325 / 325
最終章 大黒腐編
【エピローグ】
しおりを挟む
王都ノーストリリアから、
南のコマザ城へと伸びる街道の脇に、
小高い丘がある。
以前は草木生い茂る平原だったが、
今は穀倉地帯となり、
丘の斜面は果樹園へと生まれ変わっている。
丘のてっぺんには十神教の教会がある。
その敷地内に今回新しく石像を作った。
ユウリナとカカラルの石像だ。
俺は見上げて晴れやかな気持ちになった。
【王の左手】キャディッシュ、アーシュ、
モカルも近くで同じように見上げ、
感慨深い表情だ。
「オスカー」
太陽の光を背に純白の翼が舞い降りた。
ネネルだ。
「早かったな」
翼を畳んだネネルは、
「久しぶり」とアーシュと抱き合う。
「うん、ジョルテシアから帰る時、
いい気流に乗れたの。
おかげでだいぶ早く帰れたわ」
「お姉さんは元気だった?」
「元気よ。オスカーによろしくだって」
それからネネルは、
途中で摘んできた花束を石造の前に置いた。
「……ユウリナはまだ生きてるのよね?」
「遥か過去で、違う時間軸で、
まだ戦っている」
子供達の声が聞こえる。
少し離れた所で、
教会の子供達とキャディッシュが戯れていた。
「……救えないのかな」
「俺たちではどうすることも出来ない。
でももしかすると……
また違う俺たちと一緒に戦うのかもしれないな」
ネネルは難しい顔をした。
「どういうこと?
わかんない。モカル分かる?」
「私も何回聞いてもわかんないです」
二人は同時に笑った。
数カ月前。
俺は気がついたら、
ユウリレリア大聖堂の地下にいた。
台の上に寝かされ、
身体は機械になっていた。
傍らにはアイレンがいた。
脳内チップにコピーされた俺の記憶を、
完璧な形で機械蜂のネットワークに転送、
その後、ユウリナの予備ボディに入れたという。
俺は機械人になっていた。
死ぬ直前までの記憶もしっかりある。
俺を機械人にしたのは、
ユウリナの指示だとアイレンは言った。
自分に変わって、この先の星を管理してほしいと。
ポルデンシスも既に了承済みの話だった。
話し合いの結果、
俺はこのウルティア大陸を任された。
ポルデンシスは向こうの、
ゼニア大陸を引き続き受け持つ。
ちなみにリリーナは、
あのままゼニア大陸に残ったらしい。
この前通信したら、
あっちに新カサス王国を築くんだと言っていた。
ポルデンシスと協力して、
向こうの人類を数年後には、
地下から地上に出してあげられるように、
態勢を整えると張り切っていた。
少ししてから馬の一団が到着した。
アイレンとベミー達だ。
二人も花束を持ってきていた。
「カカラルにもう一回乗りたかったなぁ」
とベミーは悲しそうな顔で石像を撫でている。
俺も同じ気持ちだよ。
ああ、機械の身体なのに涙が出そうだ。
教会が昼食を用意してくれた。
何種類ものピザが出てきた。
子供達も一緒に手伝ったらしい。
俺がピザ好きって国民にまで広まってるのかな。
食後の小休憩時、
アイレンと共に丘の展望台から景色を眺めていた。
遠くにノーストリリア城と街並みが小さく見える。
上空には数人の有翼人が飛んでいた。
よく晴れた青空に、
人々の生活の煙が細く伸びている。
「……母はどうして私を作ったのかな?」
唐突にアイレンは呟いた。
「ユウリナに聞かなかったのか?}
「うん。勉強ばっかりだったし……」
頭脳明晰だが精神面は年相応のようだ。
「人間に戻りたかったんじゃないかな。
それに、果てしない戦いの中で、
一時の安らぎを求めてたとか」
「私が安らぎなの?」
「未来への希望が心の平穏を作ることもある。
決められた物語の流れに、
新たな一石を投じることが出来ると考えていたのかも」
「そしたら〝時間の牢獄〟から抜け出せる……?」
「君がその可能性なのかもしれないよ」
