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第2章 少女漫画の定石
彼氏できたのか?
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俺が初めて鬼塚と出会った裏庭は、絶好の昼寝スポットらしい。
放課後。帰宅部の俺は帰るでもなく、裏庭でこれからやるべき方向性を考え、整理することにした。
俺の一番の目的が、どの男とも恋愛フラグを立てないこと。
それは恋愛対象が男じゃないからだ。
じゃあ、女の子相手なら恋愛フラグが立って良いのか、という問いには正直まだ答えられない。
自分の体が女の子である以上、中身が男、体が女の、女同士の恋愛がどういうものなのか想像もつかないのだ。
そもそも、相手の女の子が、俺を女の子だと思って好きになったのに、中身が男だったら、裏切っていることにならないだろうか?
そんなことを無限に考えて、結論が出せないままだ。
だから、俺の最終目標は、男だろうが女だろうが、誰とも恋愛フラグを立てずに無事にラストイベントをクリアすること。
まだそのラストイベントが何かも分かっていないが。
それに向けて、恋愛フラグを回避するためには、少女漫画の内容を改変させなければならない。
目下でわかりやすい改変は、伊集院と鬼塚の仲を取り持つことだ。
さらに怪しいことには、その二人のみならず、綾小路まで拗れた関係に加わってきそうなことである。
三人で幼馴染、身分差、何かを知っている綾小路。
三人の間に何があったのか、親友だった伊集院と鬼塚は、どうして仲違いをしてしまったのか……。
「男二人の問題だけじゃないってことかもな……」
綾小路を含めた三人の仲を取り戻す必要がありそうだ。
伊集院と鬼塚からは話を聞き出せなかったから、まずは綾小路と仲良くなることから始めてみるか。
女同士、仲を深めて心を許して貰えれば、案外ぽろっと話してくれるかもしれない。
「おい」
今後の方向性がなんとなく決まりかけていたとき、頭上から男の声が降ってきた。
──こんなこと、前にもあったなぁ。
いつだったかのように、木の上から鬼塚が降ってきた。
体操選手のような綺麗な着地を決めて、ズンズンと近寄ってくる。
近づいてきているだけなのに、背が高いから威圧感がすごい。
ぶっきらぼうに話しかけたかと思えば、眉間にシワを寄せたままにじり寄ってくる鬼塚に、俺はまた何か怒らせたのかと勘繰る。
「なんだよ、今日はうるさくしてないだろ」
「そうは言ってねぇよ」
「じゃあなんだよ」
思わず喧嘩腰になってしまった。
鬼塚側は喧嘩するつもりこそないようだが、眉間に寄せたシワが消えない。
なにをそんな不機嫌に話しかけてくることがある?
俺も負けじと鬼塚を睨み返して、なにを言われることかと待った。
しかし、鬼塚から放たれたのは思いもよらぬ台詞だった。
「……お前、彼氏できたのか?」
「は?」
鬼塚からの質問に、俺はかなり間抜けな声をあげてしまった。
俺に彼氏?
それは俺がこの世界でもっとも忌避すべき存在なんだが?
「どこからそんな情報を……」
「南雲ってやつと、いつも一緒にいるらしいじゃねーか」
「あぁ……」
見かけたのか、噂されていたのか。
どちらにせよ、昼休みになるたび、男女が二人きりでこそこそ屋上で昼食をとっていれば、そりゃあカップルに見えるだろう。
まさか、ご主人様になっているだなんて、ましてやパシリにされているなんて、恥ずかしくてとても言えないが。
何と言って誤魔化そう?
