1 / 3
1ページ目:新しい生活
しおりを挟む
「入学式が意外とあっさり終わって嬉しい」
「確かに。高校生活の幸先がいい感じがする」
東海地方S県東部、空の宮市に位置する県立空の宮東高校は今日、入学式を迎えていた。温暖な地方ということもあって、桜は既に散り始めているが、気に留める者はいない。かく言う私、姫路悠李も桜の咲いていることより入学式が手短に終わる方に喜ぶ一人だ。
「悠李は部活決めた?」
「いんや。あんたは陸上続けるんでしょ?」
隣で話しかけてくる福地さとみとは小学校の頃からの幼馴染で、私が東高を受験すると言ったら猛勉強を始めてまで同じ高校を選ぶほどの仲だ。少し南にある私立の女子校から推薦を受けていたという話もあるが、真偽のほどを確かめたことはない。
トタン屋根の連絡通路を抜けて階段を上り本校舎の四階へ向かう。一年生が四階、二年生が三階、三年生が二階という教室の配置になっている。クラスは各学年六クラス。近隣に女子校があることもあり男女比は男子が六割ほど。偏差値は市内二番目ということで教室は真面目そうな雰囲気に包まれていた。
「うぃっす、あたしは本間律子。少ない女子同士、仲良くしてや。中学は熱幕二中、二人は?」
……真面目そうな雰囲気にはやはり包まれていなかった。軽薄なナンパ師のように声をかけてきた女子生徒に、向き合うように椅子を動かしてその実少しだけ距離を取った。
「私は福地さとみ。こっちが姫路悠李。二人とも一中。よろしくね」
さとみは物怖じしない性格だから、わりと誰とでも打ち解けられる。
「よろしく」
「さとみと悠李な。悠李はやったら前髪長いな。目、刺さらんのか?」
「別に、平気だから」
「そうなん? ヘアピン貸そうか? 何本も持ってるんよ」
確かに律子はセーラーの胸ポケットに何本もストックしていた。口ぶりこそギャルっぽいものの髪は黒髪の地毛で、ヘアピンも真っ黒のシンプルなものだった。それでも私はヘアピンを断り話題を打ち切った。
「したらば君らも自己紹介してくれん? 後でやるだろうけどさ」
律子が話題を振ったのは、さとみの真後ろで律子の前の席に座る男子。彼は少々面倒くさそうな反応をしたが、律子に促されてしぶしぶと言った感じで自己紹介をした。
「本田浩介だ。まぁ、よろしく」
熊を思わせるようながっしりとした体格と、それに見合った低音の声。熊と違って人畜無害そうだが、だからといって好き好んで会話するタイプでもない。
「そんじゃそちらさんも、どうよ?」
八人ずつ五列で席が配置されている教室で、私たちは窓から四列目の後ろ半分。最早クラス全員に声をかけてまわりそうな勢いの律子が次にターゲットにしたのが、五列目つまるところ最も廊下側の席に座る四人だった。
「え? あ、その……山田美咲です。よろしくお願いします」
「コミュ力お化けはこえぇなあ、ったく。弓削和磨。本間と同じ二中出身。よろしくな」
「せっかくだから波に乗せてもらおっか。若林このみ。こっちは渡泉希」
「自己紹介くらい出来るよ。北中から来ました渡泉希です。よろしくお願いします」
正直、いきなりこんなに自己紹介されても覚えきれない。とは言え周囲に女子多めというのは嬉しい。まぁ、左一列は全員男子なのだが。その男子の列へ律子が突っ込む寸でのところで担任教師が教室に入ってきた。
「あー、席に着け。ホームルームを始めるぞ」
少し疲れた声を出しながら教卓の前に立ったのは三十そこそことおぼしき男性。黒板にチョークでかつかつと音を立てながら名前を書く。
「中村茂春だ。担当は古文、一年宜しく頼むぞ。こう見えて新婚でな……いや、この話は長くなるからいいや。出席番号順に……待て、一番と四十番でじゃんけんしてくれ。負けた方からな」
