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ダリア王国 貸しひとつ
ナリスの伝説 「オンリーワン」
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ナリスの伝説「オンリー・ワン」第二部
★ダリア王国 貸しひとつ★
リビアはまだ納得いかないようでしたが、ゼルア・ガーランド伯爵たちは牢獄に放置して帰ってきました。
他にも投獄されている方達がいましたがそちらの方達の事はジュ・オンさんに丸投げです。
その後ジュ・オンさんが国王陛下に爵位の剥奪を報告、騎士団による伯爵家の資産没収、家宅捜索及び捜査、家族の逮捕、使用人、関係者の捜査、逮捕、地下牢の捜索、生存者の救出、死亡者の確認が行われました。
私達には関係がないのでスルーです。
あ
前宰相殺害については伯爵家の関係者から証言があり、事件は解決したそうです。
この件についても、騎士団の皆さんに起こった不幸な事件の事もジュ・オンさんに丸投げです。
とりあえず、敵討ちも完了
ゼルア・ガーランド伯爵たちはそのまま投獄、家族も投獄され、他の罪状まで含め、死罪が決定、使用人達は解雇。
他の罪状・・・伯爵家の方にも監禁されていた者が多数発見され保護、生存者からの証言で伯爵本人だけでなく、家族たちも拷問好きだった事が判明
(消息不明の使用人もいるらしいです)
一掃されて良かった。
と思いますよねぇ シクシク
ここからが大掃除の始まりでした。
騎士団の救出は無事に終わりましたが、ジュ・オンさんの「力を貸してください、貸しひとつ」と言うのが全く進んでおりませんでした。
そして・・・・
貸しひとつが始まったのです。
前宰相暗殺事件は解決済みなのですが、ゼルア・ガーランド伯爵を筆頭に組織が出来上がっていて、この国を乗っ取る計画が進んでいたのです。
なので「力を貸してください」の内容は!
もうお分かりですよね・・・
内乱の鎮圧というか極秘裏に? 首謀者を殲滅する事
貸しひとつ・・・と言うにはデカすぎないか?
フレイア
「ナリス様、今更ごちゃごちゃ言ってもしょうがないですよ、ちゃちゃっと済ませてしまいましょう」
・・・・
三日ほどかかりましたけど、完了しました。
ゼルア・ガーランド伯爵が捕縛、処刑されたことで他の方達が我先にと行動を起こしてくれて、探す手間もなく、各個撃破!
そんなに国王になりたいのでしょうか?
不思議です。
何?この人たちと思ってしまいます。
攻めてくるのだから、気にせず手を出せました。
と言っても指揮官、隊長辺りを倒すと隊は消滅していきます。
統率出来ていない烏合の衆・・・
あれ?
メイ
「どうされました?」
つるぎ
「なんだ?」
まさか・・・
フレイア
「計略ですか?」
はい? ←皆
タイミングが良すぎる、やってくれたな
メイ
「ナリス様?」
つるぎ
「メイなにかあったのか?」
フレイア
「なるほど」
つるぎ
「おい!」
メイ
「これ、全部、前宰相様の計画かも知れないって」
フレイア
「ナリス様がやる気になるようにフランソワーズとシルビアの二人を犠牲に?・・・ですか」
ソロモン
「何のことか説明を希望します。」
私
「この国はもうどうしようもない状態になっていたのではないでしょうか?」
ソロモン
「と言うと?」
私
「何時反乱が起きてもおかしくないって事かな」
さや
「反乱?」
私
「前宰相のジュ・オンさんもどうしようもない状態だった。」
つるぎ
「だから?」
私
「そこに私がのこのこやってきたわけですよ」
? ←皆
私
「言うなれば・・・反乱分子一掃、丸投げ作戦ですね」
ソロモン
「確かに反乱分子、一掃作戦は成功しましたが?」
つるぎ
「ここまでの流れをお膳立てしていたと言うのか?」
そう!