アイレンは何かに気がついたようだった。
「ポルデンシスと話してたんだけど、
ユウリナを救うために、
時間退行の研究を始めることにしたんだ。
アイレンも手伝ってくれないか?」
アイレンは嬉しそうに
「やるに決まってるじゃない!」と返事した。
視界にポップアップ表示が現れた。
どうやらバルバレスたちが戻ってきたようだ。
2週間ほど前から、
彼らはミュンヘル王国で開かれてた、
会議に参加していた。
魔物やオークの残党はまだ大陸中にいる。
周辺国で情報を共有して、
完全に殲滅しようという取り決めがなされた。
こちらは機械蜂を量産中、
連邦内に限るが、時期が来たら討伐を開始する予定だ。
警戒すべきは魔物やオークだけではない。
ウルティア大陸南部は内戦状態に陥り、
いつこちらに火の粉が散ってくるか分からない。
大陸中央はナザロ教で一つにまとまり、
教祖のクガがブリムス共和国を建国した。
西部のミュンヘル王国とも連携して、
俺たち北部のキトゥルセン連邦との、
3国同盟を結んだ。
現状、この三国を脅かすほどの勢力はない。
けれど油断は禁物だ。
敵はいつも正面から来るとは限らない。
ちなみに東部のシャガルムは、
生き残った元帝国民たちの自治国家となった。
キトゥルセンとブリムス共和国が支援している。
別の日。
広い地下空間に培養槽がずらりと並ぶ。
その一つを俺は眺めていた。
中にいるのは呼吸器をつけ、
目を瞑って水に漂っている男。
「リンギオ……もう少しだ」
隣にはクロエが眠っている。
足はちゃんと二本ある。
左右にはルガクト、マーハントと、
かつて死んだ仲間たちが並んでいる。
脳内チップを入れていた者に限るが、
遺伝情報を復元し、
死ぬ直前までの記憶を移植してクローンを作ったのだ。
アイレンにそれが可能だと言われたときは、
興奮して体中から蒸気が出て、
口からレーザーを撃ちそうになった。
肉体は別物だが記憶を引き継げるなら、
クローンというかもうほぼ本人じゃないか、
と小躍りした。
あとひと月以内には、全員が目覚めるはずだ。
ノーストリリア城
窓の外には三つの月が輝いている。
「さあ、オスカー様。
機械人になったのですから、
夜も眠らず仕事ができますね」
「ラムレス、お前は鬼か」
山積みの書類が机に高く積まれている。
すごいや、床にキレイに並べたら、
ベッドになるくらいあるぞ。
この上で寝れるんじゃないか。
「今日中に全ての書類にサインしてもらいますぞ」
いや、ぷるるんじゃないよ。
下あごぷるるんじゃないよ。
ベリカやヒナカ達が笑っている。
その足元には、
大狼の子供たちがはしゃぎまわっている。
ネネルとアーシュとモカルが、
その白いもふもふ達に顔をうずめている。
俺だけ仕事かよ。
もう、サインだけする機械でも作ろうかな。
そしたら旅に出よう。
身分を隠して荷馬車でゆっくり大陸を見て回ろう。
水〇黄門みたいなことしよう。
内政は俺より向いてる人がたくさんいる。
仕事はリモートで出来るだろ。
そのぐらいしたっていいよな。
俺、王だし。
いや機械人になったんだから今や神だし。
一応世界救ったし。死んだけど。
「ネネル、俺が旅に出るって言ったら、
一緒に来る?」
えっ!と驚いたネネルは顔が赤くなった。
「ふ、二人きり……?」
小さな声で聞いてきた。
何を緊張しとんねん。
「それは分からん」
すっとネネルの目が細くなる。
何ですか、なんで手から電気出すんですか?
機械は電気に弱いんだからやめてくれよな。
暖炉の前のソファでは、
マイマ、メミカ、マイヤー、アーキャリーが、
それぞれの子供を抱いて談笑していた。
マイマとの娘ルーナ、メミカとの息子ディーノ、
マイヤーとの娘ベルナ、アーキャリーとの息子ラウイ。
子供の一人が床の一点を見つめている。
あれは誰だ? ルーナか? 大丈夫かな?