鬼塚ファンクラブの女子に詰められたときのように、いっそ彼氏ということにして、この場を乗り切ってしまおうか。
「で? どうなんだよ?」
「どうって……」
ぶっちゃけ、「お前に関係ないだろ」と言ってしまいたかった。
言えなかったのは、「それだけは絶対に言うな」と鬼塚の顔に書いてあったからだ。
問い詰めてくる鬼塚を、簡単な一言で拒絶できるような雰囲気ではない。
高身長イケメンの圧に耐えかねて俺は後ずさった。
一歩後ろに下がれば、鬼塚も一歩前に出る。
俺の背中は校舎の壁に当たった。これ以上、下がれない。
「南雲ってやつは、お前の彼氏なのか?」
「か、彼氏というか、そうでもないというか……」
彼氏のフリをしてもらう条件で、俺はご主人様という名のパシリになっているわけだから、彼氏と呼ばれること自体はあながち間違いではないのがややこしいのだ。
そして、彼氏のフリをしている経緯を説明するには、鬼塚ファンクラブに絡まれた事件を端折るわけにはいかない。
この優しい不良少年は、責任を感じてどんな行動に出るのだろうか。
あの女子たちに直接注意しに行くかもしれない。
彼女たちは鬼塚のファンであるが故に、あんな行動に出てしまったのだ。
それを鬼塚自身から注意されるのはなかなかショッキングだろう。
……どう転んでも面倒臭いな。
ずっと思考回路を活動させ続けていたせいか、俺のテンションはだだ下がりだった。
どんなにイケメンでも、男に男関係を責められて楽しくなる男はそうそういない。言ってて意味がわからない。
「ま、まぁ、友達以上恋人未満的な? そういう感じだから、じゃあ──」
ドンッ!
笑顔を取り繕って立ち去ろうとした瞬間、鬼塚の右手が勢いよく壁をどつき、行く手を阻まれた。
左手で肩を掴まれ、鬼塚のほうへ無理矢理向かされる。
……これ、あれだ。
壁ドンだ。
いつの間にか、少女漫画のイベントをこなしてしまっているぞ?
これはよくない……!
「彼氏なのか?」
イケメンに壁ドンされて、至近距離にその整った顔立ちがある。
全国の女子が、黄色い悲鳴をあげてもおかしくない状況だというのに、俺は泣きそうだ。
ガン飛ばされてるようにしか思えない。
こえぇよ。
だって、こいつ不良だもん。
「……聞き捨てならない話、してるね」
別方向から、聞き覚えのある声がした。
伊集院だ。
人気のない裏庭で、ヒロインこと俺を取り合う二人が出くわしてしまった。
初対面のときこそわからなかったが、これは完全に少女漫画のワンシーンだ。
嫌な汗が背中を流れる。
「早乙女、彼氏できたんだって?」
伊集院が鬼塚の隣に並ぶ。
高身長二人が壁のようだ。
太陽の光がその頭によって遮られる。
俺がいったいどんな悪行をしたっていうんだ。
鬼塚どころか伊集院にまで説明するなんて、面倒臭さマシマシって感じだ。
二人の過去をかぎまわっていることもバレてしまいそう。
「いや、彼氏というか、なんというか……あはは」
鬼塚の手がない方向から逃げようとしたが、伊集院もまた、左手を壁についた。
だ、ダブル壁ドン!?
校舎の壁とイケメン二人の腕によって、俺は拘束されてしまった。
「付き合ってんのか?」
と、鬼塚。
「付き合ってないのか?」
と、伊集院。
赤と青。
少女漫画のメインヒーロー二人に迫られて、俺はやっと気づく。
──俺、こいつらとの恋愛フラグを、立てちまってたのか!?
「つ……」
「つ?」
「付き合って、ないです……」
弱々しく、蚊の鳴くような声で事実を告げた。
そうする他にどうしようもなかった。
「ならいい」
俺の回答に満足いったのか、二人はそう声を揃えてどこかへと去ってしまった。
やっと解放されたことに俺はホッとして、足の力が抜け、ヘナヘナとその場に座り込む。
自分より物理的に強い男に迫られて、こんな風になってしまう自分が情けない。
どう足掻いたとて、今の自分の体はか弱い女なんだと、わからされた気分だ。
しかし、体は女だとしても、俺は男だ。
恋愛対象も女。
前世の記憶があるだけの、れっきとした、男なのだ。
二人とも悪いやつではないのを知っているからか、嫌悪感がないのがせめてもの救いである。
だからと言って、付き合える理由になるはずもないけれど。
立ち上がって、スカートについた汚れを払う。
そして、決意を新たにした。
──絶対に誰とも付き合わず、無事にラストイベントをクリアしてやる!