私
「魔術師育成も彼らは嫌がるはず、でも賛成することで反乱軍をたきつけた。」
ソロモン
「考えすぎじゃないのか?」
私
「この国の住民がこの国の将来に希望を持っていなかった所に突然魔術師育成の話が出たとなるとどうなります?」
さや
「国も変わろうとしている?」
ソニア
「希望の光が見えた?」
ライアス
「そうなると反乱軍としては大義名分が立たなくなるか」
つるぎ
「大義名分?」
ライアス
「反乱は国を導くためであると大義名分を立てる予定だった?、国が先に動いては自分たちの反乱の意味がなくなる」
つるぎ
「ほう」
私
「だから議会で承認はしたが、公式に発表はしていない。」
さや
「しなかったから?」
ライアス
「反乱は公表される前に起こさないといけなくなるな」
さや
「なるほど」
ソロモン
「公表される前に前宰相の口をふさいだ・・・いやそうさせたのか」
さや
「させた?」
ソロモン
「視察に出向く、それも自分たちだけで行くと聞いたら反乱軍の方は機会がやって来たと思うんじゃないかな」
ソニア
「それって罠とは思わないの?」
ソロモン
「反乱軍は極秘裏に進めている自信とか国は何もできないと思っていたか」
私
「その辺りもジュ・オンさんの事だからうまく扇動していたと思います。」
つるぎ
「あいつ、そんなにすごいのか?」
私
「ええ、私も何度も上手く使われてきました。」 笑
笑うしかないよねぇ はぁ
さや
「今回もそうなるの?」
私
「そうですね、そうなります、フランソワーズとシルビアが犠牲になった・・・まぁ本人達も覚悟の上だと思いますけどね」
メイ
「このあとまだ先があるのですか?」
つるぎ
「なんだと?」
私
「反乱は失敗しました。」
つるぎ
「おう」
私
「その結果、多くの失業者が出ています。」
ん? ←皆
私
「指揮系統を潰すことで四散していった兵士の皆さんが大勢います。」
ソロモン
「確かに・・・・」
私
「この中にはまだ国の為に働いてくれる方達もいるでしょうが、まぁ少ないと思います。」
さや
「だったら?」
私
「反乱が失敗して四散した兵士の皆さんが再度決起するだろうと言う事です。」
ライアス
「なぜ?そう思う」
私
「四散した兵士たちは収入が無くなっています。」
ライアス
「ああ」
私
「そして新たな雇用はありません。」
ライアス
「今までの雇用先は爵位は剥奪、さらには廃嫡、新しい統治者もまだいないか」
私
「そうなると、行先のなくなった者たちが次第に集まり始めるでしょうね」
ソロモン
「集まるだろうね」
さや
「集まったら?」
ライアス
「そうだなぁ、数名だったら何とか食いつなぐ事も出来るかな?」
さや
「数名だったら?」
ライアス
「今回は数百、いや数千人が集まる可能性がある」
ソロモン
「一大勢力の出来上がりだな」
私
「最初はそのつもりは無くてもその人数を養うにはどうするか?です」
ライアス
「何処かの貴族を乗っ取るか?」
ソロモン
「街や村を襲う、あ!全然足らないか」
やるだろうなぁ
さや
「足らない?」
ソロモン
「例えば百人で村を襲ったとして百人分の食料があるのかどうか?」
さや
「ああね」
ソロモン
「百人分があったとしてもそれ以上が必要になるから、もっと多くの街や村を襲う事になるね」
と話をしているところに向こうからジュ・オンさんが走ってやってきた。
ハァハァ吐息を切らして何かを言おうとしてむせています。
メイ
「ナリス様、笑ってはいけませんよ?」
うっ
私
「わ、笑っていませんよ?」
つるぎ
「どうかな?」とニヤニヤ
私
「ジュ・オンさん、どうかしましたか?」
ジュ・オン
「ナリス様、反乱軍への対応ありがとうございました。」
はい
ジュ・オン
「それでですね、大変です」
ああ、来たかな?
