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第38話 蠱惑の迷宮1
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ドンギューは焦って衛兵達に話し掛ける。
「おい! お前等ここは大人しく引いた方が身のためだぞ。このまま俺達を捕らえようとしたら、この都市が滅びるぞぉ!」
ドンギューはギーベル王国の将軍だった男だ。それなりに戦場も経験し生き残り、将軍まで昇り詰めた。ドンギューの迫力のある低音の声に、衛兵達は唾を飲み込み後退る。
「しかし、都市の中で殺人を行い、モンスターを連れ回す者を放置する訳にはいかない! あんた達を放置したら衛兵の意味が無いのだ」
衛兵の隊長らしき男が応える。
(む、ごもっとも)と思い言い返す言葉が無いドンギュー。
「ははは、止めろ止めろ。この都市は滅びる事が運命だったのだ」
ドーマンは笑い出した。
ドーマンのうしろにいた土蜘蛛達がカサカサと前に出て来た。
「それでは、衛兵の矜持を見せてみろ!」
土蜘蛛達が物凄いスピードで衛兵達に襲い掛かり、一瞬のうちに衛兵の隊長を前肢の爪で貫いて貪り喰らい始めた。
「ひゃあああああ!」
「助けてええええ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌朝、ハルトは巨大ダンジョン『蠱惑の迷宮』に来ていた。
昨日、Dランクに昇格したのでダンジョンに入る事が出来る様になったからだ。
ダンジョン入口にいる衛兵の見張りの男に冒険者証を見せて、無事入る事が出来た。
「さてさて、何が出るか、何処まで行けるか、いっちょやってやりますか」
ハルトは肩に乗っているキュウに話し掛ける。
(大きくなったほうが良いかにゃ)
「そうだね。キュウに乗った方が速いから、乗せてくれ」
(分かったにゃ)
キュウは身体を大きくしてハルトを乗せた。
ダンジョンの地下1階は洞窟だった。
窮奇のキュウが探知をしながら進む。
「どんなモンスターがいる?」
「スライムだにゃ」
「よし、レベ上げだ。片っ端から倒していこう」
キュウは飛ぶ様に駆けて、と言うか、飛んでいる。地面から数センチ浮いて飛んでいるため、落とし穴や罠のスイッチである床を踏まずにスムーズに進む。
「いたにゃ」
「よし、任せろ!」
ハルトは神槍ゲイボルグでスライムの核を突き刺し一撃で倒すと、死骸をそのままゲイボルグに収納していく。
「楽勝だね」
「まだ地下1階だからにゃ」
「どんどん倒そう」
「了解にゃ」
スライムを倒しながら奥へ奥へと突き進むと、ボス部屋らしき扉の前に到達した。
「この中には何がいる?」
「分からないにゃ、匂いがしないし、音も聞こえない、魔力も遮断されているにゃ」
「そうかぁ、きっとボス部屋だな」
「多分そうにゃ」
「行くぞ!」
ハルトはキュウから降りて、扉を開けた。
「おい! お前等ここは大人しく引いた方が身のためだぞ。このまま俺達を捕らえようとしたら、この都市が滅びるぞぉ!」
ドンギューはギーベル王国の将軍だった男だ。それなりに戦場も経験し生き残り、将軍まで昇り詰めた。ドンギューの迫力のある低音の声に、衛兵達は唾を飲み込み後退る。
「しかし、都市の中で殺人を行い、モンスターを連れ回す者を放置する訳にはいかない! あんた達を放置したら衛兵の意味が無いのだ」
衛兵の隊長らしき男が応える。
(む、ごもっとも)と思い言い返す言葉が無いドンギュー。
「ははは、止めろ止めろ。この都市は滅びる事が運命だったのだ」
ドーマンは笑い出した。
ドーマンのうしろにいた土蜘蛛達がカサカサと前に出て来た。
「それでは、衛兵の矜持を見せてみろ!」
土蜘蛛達が物凄いスピードで衛兵達に襲い掛かり、一瞬のうちに衛兵の隊長を前肢の爪で貫いて貪り喰らい始めた。
「ひゃあああああ!」
「助けてええええ!」
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翌朝、ハルトは巨大ダンジョン『蠱惑の迷宮』に来ていた。
昨日、Dランクに昇格したのでダンジョンに入る事が出来る様になったからだ。
ダンジョン入口にいる衛兵の見張りの男に冒険者証を見せて、無事入る事が出来た。
「さてさて、何が出るか、何処まで行けるか、いっちょやってやりますか」
ハルトは肩に乗っているキュウに話し掛ける。
(大きくなったほうが良いかにゃ)
「そうだね。キュウに乗った方が速いから、乗せてくれ」
(分かったにゃ)
キュウは身体を大きくしてハルトを乗せた。
ダンジョンの地下1階は洞窟だった。
窮奇のキュウが探知をしながら進む。
「どんなモンスターがいる?」
「スライムだにゃ」
「よし、レベ上げだ。片っ端から倒していこう」
キュウは飛ぶ様に駆けて、と言うか、飛んでいる。地面から数センチ浮いて飛んでいるため、落とし穴や罠のスイッチである床を踏まずにスムーズに進む。
「いたにゃ」
「よし、任せろ!」
ハルトは神槍ゲイボルグでスライムの核を突き刺し一撃で倒すと、死骸をそのままゲイボルグに収納していく。
「楽勝だね」
「まだ地下1階だからにゃ」
「どんどん倒そう」
「了解にゃ」
スライムを倒しながら奥へ奥へと突き進むと、ボス部屋らしき扉の前に到達した。
「この中には何がいる?」
「分からないにゃ、匂いがしないし、音も聞こえない、魔力も遮断されているにゃ」
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「多分そうにゃ」
「行くぞ!」
ハルトはキュウから降りて、扉を開けた。
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