魔物使いの異世界大陸平定記(改訂版)

ボルトコボルト

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第一章 深淵の樹海

第22話 キラーマンティス

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朝だ。
目が覚めて、周りを見渡す。

昨日眷属になった仲間達が雑魚寝していた。

洞窟ダンジョンの広い空間。

コボミが通路から歩いてきた。
(ヒロト様、おはようございます。)

一角兎アルミラージの死骸を手に持っている。

朝早くから狩りに行ってたみたいだ。

(おはよう)

(朝ご飯にしましょう。)
コボミはスラオと一緒に手際よく一角兎アルミラージを解体し始めた。

横でとぐろを巻いて寝ていたハクを起こして、昨日狩った大猪エリュマントスの肉を異次元収納から出して貰う。

寝ていた仲間達も続々起きてきた。

スラオがファイアーで解体された肉を焼く。

ライゾウも雷で肉を焼く。

壁の扉が開いてヒナが歩いてきた。
「おはよー、いい匂いだねー。」
「おはよう、朝ご飯にしよう。」

「なんか今朝確認したらDPが結構増えてたよー。」

「俺達が洞窟にいたからだろうね。DPは後で必要になるから今は使わないでね」

ヒナ「はーい。」

ちょっと残念そう。

皆で肉と果実を食べて朝食とした。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
拠点防衛の為、眷属をゲットしに行こう。

一角兎アルミラージのアルと大猪エリュマントスのイノ1~イノ3、コボルトのコボ1、コボ2、コボ4、コボ5は拠点防衛の為留守番。

吸血鬼のヒナも日中は外に出られないので留守番だ。

コボルト達は朝早くから狩りに出かけて、レベルも上がっていた。

狩りが好きだねぇ。

先頭をコボルトのコボミにして、その後をドレイクのリザに乗った俺達が続く。

(コボミ、アイ、スパ、強そうな魔物を探してね。)

(はい。)
アイは相変わらず口数が少ない。

(承知しました。)
コボミとスパは普通に話せる。


コボミから念話。
(前方からキラーマンテイスの匂いがします。)

アイがスイーっと飛んで行った。
鑑定してくれるのだろう。

ところがアイがスイーっと戻って来た。
(魔物、来た。)

後ろから人間より大きいカマキリが飛んで来た。

キラーマンテイス。
大蟷螂。体長2m。緑の身体。
二つの両手の鎌を構えている。

(スパ、拘束出来る?)
(やってみます。)

スパが糸を吐き出すが、大蟷螂キラーマンテイスが両手の鎌で糸を器用に切り払う。

ヤバ!大蟷螂キラーマンテイスがリザの頭上を越えて俺に向かってくる。

俺がリーダーだって分かるのか?

リザが前足の爪で攻撃。
大蟷螂キラーマンテイスは躱す。

リザの頭の上で寝てた雷獣のライゾウが起きた。
ライゾウの雷撃!

大蟷螂キラーマンテイスに直撃。
大蟷螂キラーマンテイスは気絶して地面に落ちた。

ハクからライゾウにダメ出し。
(ライゾウ、寝てちゃダメ。)
(すまん、すまん。)

「テイム」
<キラーマンテイスをテイムしました。>

こいつは強いな。
名前はカマ1に決めた。

俺ってつくづくネーミングセンス無いよなぁ。
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