ジュ・オン
「反乱に加わっていた者たちが数か所に集結していると報告がありました。」
やっぱり
私
「前宰相もそれは想定していたと思います。」
さてと、この後どうするかですね。
ジュ・オン
「想定していたという事は何か策があるのでしょうか?」
私
「あると思うのですが、何とも言えません」
ソロモン
「では、これからどうしますか?」
ライアス
「そうだな、ここから先は何か手を考えないといけないという事になるね」
私
「ジュ・オンさんとしてはどうなれば一番いいと考えますか?」
ジュ・オン
「どうなれば?」
私
「助けるのか、殲滅するのか?」
ジュ・オン
「殲滅するとしても時間がかかります、助けるとしても数が多すぎます。」
ソロモン
「時間をかけていると町や村が襲われる、助けるにしてもここ数日の食料さえもない・・・・か?」
私
「いえ、もうどちらか決めましょう、殲滅するのか助けるのか」
つるぎ
「二択か?」
私
「はい、決めてしまうとこちらの動きも絞られると思います。」
皆、黙り込みました。
これ、決められないかな?
メイ
「はい、ナリス様、これは難しいです」
私
「ジュ・オンさん!」
ジュ・オン
「はい」
私
「この国の人口を減らすのなら殲滅が一番になるのではないですか?」
つるぎ
「いつも言っている世界の管理、人口の調整ってやつか」
私
「もし、殲滅すると他の貴族、民が反発してさらに暴動が起きる可能性もあります。」
あ! 皆
私
「そうなるとさらに人口を減らせますね」
つるぎ
「おいおい!」
ジュ・オン
「今暴動、反乱の類は対応出来ません」
私
「では助けますか?」
ジュ・オン
「どうすれば助ける事が可能でしょうか?」
そうですねぇ
爵位の剥奪、廃嫡で空いた領地を誰かが統治、そこで全員を雇用する
問題は食料かぁ
メイ
「食料の問題が解決するとそれで助かりそうですね」
ソロモン
「ん?」
フレイア
「反乱鎮圧、没収された領地に誰かを派遣、そこで雇用をと考えておられます。」
ジュ・オン
「なるほど!」
フレイア
「あとは食糧問題です。」
ソロモン
「食料もだろうけど、そうなると誰を派遣するかって事も重要だろ」
ライアス
「そうですね、誰か上手くまとめてくれるような人物がいればいいのですが」
・・・・
ん?
なんか皆が私を見ています・・・が?
なに?
私
「どうかしましたか?」
ジュ・オン
「ナリス様」
はい?
ジュ・オン
「東のライアの街周辺、ノースウェスト王国国境守備を任されていた貴族達の領地を没収しております。」
はぁ?
ジュ・オン
「あの辺りを好きに使っていただいてよろしいので、私の代行と言う立場でちょっと行ってまとめてくださいませんか?」
・・・・・
はい?
つるぎ
「なんだ?ナリスを挑発しているのか?」
ジュ・オン
「挑発?とんでもない!ナリス様の実力なら問題もなく解決すると思います。」
なるほど、ナリスの扱いが上手いな。
つるぎのジュ・オンに対する評価が少し上がった。笑
メイ
「ナリス様?」
つるぎ
「どうかしたのか?」
ぷっ
フレイアがふきだして
「今、ナリス様はフリーズされています。」
はい?
