
「一体なにが起こってるニャ!?リゼの姉ちゃんが突然消えたと思ったら今度はヴァルディさんの攻撃が当たってるニャ?」
そうか、流石にこの速さじゃ目では追えないか。
「あの身体能力じゃ長期戦はしない方がよさそうね・・・補助魔法が切れたら勝ち目は無さそうだし!次で決めさせてもらうわ!」
その行動に打算はなかった、ただ【不快】それだけの理由・・・だがこの場で立たなければ俺は後悔する。
「!?貴様ッ!王の御前であるぞ!!」
「不遜だ!!衛兵ッ!!」
俺はその貴族達の元へと歩みを進める。
「ヴァルディ殿ッ・・・!私達のことはいいですから・・・!!」
今ばかりはリゼの静止も耳に入らない、衛兵達も俺を抑えようと10人以上で歩みを止めようとするが無視して貴族の元へと歩いていく。
「な、なんだこの男は!?止まらない!!」
「お前達なにをやっている!!相手はたった1人だぞ!!」
「こ、こっちに来させるなッ!!ひぃ!!」
自分が絶対に安全だと思っていたのだろう貴族は、衛兵達の様を見て怯え必死に逃げようとするが足がもつれてなかなか動けない様子だ。
俺はそんな貴族の胸ぐらを掴み上げ持ち上げる。
「私は仲間を愚弄する者には容赦しない・・・謝罪してもらおうか?」
「ぐ、ぐぇ!ご、ごべんなざい!!ゆるじて!!」
手を離すとその貴族は床にへたり込み生温かい物を床に垂れ流していた。
「国王陛下、無礼を謝罪する」
「許す、そやつの処分は私がしておこう」
「以上だ」
そうして国王への謁見は幕を閉じた、控えの間にてリゼ達に怒られたのは言うまでもない。
「ヴァルディ殿!私達のためにあそこまでされなくても・・・生きた心地がしませんでしたよ!?」
「本当に、胃が飛び出るかと思ったニャ!」
「でも、ボクは嬉しかったです!」
「それはそうですけど・・・」
「かっこ・・・よかった・・・」
そうしてなんとか無事に終わったことを喜びつつ帰路に着こうとした時後ろから何者かに呼び止められた。
「待ちなさい、リゼ・・・私に挨拶の一つも無いなんて悲しいわ」
「君は近衛の・・・リゼ殿の知り合いか?」
「知り合いなんて軽い関係じゃないわよ?なんて言ったって姉妹ですものね?」
「「「「「なっ!!!!!!」」」」」
近衛騎士がわざわざ声をかけて来ただけでも驚きなのにまさかリゼの身内とは・・・。
「お、お久しぶりです・・・姉上・・・」
「ええ、色々言いたいことはあるけどまあいいわ」
「それより、そこの騎士さん?さっきは随分と好き勝手にやってくれたわね?」
「自分の事ならまだ構わないが、仲間の事となるとどうにも我慢できないタチでね」
リゼの姉は近衛騎士のプライドを傷つけられたのか納まりがつかない様子で、鎧の下を覗き込むように近づき挑発してきた。
「でも、あなたの仲間が貧相なのは全くの同意見だわ?出来損ないの妹と一緒にいるぐらいだもの」
「ッ・・・!」
これは・・・そういう事か・・・。
「私達の事を教えてあげましょうか?私達の家系は代々、王の護衛を任せられてきたの」
「だけど、妹には才能がなくってね、幼い頃に家を追い出された・・・だから才能のある私とは違って冒険者なんてやっているというわけ」
「話が逸れたけど私は王に仕える者としてあなたの無礼を見過ごせない、だから私と決闘しなさい!」
「!!あ、姉上ごめんなさい・・・それだけはどうか・・・」
リゼが怯えた様子で懇願するが姉は聞く耳を持たずに話を続ける。
「リゼ、貴女は黙っていなさい!・・・で?どうするのかしら騎士さん?」
おそらくこの場で断れば即座に俺に襲いかかってくるだろう、そうなればリゼ達が危ない・・・相手もそれをわかって言っているのだろう。
「分かった、その決闘受けて立とう」
「ヴァルディ殿!!ダメです!姉上は私達の家系でも類を見ない程の天才・・・歴代の近衛騎士長でも姉に敵う者はいません!」
「それに姉上の持っている装備はどれも付呪がかけられています・・・ヴァルディ殿の“あの魔法”でもダメージは・・・」
「フフッ、よく知ってるじゃない?もう遅いわよ、さあ訓練場に案内するわ・・・ついて来なさい」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「どう?この広さなら戦い易いでしょう?早速始めましょうか!」
「“攻撃力上昇”(グレイト・パワー)!」
「“防御力上昇“(プロテクション)!」
「“俊敏性上昇”(ハイ・サクル)!」
「“回避率上昇”(ステップ・アウト)!」
「いくわよ!フッ!!」
リゼの姉は最低限の補助魔法のみを使用しとんでもない速度で接近してきた、おそらくこの世界にきて間違いなく最速であろう速度だ。
「なかなか素早いな・・・」
だが俺とて世界一を取ったプレイヤーだ、この程度の速さは見慣れている。
「なっ!!避けた!?補助魔法無しで・・・!?」
せっかくの強敵だこの世界で上位の剣技を見ておく必要があるか
「では私からも攻撃させてもらうぞ?フッ!」
「早ッ・・・ぐうッ!!片手なのになんて力してるのよッ!」
今のをあの細い剣で受け止めるか、かなり加減したとはいえ見事な技術だ。
「一体なにが起こってるニャ!?リゼの姉ちゃんが突然消えたと思ったら今度はヴァルディさんの攻撃が当たってるニャ?」
そうか、流石にこの速さじゃ目では追えないか。
「あの身体能力じゃ長期戦はしない方がよさそうね・・・補助魔法が切れたら勝ち目は無さそうだし!次で決めさせてもらうわ!」
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