魔物使いの異世界大陸平定記(改訂版)

ボルトコボルト

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第一章 深淵の樹海

第9話 土蜘蛛2

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土蜘蛛の姿は・・・。

黒褐色の剛毛。
身体は頭胸部と腹部からなり、通常の蜘蛛と同様に鋏角きょうかく1対、触肢しょくし1対、歩脚ほきゃく4対がある。

口の前に鎌状の1対の鋏角きょうかく
(他の動物の上顎うわあごや牙に相当)

その後ろに1対の触肢しょくし
(他の虫の触角や下顎したあごに相当)

4対の歩脚ほきゃくは8本の足。
歩脚の先端には鋭い爪。
2列に並んだ8つの目。

「テイム!」
土蜘蛛つちぐもをテイムしました。>

土蜘蛛はビクッと震えた。
ステータスが倍になったからね。
ビックリするよね。

(俺はヒロト、宜しくね。君の名前は『スパ』にするね。)
(は、はい・・・。)
スパは戸惑っているようだ。

(レイ、回復してあげて。)
(はい。)

レイが回復魔法ヒールを何度か唱えると、土蜘蛛は回復した。

(ああ、有難う御座います。)
スパは落ち着いてきた。

(何があったんだい。)

(私は遠く南の島から土地を追われて逃げてきた土蜘蛛の一族の一人です。ここに来るまで仲間達が減り、私と数名だけとなりました。そこにゴブリンどもの襲撃があり、仲間達は殺され、残されたのは私一人になりました。)
(そうか。)

何て声をかければいいんだろう?

(命が助かって良かったね。いつかゴブリンをやっつけよう。)
(はい!)

いつか・・・ね。ゴブリンキングは強いから、先ずはレベルをあげないとね。)

ハクとスパはびっくりして声を上げる。
(ゴブリンキング!)

(さっきのゴブリンがゴブリンキングの眷属だったんだよ。)

ハクが念話で答える。
(そうか~。なんかゴブリンが多いと思ってたんだ。キングが現れたんだ。納得。)

(スパの蜘蛛眷属化って何?)

(蜘蛛を眷属に出来ます。眷属にした蜘蛛から念話で情報を受け取れるので、密偵として役に立ちます。小蜘蛛生成で生成した小蜘蛛も同様です。)

(おお!良いね。蜘蛛の魔物も眷属に出来るの?)

(この森にはフォレストスパイダーという蜘蛛の魔物がいましたが、眷属化出来ませんでした。)

(そうか。LV1だったからレベルが上がれば、魔物も眷属に出来るかもね。いずれにしても凄く役に立つスキルだ。周りに小蜘蛛を放って警戒も出来るんじゃない?)

(自分が動かない時は良いのですが、歩いてる時は小蜘蛛の速度はそんなに速く無いので先行出来ません。後方警戒ぐらいです。)

(後方警戒出来れば助かる。後方警戒に小蜘蛛を放って。)

(小蜘蛛達は現在周りに放ってますので、ある程度、周囲は警戒出来ています。敵になるような魔物はおりません。)

ハクが話に割り込む。
(おお!良いね。じゃあ、私達が近づいた事も知っていたんだ。)

(知っていましたが、怪我で動けませんでした。)
(なるほどね。)

(スパの変化ってスキルは何かに変化出来るの?)
(身体の大きさを変えられます。)

(取り合えず、小さくなって左手にくっついてて貰おうかな。レイの認識阻害で見え難くなるはずだし、歩かなくても良いから楽でしょう。)
(承知しました。)

そして、また南に歩き出す。
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