さや
「フリーズ?」
フレイア
「はい、何も考えずに固まっておられます。」と笑って言った。
ソニア
「え、じゃあ、どうするの?」
フレイア
「そうですねぇ、今のうちに連れ去りましょうか」
はい? ←皆 笑
フレイア
「ジュ・オン様、ナリス様が正気を取り戻されましたら依頼を受けられましたよと伝えておきますね」
りんがクスクス笑っている。
ジュ・オン
「ありがとうございます。」
フレイア
「リビアさん」
リビア
「あん?」
フレイア
「ナリス様をお願いします。」
おお、任せろと一言、返事をして私を担ぎ歩き出した。
リビアは上機嫌です。
ライアス
「いいのか、それで?」
さや
「ほんと、大丈夫?」
フレイア
「はい、大丈夫ですよ、行ってしまえば何とかなります。」と振り返ってにっこりと笑った。
りん
「うん、大丈夫、大丈夫」
★ダリア王国 貸しひとつ★
リビアはまだ納得いかないようでしたが、ゼルア・ガーランド伯爵たちは牢獄に放置して帰ってきました。
他にも投獄されている方達がいましたがそちらの方達の事はジュ・オンさんに丸投げです。
その後ジュ・オンさんが国王陛下に爵位の剥奪を報告、騎士団による伯爵家の資産没収、家宅捜索及び捜査、家族の逮捕、使用人、関係者の捜査、逮捕、地下牢の捜索、生存者の救出、死亡者の確認が行われました。
私達には関係がないのでスルーです。
あ
前宰相殺害については伯爵家の関係者から証言があり、事件は解決したそうです。
この件についても、騎士団の皆さんに起こった不幸な事件の事もジュ・オンさんに丸投げです。
とりあえず、敵討ちも完了
ゼルア・ガーランド伯爵たちはそのまま投獄、家族も投獄され、他の罪状まで含め、死罪が決定、使用人達は解雇。
他の罪状・・・伯爵家の方にも監禁されていた者が多数発見され保護、生存者からの証言で伯爵本人だけでなく、家族たちも拷問好きだった事が判明
(消息不明の使用人もいるらしいです)
一掃されて良かった。
と思いますよねぇ シクシク
ここからが大掃除の始まりでした。
騎士団の救出は無事に終わりましたが、ジュ・オンさんの「力を貸してください、貸しひとつ」と言うのが全く進んでおりませんでした。
そして・・・・
貸しひとつが始まったのです。
前宰相暗殺事件は解決済みなのですが、ゼルア・ガーランド伯爵を筆頭に組織が出来上がっていて、この国を乗っ取る計画が進んでいたのです。
なので「力を貸してください」の内容は!
もうお分かりですよね・・・
内乱の鎮圧というか極秘裏に? 首謀者を殲滅する事
貸しひとつ・・・と言うにはデカすぎないか?
フレイア
「ナリス様、今更ごちゃごちゃ言ってもしょうがないですよ、ちゃちゃっと済ませてしまいましょう」
・・・・
三日ほどかかりましたけど、完了しました。
ゼルア・ガーランド伯爵が捕縛、処刑されたことで他の方達が我先にと行動を起こしてくれて、探す手間もなく、各個撃破!
そんなに国王になりたいのでしょうか?
不思議です。
何?この人たちと思ってしまいます。
攻めてくるのだから、気にせず手を出せました。
と言っても指揮官、隊長辺りを倒すと隊は消滅していきます。
統率出来ていない烏合の衆・・・
あれ?
メイ
「どうされました?」
つるぎ
「なんだ?」
まさか・・・
フレイア
「計略ですか?」
はい? ←皆
タイミングが良すぎる、やってくれたな
メイ
「ナリス様?」
つるぎ
「メイなにかあったのか?」
フレイア
「なるほど」
つるぎ
「おい!」
メイ
「これ、全部、前宰相様の計画かも知れないって」
フレイア
「ナリス様がやる気になるようにフランソワーズとシルビアの二人を犠牲に?・・・ですか」
ソロモン
「何のことか説明を希望します。」
私
「この国はもうどうしようもない状態になっていたのではないでしょうか?」
ソロモン
「と言うと?」
私
「何時反乱が起きてもおかしくないって事かな」
さや
「反乱?」
私
「前宰相のジュ・オンさんもどうしようもない状態だった。」
つるぎ
「だから?」
私
「そこに私がのこのこやってきたわけですよ」
? ←皆
私
「言うなれば・・・反乱分子一掃、丸投げ作戦ですね」
ソロモン
「確かに反乱分子、一掃作戦は成功しましたが?」
つるぎ
「ここまでの流れをお膳立てしていたと言うのか?」
そう!