ていうか……
うーん、子供たち見てると旅に出る気が失せるな……。
いや、もう一体自分を作っちまえばいいか。
そんで一体は旅に出て、一体は城で生活して……。
意識だけ転送して行ったり来たり……
天才か、俺。
「何ぶつぶつ言ってるの?」
ネネルが覗き込んできた。
「何でもないよ。さあ仕事するか」
「変なの……まっ頑張ってね、国王様」
ノーストリリア城地下。
地上からの月光が、
明り取りの隙間から差し込み、
湿気で濡れた石の床が光っている。
そこをネズミが一匹横切った。
どこから入ってきたのか、
大きな蛾がふわふわと羽ばたいている。
その部屋の中央に、
刀身を鍛え直した、
魔剣フラレウムが石座に刺さっていた。
継ぎ目は折れた箇所が分からないほど、
綺麗に修復されていた。
見た目には変化はないが、
部屋の空気が変わる。
何かを感じ取ったのか、
ネズミが小さな鳴き声を上げて、
慌てて巣に帰っていった。
蛾も急に方向転換し、
部屋の明り取りの隙間から外に出ていった。
しんと静まりかえった空間がピンと張り詰める。
そして次の瞬間、刀身にボッと炎が宿った。
だが、それを見ていた者は誰もいなかった。
完
南のコマザ城へと伸びる街道の脇に、
小高い丘がある。
以前は草木生い茂る平原だったが、
今は穀倉地帯となり、
丘の斜面は果樹園へと生まれ変わっている。
丘のてっぺんには十神教の教会がある。
その敷地内に今回新しく石像を作った。
ユウリナとカカラルの石像だ。
俺は見上げて晴れやかな気持ちになった。
【王の左手】キャディッシュ、アーシュ、
モカルも近くで同じように見上げ、
感慨深い表情だ。
「オスカー」
太陽の光を背に純白の翼が舞い降りた。
ネネルだ。
「早かったな」
翼を畳んだネネルは、
「久しぶり」とアーシュと抱き合う。
「うん、ジョルテシアから帰る時、
いい気流に乗れたの。
おかげでだいぶ早く帰れたわ」
「お姉さんは元気だった?」
「元気よ。オスカーによろしくだって」
それからネネルは、
途中で摘んできた花束を石造の前に置いた。
「……ユウリナはまだ生きてるのよね?」
「遥か過去で、違う時間軸で、
まだ戦っている」
子供達の声が聞こえる。
少し離れた所で、
教会の子供達とキャディッシュが戯れていた。
「……救えないのかな」
「俺たちではどうすることも出来ない。
でももしかすると……
また違う俺たちと一緒に戦うのかもしれないな」
ネネルは難しい顔をした。
「どういうこと?
わかんない。モカル分かる?」
「私も何回聞いてもわかんないです」
二人は同時に笑った。
数カ月前。
俺は気がついたら、
ユウリレリア大聖堂の地下にいた。
台の上に寝かされ、
身体は機械になっていた。
傍らにはアイレンがいた。
脳内チップにコピーされた俺の記憶を、
完璧な形で機械蜂のネットワークに転送、
その後、ユウリナの予備ボディに入れたという。
俺は機械人になっていた。
死ぬ直前までの記憶もしっかりある。
俺を機械人にしたのは、
ユウリナの指示だとアイレンは言った。
自分に変わって、この先の星を管理してほしいと。
ポルデンシスも既に了承済みの話だった。
話し合いの結果、
俺はこのウルティア大陸を任された。
ポルデンシスは向こうの、
ゼニア大陸を引き続き受け持つ。
ちなみにリリーナは、
あのままゼニア大陸に残ったらしい。
この前通信したら、
あっちに新カサス王国を築くんだと言っていた。
ポルデンシスと協力して、
向こうの人類を数年後には、
地下から地上に出してあげられるように、
態勢を整えると張り切っていた。
少ししてから馬の一団が到着した。
アイレンとベミー達だ。
二人も花束を持ってきていた。
「カカラルにもう一回乗りたかったなぁ」
とベミーは悲しそうな顔で石像を撫でている。
俺も同じ気持ちだよ。
ああ、機械の身体なのに涙が出そうだ。
教会が昼食を用意してくれた。
何種類ものピザが出てきた。
子供達も一緒に手伝ったらしい。
俺がピザ好きって国民にまで広まってるのかな。
食後の小休憩時、
アイレンと共に丘の展望台から景色を眺めていた。
遠くにノーストリリア城と街並みが小さく見える。
