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第一章 深淵の樹海
第3話 フォレストリザード
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擦り切れた服はしょうがないが、
転んだ時の汚れが気になる。
払っても落ちない汚れ。
ふと思いついた。
(スラオ、この汚れだけ吸収出来ないかな?)
(汚れ、吸収、やる。)
スラオは汚れた箇所にくっつくと吸収し始めた。
モゾモゾ、モゾモゾやってる。
ちょっと擽ったい。
暫くすると、スラオの吸収で汚れが綺麗になった。
汚れは跡形もない。
クリーニング以上の効果。
はじめから汚れが無かったよう。
いやそこだけ新品になった感じだ。
(おお!スラオやるじゃん。)
スラオ(えへ。)
嬉しそうだ。そして得意そうだ。
右手でなでなでした。
それを見て白蛇も頭を右手に近づけて来た。
右腕にスリスリしてる。
可愛いので白蛇もなでなでした。
そしたら、白蛇が右腕に巻き付いて来た。
白蛇の頭が手の甲にくっついてる。
なんか手甲みたいでかっこいい。
『白蛇の手甲』そんな名前が似合いそう。
かっこいいからそのままだ。
右手に『白蛇の手甲』。
左手に木霊のレイの『蔦の手甲』。
そこそこ良い感じ。
ちょっと強く見えるかね。
しかし、この白蛇はレベルが高くて仲間に出来なかったので、相当強いかも知れないんだよなぁ。
可愛いだけて、その片鱗も感じないけどね。
ちょっと小腹が空いてきた。
食べ物は勿論持ってない。
魔物を倒して焼いて食う。
なんて出来るはずもないし。
葉っぱは食べられるのか?
毒かも知れないしなぁ。
お腹を下したら最悪だし。
う~ん。どうしよ。
果実とか木ノ実とかなら大丈夫かなぁ。
果実や木ノ実を探して、上を向いて歩く。
そして果実の様な物を見つけた。
お!良いね。洋梨みたいな果実があった。
縦に長く、瓢箪の様な形。
黄褐色。大きさは15cmぐらい。
結構高いところに生ってる。
どうやって取ろうか悩みながら見ていたら、ガサガサっと音がして、黒い影が果実を取った。
なんだ?
よく見ると木の上に果実を咥えた蜥蜴がいた。
体長は蜥蜴にしては大きめの20cmくらい。
体色は木と似ているグレイがかった茶褐色。
模様は無い。特徴も特に無い。
足が4本。尻尾が一つ。当然頭も一つ。
スリムな身体。金の白目に黒く丸い瞳。
蜥蜴らしい蜥蜴だ。
果実をガツガツ食べきると、じっとこちらを見ている。
取り合えず「テイム」してみた。
<フォレストリザードをテイムしました。>
頭の中にメッセージが流れた。
お、テイム出来た。魔物だったみたいだ。
(ヒロトだ。宜しくね。名前は有るのかい?)
(名前、無い。)
(そうか。君は雄かな、雌かな?)
(・・・雌。)
(君の名前はリザにする。)
(リザ!)
リザは嬉しそうだ。
(リザ、お願いが有るんだけど。周りに生ってる果実を取ってくれないかな?)
(果実、取る。)
リザはささっと木ノ上を走ると果実を数個落とした。
(リザ、有難う!もういいよ。)
リザは得意気な表情。
その果実を手に取り、パーカーの裾で拭った。
果実を 齧る。
うん、旨い。洋梨の様な食感と味。
というか洋梨そのものだな。
瑞々しい、良い熟れ具合だ。
あっという間に2つ食べた。
残りは一つ。
白蛇も食べたそうだったので、パーカーの裾で拭って食べさせた。美味しそうだ。食べ終わると満足した雰囲気になっている。
(リザは何か特技は有るのかな?)
火とか吐かないかな?
(特技、木の上、走る。)
あら、攻撃力はないのか。
まあ、しょうがない。
レベルも低いんだろうな。
(良いね。また今度果実を取ってね。)
(果実、取る。)
リザは嬉しそうだ。
はぁ。スライムと木霊とフォレストリザードが仲間になったが、戦闘力は無いぞ。
さっきの猪みたいなのが出たら危ない。
何とかしなくちゃなぁ。
転んだ時の汚れが気になる。
払っても落ちない汚れ。
ふと思いついた。
(スラオ、この汚れだけ吸収出来ないかな?)