私
「魔術師育成も彼らは嫌がるはず、でも賛成することで反乱軍をたきつけた。」
ソロモン
「考えすぎじゃないのか?」
私
「この国の住民がこの国の将来に希望を持っていなかった所に突然魔術師育成の話が出たとなるとどうなります?」
さや
「国も変わろうとしている?」
ソニア
「希望の光が見えた?」
ライアス
「そうなると反乱軍としては大義名分が立たなくなるか」
つるぎ
「大義名分?」
ライアス
「反乱は国を導くためであると大義名分を立てる予定だった?、国が先に動いては自分たちの反乱の意味がなくなる」
つるぎ
「ほう」
私
「だから議会で承認はしたが、公式に発表はしていない。」
さや
「しなかったから?」
ライアス
「反乱は公表される前に起こさないといけなくなるな」
さや
「なるほど」
ソロモン
「公表される前に前宰相の口をふさいだ・・・いやそうさせたのか」
さや
「させた?」
ソロモン
「視察に出向く、それも自分たちだけで行くと聞いたら反乱軍の方は機会がやって来たと思うんじゃないかな」
ソニア
「それって罠とは思わないの?」
ソロモン
「反乱軍は極秘裏に進めている自信とか国は何もできないと思っていたか」
私
「その辺りもジュ・オンさんの事だからうまく扇動していたと思います。」
つるぎ
「あいつ、そんなにすごいのか?」
私
「ええ、私も何度も上手く使われてきました。」 笑
笑うしかないよねぇ はぁ
さや
「今回もそうなるの?」
私
「そうですね、そうなります、フランソワーズとシルビアが犠牲になった・・・まぁ本人達も覚悟の上だと思いますけどね」
メイ
「このあとまだ先があるのですか?」
つるぎ
「なんだと?」
私
「反乱は失敗しました。」
つるぎ
「おう」
私
「その結果、多くの失業者が出ています。」
ん? ←皆
私
「指揮系統を潰すことで四散していった兵士の皆さんが大勢います。」
ソロモン
「確かに・・・・」
私
「この中にはまだ国の為に働いてくれる方達もいるでしょうが、まぁ少ないと思います。」
さや
「だったら?」
私
「反乱が失敗して四散した兵士の皆さんが再度決起するだろうと言う事です。」
ライアス
「なぜ?そう思う」
私
「四散した兵士たちは収入が無くなっています。」
ライアス
「ああ」
私
「そして新たな雇用はありません。」
ライアス
「今までの雇用先は爵位は剥奪、さらには廃嫡、新しい統治者もまだいないか」
私
「そうなると、行先のなくなった者たちが次第に集まり始めるでしょうね」
ソロモン
「集まるだろうね」
さや
「集まったら?」
ライアス
「そうだなぁ、数名だったら何とか食いつなぐ事も出来るかな?」
さや
「数名だったら?」
ライアス
「今回は数百、いや数千人が集まる可能性がある」
ソロモン
「一大勢力の出来上がりだな」
私
「最初はそのつもりは無くてもその人数を養うにはどうするか?です」
ライアス
「何処かの貴族を乗っ取るか?」
ソロモン
「街や村を襲う、あ!全然足らないか」
やるだろうなぁ
さや
「足らない?」
ソロモン
「例えば百人で村を襲ったとして百人分の食料があるのかどうか?」
さや
「ああね」
ソロモン
「百人分があったとしてもそれ以上が必要になるから、もっと多くの街や村を襲う事になるね」
と話をしているところに向こうからジュ・オンさんが走ってやってきた。
ハァハァ吐息を切らして何かを言おうとしてむせています。
メイ
「ナリス様、笑ってはいけませんよ?」
うっ
私
「わ、笑っていませんよ?」
つるぎ
「どうかな?」とニヤニヤ
私
「ジュ・オンさん、どうかしましたか?」
ジュ・オン
「ナリス様、反乱軍への対応ありがとうございました。」
はい
ジュ・オン
「それでですね、大変です」
ああ、来たかな?