上空には数人の有翼人が飛んでいた。
よく晴れた青空に、
人々の生活の煙が細く伸びている。
「……母はどうして私を作ったのかな?」
唐突にアイレンは呟いた。
「ユウリナに聞かなかったのか?}
「うん。勉強ばっかりだったし……」
頭脳明晰だが精神面は年相応のようだ。
「人間に戻りたかったんじゃないかな。
それに、果てしない戦いの中で、
一時の安らぎを求めてたとか」
「私が安らぎなの?」
「未来への希望が心の平穏を作ることもある。
決められた物語の流れに、
新たな一石を投じることが出来ると考えていたのかも」
「そしたら〝時間の牢獄〟から抜け出せる……?」
「君がその可能性なのかもしれないよ」
アイレンは何かに気がついたようだった。
「ポルデンシスと話してたんだけど、
ユウリナを救うために、
時間退行の研究を始めることにしたんだ。
アイレンも手伝ってくれないか?」
アイレンは嬉しそうに
「やるに決まってるじゃない!」と返事した。
視界にポップアップ表示が現れた。
どうやらバルバレスたちが戻ってきたようだ。
2週間ほど前から、
彼らはミュンヘル王国で開かれてた、
会議に参加していた。
魔物やオークの残党はまだ大陸中にいる。
周辺国で情報を共有して、
完全に殲滅しようという取り決めがなされた。
こちらは機械蜂を量産中、
連邦内に限るが、時期が来たら討伐を開始する予定だ。
警戒すべきは魔物やオークだけではない。
ウルティア大陸南部は内戦状態に陥り、
いつこちらに火の粉が散ってくるか分からない。
大陸中央はナザロ教で一つにまとまり、
教祖のクガがブリムス共和国を建国した。
西部のミュンヘル王国とも連携して、
俺たち北部のキトゥルセン連邦との、
3国同盟を結んだ。
現状、この三国を脅かすほどの勢力はない。
けれど油断は禁物だ。
敵はいつも正面から来るとは限らない。
ちなみに東部のシャガルムは、
生き残った元帝国民たちの自治国家となった。
キトゥルセンとブリムス共和国が支援している。
別の日。
広い地下空間に培養槽がずらりと並ぶ。
その一つを俺は眺めていた。
中にいるのは呼吸器をつけ、
目を瞑って水に漂っている男。
「リンギオ……もう少しだ」
隣にはクロエが眠っている。
足はちゃんと二本ある。
左右にはルガクト、マーハントと、
かつて死んだ仲間たちが並んでいる。
脳内チップを入れていた者に限るが、
遺伝情報を復元し、
死ぬ直前までの記憶を移植してクローンを作ったのだ。
アイレンにそれが可能だと言われたときは、
興奮して体中から蒸気が出て、
口からレーザーを撃ちそうになった。
肉体は別物だが記憶を引き継げるなら、
クローンというかもうほぼ本人じゃないか、
と小躍りした。
あとひと月以内には、全員が目覚めるはずだ。
ノーストリリア城
窓の外には三つの月が輝いている。
「さあ、オスカー様。
機械人になったのですから、
夜も眠らず仕事ができますね」
「ラムレス、お前は鬼か」
山積みの書類が机に高く積まれている。
すごいや、床にキレイに並べたら、
ベッドになるくらいあるぞ。
この上で寝れるんじゃないか。
「今日中に全ての書類にサインしてもらいますぞ」
いや、ぷるるんじゃないよ。
下あごぷるるんじゃないよ。
ベリカやヒナカ達が笑っている。
その足元には、
大狼の子供たちがはしゃぎまわっている。
ネネルとアーシュとモカルが、
その白いもふもふ達に顔をうずめている。
俺だけ仕事かよ。
もう、サインだけする機械でも作ろうかな。
そしたら旅に出よう。
身分を隠して荷馬車でゆっくり大陸を見て回ろう。
水〇黄門みたいなことしよう。
内政は俺より向いてる人がたくさんいる。
仕事はリモートで出来るだろ。
そのぐらいしたっていいよな。
俺、王だし。
いや機械人になったんだから今や神だし。
一応世界救ったし。死んだけど。
「ネネル、俺が旅に出るって言ったら、
一緒に来る?」
えっ!と驚いたネネルは顔が赤くなった。
「ふ、二人きり……?」
小さな声で聞いてきた。
何を緊張しとんねん。
「それは分からん」
すっとネネルの目が細くなる。
何ですか、なんで手から電気出すんですか?
