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猫の王国
第32話 個人情報は保護しましょう
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俺達とシャルさんは情報屋に調査依頼した後、シャルさんに昼食を御馳走になった。
その後、シャルさんは商会に戻り、俺達は迷宮に戻った。
今度こそ迷宮でレベ上げだ。
調査は早くても1週間長ければ数週間かかる様だ。
調査完了時にシャルさんに報告が行き、シャルさんから通信の魔道具で連絡して貰う事になったので、当面はレベ上げに専念する事にした。
迷宮内で野宿しながらレベ上げだ。
素材は冒険者ギルドで売らず、ニャルマル商会に売る事にした。
冒険者ギルド長『水猫』と冒険者『炎猫』とは顔を合わせない方が良いだろうと思ったし、冒険者ギルドにもあまり良い印象が無いので行きたくないからね。
迷宮に続く道を歩いて行くと、俺達の前から来る冒険者が道をあけるようになっていた。
不思議に思いながら迷宮に向かう。
迷宮の門番にエリとハルカが冒険者証を提示し、迷宮の中に入ろうとしたら、門番が声を掛けてきた。
「失礼ですが、『疾風』と『風刃』のお二人ですよね。」
「そうだが、なんじゃ?」
エリが答える。
ハルカは知らん顔。
「ギルド長がお呼びです。」
「それは異な事を言うのじゃな。妾がここにいて迷宮に入る事は門番のお主等しか知らぬし、門番は1日ここから動けないはずじゃ。何故?ギルド長が知ってるのじゃ。」
「午前中に此処にいた冒険者が報告したのでしょう。」
「何故じゃ?」
「え!二つ名持ちの『疾風』と『風刃』がこの都市にいたのですよ!皆知っています。当然報告しますよ。」
「それは妙じゃな?妾達が『疾風』と『風刃』と確認出来たのは今じゃろ。
何故皆知ってる?」
「・・・。」
門番は黙る。
「おや、妾達はこの都市でお主等以外に冒険者証を見せて無いのじゃが、どういう事じゃ。ギルド職員であるこの都市の門番は冒険者の情報を自由に公開する権利でもあるのかのぅ?」
「・・・。」
門番達は「しまった。」という顔になるが何も言えない。
「冒険者の個人情報は秘匿しなければいけないはずじゃ。これが極秘のクエスト中だったらお主等は責任を取れるのかのぅ?」
エリは語尾を強めて威圧しながら門番に詰め寄る。
「せ、責任は取れません。」
「じゃろうな。妾達とお主等は会わなかった。そうせねばお主等の責任問題じゃな。勿論、『疾風』と『風刃』だったと確認も取れていないと報告せねばならぬじゃろうな。」
「はい。申し訳ありません。」
「では、中に入るぞ、お主等は今後妾達の事は秘匿するのじゃ。
妾達は他の都市に行く途中で寄っただけじゃ。この都市で冒険者登録するつもりは無いのでギルドには寄らないのじゃ。勿論ギルド長と会うつもりは無いのじゃ。」
「承知しました。」
門番はそう答えるしか無かった。
俺達は迷宮に入った。
「酷い門番だね。冒険者達が道をあけてた理由が分かったよ。門番が冒険者達に言いふらしたんだね。」
「そうじゃろうな。それで冒険者達が騒いでギルド長も興味を持ったのじゃろ。敵対するかも知れない相手に情報は渡したく無かったのじゃが、しょうが無いのぅ。主様も今はギルド長とは会いたくないじゃろ。」
「会いたく無いねぇ。裏が取れるまで迷宮に潜ってるしか無いか?」
「そうじゃのぅ。」
その後、シャルさんは商会に戻り、俺達は迷宮に戻った。
今度こそ迷宮でレベ上げだ。
調査は早くても1週間長ければ数週間かかる様だ。
調査完了時にシャルさんに報告が行き、シャルさんから通信の魔道具で連絡して貰う事になったので、当面はレベ上げに専念する事にした。
迷宮内で野宿しながらレベ上げだ。
素材は冒険者ギルドで売らず、ニャルマル商会に売る事にした。
冒険者ギルド長『水猫』と冒険者『炎猫』とは顔を合わせない方が良いだろうと思ったし、冒険者ギルドにもあまり良い印象が無いので行きたくないからね。
迷宮に続く道を歩いて行くと、俺達の前から来る冒険者が道をあけるようになっていた。
不思議に思いながら迷宮に向かう。
迷宮の門番にエリとハルカが冒険者証を提示し、迷宮の中に入ろうとしたら、門番が声を掛けてきた。
「失礼ですが、『疾風』と『風刃』のお二人ですよね。」
「そうだが、なんじゃ?」
エリが答える。
ハルカは知らん顔。
「ギルド長がお呼びです。」
「それは異な事を言うのじゃな。妾がここにいて迷宮に入る事は門番のお主等しか知らぬし、門番は1日ここから動けないはずじゃ。何故?ギルド長が知ってるのじゃ。」
「午前中に此処にいた冒険者が報告したのでしょう。」
「何故じゃ?」
「え!二つ名持ちの『疾風』と『風刃』がこの都市にいたのですよ!皆知っています。当然報告しますよ。」
「それは妙じゃな?妾達が『疾風』と『風刃』と確認出来たのは今じゃろ。
何故皆知ってる?」
「・・・。」
門番は黙る。
「おや、妾達はこの都市でお主等以外に冒険者証を見せて無いのじゃが、どういう事じゃ。ギルド職員であるこの都市の門番は冒険者の情報を自由に公開する権利でもあるのかのぅ?」
「・・・。」
門番達は「しまった。」という顔になるが何も言えない。
「冒険者の個人情報は秘匿しなければいけないはずじゃ。これが極秘のクエスト中だったらお主等は責任を取れるのかのぅ?」
エリは語尾を強めて威圧しながら門番に詰め寄る。
「せ、責任は取れません。」
「じゃろうな。妾達とお主等は会わなかった。そうせねばお主等の責任問題じゃな。勿論、『疾風』と『風刃』だったと確認も取れていないと報告せねばならぬじゃろうな。」
「はい。申し訳ありません。」
「では、中に入るぞ、お主等は今後妾達の事は秘匿するのじゃ。
妾達は他の都市に行く途中で寄っただけじゃ。この都市で冒険者登録するつもりは無いのでギルドには寄らないのじゃ。勿論ギルド長と会うつもりは無いのじゃ。」
「承知しました。」
門番はそう答えるしか無かった。
俺達は迷宮に入った。
「酷い門番だね。冒険者達が道をあけてた理由が分かったよ。門番が冒険者達に言いふらしたんだね。」
「そうじゃろうな。それで冒険者達が騒いでギルド長も興味を持ったのじゃろ。敵対するかも知れない相手に情報は渡したく無かったのじゃが、しょうが無いのぅ。主様も今はギルド長とは会いたくないじゃろ。」
「会いたく無いねぇ。裏が取れるまで迷宮に潜ってるしか無いか?」
「そうじゃのぅ。」
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