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第40話 公爵軍出撃
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牧場に勇者教の教主レンが到着した。
「タクミ様におかれましては、お変わりが無い様で何よりで御座います。」
「うん。まあ、変わりは無いね。」
「この地にタクミ様が国を造るとの事をお聞きしましたので、聖騎士隊を率いて馳せ参じました。」
「聖騎士隊を?王都は大丈夫なの?」
「何を仰いますか、タクミ様は王都を既に見限っているものと、察しております。まあ、腐っても王都、王が軍隊と共に戻れば、以前程では無いにしろ、そこそこ大丈夫です。」
「そだね。王都がどうなろうと知ったこっちゃ無いけどね。」
「ははは。」
レンは苦笑い。
「レンが此処に来て勇者教の方は問題無いのかな?」
「逆に私が王都に残った方が問題です。王女の独断とは言え、国王に内緒でタクミ様を召喚し、王家の財宝も無くなった今、王女が無くなっている為に、私に嫌疑が掛かりましょう。私と聖騎士隊は失踪と言うことにして、変わりの教主を置いてきました。」
「ふむ。ますますレンに嫌疑が向きそうだが、まあいいや。そうするとレンは教主では無くなったのだな。」
「はい。」
「当面この地を治める事が出来ると言うことだな。」
「お任せ下さい。タクミ様の希望に添った運営を致します。」
「うん。任せた。」
こうして、元教主レンと聖騎士隊が参加に加わった。
聖騎士隊隊長イサミを将軍として軍のトップに置き、オークのオクオとジャガー獣人のコーサカで脇を固める体制とした。
イサミの指導で聖騎士隊と牧場の護衛隊、そして森の獣人や亜人達の連携訓練を数日実施した後、いよいよ軍を進め様とした時、元暗部のケントから緊急の報告があった。
「タクミ様、公爵軍が此方に向かって来ます。」
「ほう、武器や防具はあるのかな?」
「周辺を治める寄子の貴族達から、兵と武器防具をかき集めています。」
「良し、此方も出撃しよう。公爵軍を撃破するところまでは俺も付き合う。その後はみんなに任せるよ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
フカクオ公爵の居城がある城壁都市ナキサガ前には、公爵が掻き集めた寄子の兵士達が集結していた。
その数1万超。
公爵の長男アキラが号令をかける。
「カマシゴ男爵に管理させていた牧場で不穏な動きがある。兵を集め、謀反を企んでいるのだ!今こそ公爵の力をみせる時、出撃だ!」
「おおおお!」
アキラの号令で1万の軍が動き出す。
城のバルコニーからその様子を眺める公爵と宰相。
「多すぎないか?」
「いえいえ、時間をかけず一気に制圧するのです。」
「でも、兵量とか必要になるだろう。」
「籠城されると時間が掛かりますので、籠城されても一気に制圧出来る兵力で向かわせました。この数を見たら戦わう前に降参するでしょう。例え降参し無くてもあっと言う間に片付きます。」
「成る程。」
「小手先の計略はぶち壊してくれるはずです。」
「ふむふむ。安心したよ。」
「このまま、牧場制圧後聖騎士リン達を探して討伐し、財宝も取り戻すのです。」
「タクミ様におかれましては、お変わりが無い様で何よりで御座います。」
「うん。まあ、変わりは無いね。」
「この地にタクミ様が国を造るとの事をお聞きしましたので、聖騎士隊を率いて馳せ参じました。」
「聖騎士隊を?王都は大丈夫なの?」
「何を仰いますか、タクミ様は王都を既に見限っているものと、察しております。まあ、腐っても王都、王が軍隊と共に戻れば、以前程では無いにしろ、そこそこ大丈夫です。」
「そだね。王都がどうなろうと知ったこっちゃ無いけどね。」
「ははは。」
レンは苦笑い。
「レンが此処に来て勇者教の方は問題無いのかな?」
「逆に私が王都に残った方が問題です。王女の独断とは言え、国王に内緒でタクミ様を召喚し、王家の財宝も無くなった今、王女が無くなっている為に、私に嫌疑が掛かりましょう。私と聖騎士隊は失踪と言うことにして、変わりの教主を置いてきました。」
「ふむ。ますますレンに嫌疑が向きそうだが、まあいいや。そうするとレンは教主では無くなったのだな。」
「はい。」
「当面この地を治める事が出来ると言うことだな。」
「お任せ下さい。タクミ様の希望に添った運営を致します。」
「うん。任せた。」
こうして、元教主レンと聖騎士隊が参加に加わった。
聖騎士隊隊長イサミを将軍として軍のトップに置き、オークのオクオとジャガー獣人のコーサカで脇を固める体制とした。
イサミの指導で聖騎士隊と牧場の護衛隊、そして森の獣人や亜人達の連携訓練を数日実施した後、いよいよ軍を進め様とした時、元暗部のケントから緊急の報告があった。
「タクミ様、公爵軍が此方に向かって来ます。」
「ほう、武器や防具はあるのかな?」
「周辺を治める寄子の貴族達から、兵と武器防具をかき集めています。」
「良し、此方も出撃しよう。公爵軍を撃破するところまでは俺も付き合う。その後はみんなに任せるよ。」
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フカクオ公爵の居城がある城壁都市ナキサガ前には、公爵が掻き集めた寄子の兵士達が集結していた。
その数1万超。
公爵の長男アキラが号令をかける。
「カマシゴ男爵に管理させていた牧場で不穏な動きがある。兵を集め、謀反を企んでいるのだ!今こそ公爵の力をみせる時、出撃だ!」
「おおおお!」
アキラの号令で1万の軍が動き出す。
城のバルコニーからその様子を眺める公爵と宰相。
「多すぎないか?」
「いえいえ、時間をかけず一気に制圧するのです。」
「でも、兵量とか必要になるだろう。」
「籠城されると時間が掛かりますので、籠城されても一気に制圧出来る兵力で向かわせました。この数を見たら戦わう前に降参するでしょう。例え降参し無くてもあっと言う間に片付きます。」
「成る程。」
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「ふむふむ。安心したよ。」
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