機械は電気に弱いんだからやめてくれよな。
暖炉の前のソファでは、
マイマ、メミカ、マイヤー、アーキャリーが、
それぞれの子供を抱いて談笑していた。
マイマとの娘ルーナ、メミカとの息子ディーノ、
マイヤーとの娘ベルナ、アーキャリーとの息子ラウイ。
子供の一人が床の一点を見つめている。
あれは誰だ? ルーナか? 大丈夫かな?
ていうか……
うーん、子供たち見てると旅に出る気が失せるな……。
いや、もう一体自分を作っちまえばいいか。
そんで一体は旅に出て、一体は城で生活して……。
意識だけ転送して行ったり来たり……
天才か、俺。
「何ぶつぶつ言ってるの?」
ネネルが覗き込んできた。
「何でもないよ。さあ仕事するか」
「変なの……まっ頑張ってね、国王様」
ノーストリリア城地下。
地上からの月光が、
明り取りの隙間から差し込み、
湿気で濡れた石の床が光っている。
そこをネズミが一匹横切った。
どこから入ってきたのか、
大きな蛾がふわふわと羽ばたいている。
その部屋の中央に、
刀身を鍛え直した、
魔剣フラレウムが石座に刺さっていた。
継ぎ目は折れた箇所が分からないほど、
綺麗に修復されていた。
見た目には変化はないが、
部屋の空気が変わる。
何かを感じ取ったのか、
ネズミが小さな鳴き声を上げて、
慌てて巣に帰っていった。
蛾も急に方向転換し、
部屋の明り取りの隙間から外に出ていった。
しんと静まりかえった空間がピンと張り詰める。
そして次の瞬間、刀身にボッと炎が宿った。
だが、それを見ていた者は誰もいなかった。
完
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(5件)
あなたにおすすめの小説
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
嫁に来た転生悪役令嬢「破滅します!」 俺「大丈夫だ、問題ない(ドラゴン殴りながら)」~ゲームの常識が通用しない辺境領主の無自覚成り上がり~
ちくでん
ファンタジー
「なぜあなたは、私のゲーム知識をことごとく上回ってしまうのですか!?」
魔物だらけの辺境で暮らす主人公ギリアムのもとに、公爵家令嬢ミューゼアが嫁として追放されてきた。実はこのお嫁さん、ゲーム世界に転生してきた転生悪役令嬢だったのです。
本来のゲームでは外道の悪役貴族だったはずのギリアム。ミューゼアは外道貴族に蹂躙される破滅エンドだったはずなのに、なぜかこの世界線では彼ギリアムは想定外に頑張り屋の好青年。彼はミューゼアのゲーム知識をことごとく超えて彼女を仰天させるイレギュラー、『ゲーム世界のルールブレイカー』でした。
ギリアムとミューゼアは、破滅回避のために力を合わせて領地開拓をしていきます。
スローライフ+悪役転生+領地開拓。これは、ゆったりと生活しながらもだんだんと世の中に(意図せず)影響力を発揮していってしまう二人の物語です。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
最強チート承りました。では、我慢はいたしません!
しののめ あき
ファンタジー
神託が下りまして、今日から神の愛し子です!〜最強チート承りました!では、我慢はいたしません!〜
と、いうタイトルで12月8日にアルファポリス様より書籍発売されます!
3万字程の加筆と修正をさせて頂いております。
ぜひ、読んで頂ければ嬉しいです!
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
非常に申し訳ない…
と、言ったのは、立派な白髭の仙人みたいな人だろうか?
色々手違いがあって…
と、目を逸らしたのは、そちらのピンク色の髪の女の人だっけ?
代わりにといってはなんだけど…
と、眉を下げながら申し訳なさそうな顔をしたのは、手前の黒髪イケメン?
私の周りをぐるっと8人に囲まれて、謝罪を受けている事は分かった。
なんの謝罪だっけ?
そして、最後に言われた言葉
どうか、幸せになって(くれ)
んん?
弩級最強チート公爵令嬢が爆誕致します。
※同タイトルの掲載不可との事で、1.2.番外編をまとめる作業をします
完了後、更新開始致しますのでよろしくお願いします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
作品登録しときますね(^^)これからゆっくり読ませてもらいます(^^)
「気軽に読んで」と作者さんは言ってるが、途中から風呂敷が広がりすぎて、どう収拾がつくのかわからなくなってる。正直、視点が広がりすぎて読むのが面倒になってしまった。
あれ?ハーレムモノだこれw ハーレムタグがあった方がいいのでは。