(汚れ、吸収、やる。)
スラオは汚れた箇所にくっつくと吸収し始めた。
モゾモゾ、モゾモゾやってる。
ちょっと擽ったい。
暫くすると、スラオの吸収で汚れが綺麗になった。
汚れは跡形もない。
クリーニング以上の効果。
はじめから汚れが無かったよう。
いやそこだけ新品になった感じだ。
(おお!スラオやるじゃん。)
スラオ(えへ。)
嬉しそうだ。そして得意そうだ。
右手でなでなでした。
それを見て白蛇も頭を右手に近づけて来た。
右腕にスリスリしてる。
可愛いので白蛇もなでなでした。
そしたら、白蛇が右腕に巻き付いて来た。
白蛇の頭が手の甲にくっついてる。
なんか手甲みたいでかっこいい。
『白蛇の手甲』そんな名前が似合いそう。
かっこいいからそのままだ。
右手に『白蛇の手甲』。
左手に木霊のレイの『蔦の手甲』。
そこそこ良い感じ。
ちょっと強く見えるかね。
しかし、この白蛇はレベルが高くて仲間に出来なかったので、相当強いかも知れないんだよなぁ。
可愛いだけて、その片鱗も感じないけどね。
ちょっと小腹が空いてきた。
食べ物は勿論持ってない。
魔物を倒して焼いて食う。
なんて出来るはずもないし。
葉っぱは食べられるのか?
毒かも知れないしなぁ。
お腹を下したら最悪だし。
う~ん。どうしよ。
果実とか木ノ実とかなら大丈夫かなぁ。
果実や木ノ実を探して、上を向いて歩く。
そして果実の様な物を見つけた。
お!良いね。洋梨みたいな果実があった。
縦に長く、瓢箪の様な形。
黄褐色。大きさは15cmぐらい。
結構高いところに生ってる。
どうやって取ろうか悩みながら見ていたら、ガサガサっと音がして、黒い影が果実を取った。
なんだ?
よく見ると木の上に果実を咥えた蜥蜴がいた。
体長は蜥蜴にしては大きめの20cmくらい。
体色は木と似ているグレイがかった茶褐色。
模様は無い。特徴も特に無い。
足が4本。尻尾が一つ。当然頭も一つ。
スリムな身体。金の白目に黒く丸い瞳。
蜥蜴らしい蜥蜴だ。
果実をガツガツ食べきると、じっとこちらを見ている。
取り合えず「テイム」してみた。
<フォレストリザードをテイムしました。>
頭の中にメッセージが流れた。
お、テイム出来た。魔物だったみたいだ。
(ヒロトだ。宜しくね。名前は有るのかい?)
(名前、無い。)
(そうか。君は雄かな、雌かな?)
(・・・雌。)
(君の名前はリザにする。)
(リザ!)
リザは嬉しそうだ。
(リザ、お願いが有るんだけど。周りに生ってる果実を取ってくれないかな?)
(果実、取る。)
リザはささっと木ノ上を走ると果実を数個落とした。
(リザ、有難う!もういいよ。)
リザは得意気な表情。
その果実を手に取り、パーカーの裾で拭った。
果実を 齧る。
うん、旨い。洋梨の様な食感と味。
というか洋梨そのものだな。
瑞々しい、良い熟れ具合だ。
あっという間に2つ食べた。
残りは一つ。
白蛇も食べたそうだったので、パーカーの裾で拭って食べさせた。美味しそうだ。食べ終わると満足した雰囲気になっている。
(リザは何か特技は有るのかな?)
火とか吐かないかな?
(特技、木の上、走る。)
あら、攻撃力はないのか。
まあ、しょうがない。
レベルも低いんだろうな。
(良いね。また今度果実を取ってね。)
(果実、取る。)
リザは嬉しそうだ。
はぁ。スライムと木霊とフォレストリザードが仲間になったが、戦闘力は無いぞ。
さっきの猪みたいなのが出たら危ない。
何とかしなくちゃなぁ。
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