放課後。帰宅部の俺は帰るでもなく、裏庭でこれからやるべき方向性を考え、整理することにした。
俺の一番の目的が、どの男とも恋愛フラグを立てないこと。
それは恋愛対象が男じゃないからだ。
じゃあ、女の子相手なら恋愛フラグが立って良いのか、という問いには正直まだ答えられない。
自分の体が女の子である以上、中身が男、体が女の、女同士の恋愛がどういうものなのか想像もつかないのだ。
そもそも、相手の女の子が、俺を女の子だと思って好きになったのに、中身が男だったら、裏切っていることにならないだろうか?
そんなことを無限に考えて、結論が出せないままだ。
だから、俺の最終目標は、男だろうが女だろうが、誰とも恋愛フラグを立てずに無事にラストイベントをクリアすること。
まだそのラストイベントが何かも分かっていないが。
それに向けて、恋愛フラグを回避するためには、少女漫画の内容を改変させなければならない。
目下でわかりやすい改変は、伊集院と鬼塚の仲を取り持つことだ。
さらに怪しいことには、その二人のみならず、綾小路まで拗れた関係に加わってきそうなことである。
三人で幼馴染、身分差、何かを知っている綾小路。
三人の間に何があったのか、親友だった伊集院と鬼塚は、どうして仲違いをしてしまったのか……。
「男二人の問題だけじゃないってことかもな……」
綾小路を含めた三人の仲を取り戻す必要がありそうだ。
伊集院と鬼塚からは話を聞き出せなかったから、まずは綾小路と仲良くなることから始めてみるか。
女同士、仲を深めて心を許して貰えれば、案外ぽろっと話してくれるかもしれない。
「おい」
今後の方向性がなんとなく決まりかけていたとき、頭上から男の声が降ってきた。
──こんなこと、前にもあったなぁ。
いつだったかのように、木の上から鬼塚が降ってきた。
体操選手のような綺麗な着地を決めて、ズンズンと近寄ってくる。
近づいてきているだけなのに、背が高いから威圧感がすごい。
ぶっきらぼうに話しかけたかと思えば、眉間にシワを寄せたままにじり寄ってくる鬼塚に、俺はまた何か怒らせたのかと勘繰る。
「なんだよ、今日はうるさくしてないだろ」
「そうは言ってねぇよ」
「じゃあなんだよ」
思わず喧嘩腰になってしまった。
鬼塚側は喧嘩するつもりこそないようだが、眉間に寄せたシワが消えない。
なにをそんな不機嫌に話しかけてくることがある?
俺も負けじと鬼塚を睨み返して、なにを言われることかと待った。
しかし、鬼塚から放たれたのは思いもよらぬ台詞だった。
「……お前、彼氏できたのか?」
「は?」
鬼塚からの質問に、俺はかなり間抜けな声をあげてしまった。
俺に彼氏?
それは俺がこの世界でもっとも忌避すべき存在なんだが?
「どこからそんな情報を……」
「南雲ってやつと、いつも一緒にいるらしいじゃねーか」
「あぁ……」
見かけたのか、噂されていたのか。
どちらにせよ、昼休みになるたび、男女が二人きりでこそこそ屋上で昼食をとっていれば、そりゃあカップルに見えるだろう。
まさか、ご主人様になっているだなんて、ましてやパシリにされているなんて、恥ずかしくてとても言えないが。
何と言って誤魔化そう?