ジュ・オン
「反乱に加わっていた者たちが数か所に集結していると報告がありました。」
やっぱり
私
「前宰相もそれは想定していたと思います。」
さてと、この後どうするかですね。
ジュ・オン
「想定していたという事は何か策があるのでしょうか?」
私
「あると思うのですが、何とも言えません」
ソロモン
「では、これからどうしますか?」
ライアス
「そうだな、ここから先は何か手を考えないといけないという事になるね」
私
「ジュ・オンさんとしてはどうなれば一番いいと考えますか?」
ジュ・オン
「どうなれば?」
私
「助けるのか、殲滅するのか?」
ジュ・オン
「殲滅するとしても時間がかかります、助けるとしても数が多すぎます。」
ソロモン
「時間をかけていると町や村が襲われる、助けるにしてもここ数日の食料さえもない・・・・か?」
私
「いえ、もうどちらか決めましょう、殲滅するのか助けるのか」
つるぎ
「二択か?」
私
「はい、決めてしまうとこちらの動きも絞られると思います。」
皆、黙り込みました。
これ、決められないかな?
メイ
「はい、ナリス様、これは難しいです」
私
「ジュ・オンさん!」
ジュ・オン
「はい」
私
「この国の人口を減らすのなら殲滅が一番になるのではないですか?」
つるぎ
「いつも言っている世界の管理、人口の調整ってやつか」
私
「もし、殲滅すると他の貴族、民が反発してさらに暴動が起きる可能性もあります。」
あ! 皆
私
「そうなるとさらに人口を減らせますね」
つるぎ
「おいおい!」
ジュ・オン
「今暴動、反乱の類は対応出来ません」
私
「では助けますか?」
ジュ・オン
「どうすれば助ける事が可能でしょうか?」
そうですねぇ
爵位の剥奪、廃嫡で空いた領地を誰かが統治、そこで全員を雇用する
問題は食料かぁ
メイ
「食料の問題が解決するとそれで助かりそうですね」
ソロモン
「ん?」
フレイア
「反乱鎮圧、没収された領地に誰かを派遣、そこで雇用をと考えておられます。」
ジュ・オン
「なるほど!」
フレイア
「あとは食糧問題です。」
ソロモン
「食料もだろうけど、そうなると誰を派遣するかって事も重要だろ」
ライアス
「そうですね、誰か上手くまとめてくれるような人物がいればいいのですが」
・・・・
ん?
なんか皆が私を見ています・・・が?
なに?
私
「どうかしましたか?」
ジュ・オン
「ナリス様」
はい?
ジュ・オン
「東のライアの街周辺、ノースウェスト王国国境守備を任されていた貴族達の領地を没収しております。」
はぁ?
ジュ・オン
「あの辺りを好きに使っていただいてよろしいので、私の代行と言う立場でちょっと行ってまとめてくださいませんか?」
・・・・・
はい?
つるぎ
「なんだ?ナリスを挑発しているのか?」
ジュ・オン
「挑発?とんでもない!ナリス様の実力なら問題もなく解決すると思います。」
なるほど、ナリスの扱いが上手いな。
つるぎのジュ・オンに対する評価が少し上がった。笑
メイ
「ナリス様?」
つるぎ
「どうかしたのか?」
ぷっ
フレイアがふきだして
「今、ナリス様はフリーズされています。」
はい?
さや
「フリーズ?」
フレイア
「はい、何も考えずに固まっておられます。」と笑って言った。
ソニア
「え、じゃあ、どうするの?」
フレイア
「そうですねぇ、今のうちに連れ去りましょうか」
はい? ←皆 笑
フレイア
「ジュ・オン様、ナリス様が正気を取り戻されましたら依頼を受けられましたよと伝えておきますね」
りんがクスクス笑っている。
ジュ・オン
「ありがとうございます。」
フレイア
「リビアさん」
リビア
「あん?」
フレイア
「ナリス様をお願いします。」
おお、任せろと一言、返事をして私を担ぎ歩き出した。
リビアは上機嫌です。
ライアス
「いいのか、それで?」
さや
「ほんと、大丈夫?」
フレイア
「はい、大丈夫ですよ、行ってしまえば何とかなります。」と振り返ってにっこりと笑った。
りん
「うん、大丈夫、大丈夫」
0
この作品は感想を受け付けておりません。
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辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
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