鬼塚ファンクラブの女子に詰められたときのように、いっそ彼氏ということにして、この場を乗り切ってしまおうか。
「で? どうなんだよ?」
「どうって……」
ぶっちゃけ、「お前に関係ないだろ」と言ってしまいたかった。
言えなかったのは、「それだけは絶対に言うな」と鬼塚の顔に書いてあったからだ。
問い詰めてくる鬼塚を、簡単な一言で拒絶できるような雰囲気ではない。
高身長イケメンの圧に耐えかねて俺は後ずさった。
一歩後ろに下がれば、鬼塚も一歩前に出る。
俺の背中は校舎の壁に当たった。これ以上、下がれない。
「南雲ってやつは、お前の彼氏なのか?」
「か、彼氏というか、そうでもないというか……」
彼氏のフリをしてもらう条件で、俺はご主人様という名のパシリになっているわけだから、彼氏と呼ばれること自体はあながち間違いではないのがややこしいのだ。
そして、彼氏のフリをしている経緯を説明するには、鬼塚ファンクラブに絡まれた事件を端折るわけにはいかない。
この優しい不良少年は、責任を感じてどんな行動に出るのだろうか。
あの女子たちに直接注意しに行くかもしれない。
彼女たちは鬼塚のファンであるが故に、あんな行動に出てしまったのだ。
それを鬼塚自身から注意されるのはなかなかショッキングだろう。
……どう転んでも面倒臭いな。
ずっと思考回路を活動させ続けていたせいか、俺のテンションはだだ下がりだった。
どんなにイケメンでも、男に男関係を責められて楽しくなる男はそうそういない。言ってて意味がわからない。
「ま、まぁ、友達以上恋人未満的な? そういう感じだから、じゃあ──」
ドンッ!
笑顔を取り繕って立ち去ろうとした瞬間、鬼塚の右手が勢いよく壁をどつき、行く手を阻まれた。
左手で肩を掴まれ、鬼塚のほうへ無理矢理向かされる。
……これ、あれだ。
壁ドンだ。
いつの間にか、少女漫画のイベントをこなしてしまっているぞ?
これはよくない……!
「彼氏なのか?」
イケメンに壁ドンされて、至近距離にその整った顔立ちがある。
全国の女子が、黄色い悲鳴をあげてもおかしくない状況だというのに、俺は泣きそうだ。
ガン飛ばされてるようにしか思えない。
こえぇよ。
だって、こいつ不良だもん。
「……聞き捨てならない話、してるね」
別方向から、聞き覚えのある声がした。
伊集院だ。
人気のない裏庭で、ヒロインこと俺を取り合う二人が出くわしてしまった。
初対面のときこそわからなかったが、これは完全に少女漫画のワンシーンだ。
嫌な汗が背中を流れる。
「早乙女、彼氏できたんだって?」
伊集院が鬼塚の隣に並ぶ。
高身長二人が壁のようだ。
太陽の光がその頭によって遮られる。
俺がいったいどんな悪行をしたっていうんだ。
鬼塚どころか伊集院にまで説明するなんて、面倒臭さマシマシって感じだ。
二人の過去をかぎまわっていることもバレてしまいそう。
「いや、彼氏というか、なんというか……あはは」
鬼塚の手がない方向から逃げようとしたが、伊集院もまた、左手を壁についた。
だ、ダブル壁ドン!?
校舎の壁とイケメン二人の腕によって、俺は拘束されてしまった。
「付き合ってんのか?」
と、鬼塚。
「付き合ってないのか?」
と、伊集院。
赤と青。
少女漫画のメインヒーロー二人に迫られて、俺はやっと気づく。
──俺、こいつらとの恋愛フラグを、立てちまってたのか!?
「つ……」
「つ?」
「付き合って、ないです……」
弱々しく、蚊の鳴くような声で事実を告げた。
そうする他にどうしようもなかった。
「ならいい」
俺の回答に満足いったのか、二人はそう声を揃えてどこかへと去ってしまった。
やっと解放されたことに俺はホッとして、足の力が抜け、ヘナヘナとその場に座り込む。
自分より物理的に強い男に迫られて、こんな風になってしまう自分が情けない。
どう足掻いたとて、今の自分の体はか弱い女なんだと、わからされた気分だ。
しかし、体は女だとしても、俺は男だ。
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二人とも悪いやつではないのを知っているからか、嫌悪感がないのがせめてもの救いである。
だからと言って、付き合える理由になるはずもないけれど。
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