右後方からえっという短い声が聞こえた。このみ……はその前だから、そう泉希だ。泉希が立ち上がり、一番に座っていた男子とじゃんけんをして……負けた。
「んじゃ、渡からだな」
中村先生がパイプ椅子に座りながら座席表に目を落とす。
「あ、えっと……はい。その、北中から来ました渡泉希です。よろしくお願いします」
ぼそぼそとした声を教室の何人が聞き取れただろうか。しんとした空気になる前に、このみが椅子でわざとらしいほど大きな音を立てて立ち上がった。
「出席番号三十九番、若林このみです! 同じく北中出身で、陸上部に入ろうと思っています。一年間、よろしくお願いします」
はきはきとした自己紹介に、ぱちぱちと少ない拍手が応じた。それから順々に自己紹介を進めていく中で、拍手はちゃんとしたものになっていったが……。廊下側で泉希、美咲、私となかなかに陰気な女子がまとまっているせいか、窓側に座る女子達はなかなか真面目そうではあるが明るいオーラを纏っていた。
クラスでどのような派閥が形成されるか、なんとなく予想しながら聞いているうちに自己紹介は終わり、中村先生が再び立ち上がる。
「んじゃ、クラス委員決めるか。男女一人っつ。自薦他薦問わない。決まったら解散な。早い方がいいぞ。誰かいないか?」
「なら、はい」
先生が生徒達をぐるっと見渡すと、右前方の男子が手を挙げた。続いて左前方で女子が手を挙げる。
「お、さっと決まったな。いいクラスだ。森本と……赤沢か。うし、前に出て名前書いてくれ」
森本祥太郎は中肉中背の眼鏡。真面目なお坊ちゃんといった雰囲気で、なんとも堅そう。一方の赤沢楓は柔和でおっとりとした印象を受ける。自分から学級委員をやる雰囲気ではないが、まぁどうでもいい。
「よし、そんじゃ森本。号令頼むわ」
「起立、気をつけ、礼」
委員長の号令で解散となり、下校することになった。空の宮東高校は熱幕北中の校区の南端であり、熱幕一中の校区の北端でもある。つまるところ、一中出身の私たちは徒歩での登下校も可能ということだ。東高は最寄りの熱幕駅から微妙に遠いということもあり、立地はさほど良くない。徒歩やバス特に自転車で通う生徒が多く、正門前の道を無警戒に歩こうものなら後方から自転車に乗った生徒から邪魔だと言われかねないほどだ。入学式だけということで今はちょうどお昼時、空腹に目を血走らせたライダーたちが風を切って駆け抜けていく。
「自転車に乗った生徒が正門から吐き出されていると言っても過言ではないね」
さとみが呟くと私も頷いた。お昼を食べてから帰る生徒もいるだろうが、全校の七百人ほどの生徒がほぼ一斉に下校する。しかも東高は坂道を登り切った場所にあるため、下校時には下り坂。加速がついており確かに吐き出されているという表現はしっくりくる。
「いやぁ、近所の高校に受かって良かったぁ」
「さとみが東高受けるって言った時は驚いたよ」
私たちが通っていた一中もそれなりに規模が大きく、一学年は二百五十人ほど。成績で言えば上位の百人くらいが、市内トップの空の宮高校、二番手の東高、それと女子なら星花女子学園を進学先に選ぶ。さとみは百か二百なら二百番に近い成績だったのに、半年強の猛勉強で合格してしまったから驚きだ。
「だって、悠李一人じゃ過ごせなかったでしょ。人見知りだし、口がちょっと悪いし」
「そこまで心配されるほど子供じゃないし」
「そう? まぁ私がそうしたかったからいいんだけど」
そんな話をしながら一キロも歩かないうちにある交差点で別れを告げて、それぞれ岐路へついた。
「確かに。高校生活の幸先がいい感じがする」
東海地方S県東部、空の宮市に位置する県立空の宮東高校は今日、入学式を迎えていた。温暖な地方ということもあって、桜は既に散り始めているが、気に留める者はいない。かく言う私、姫路悠李も桜の咲いていることより入学式が手短に終わる方に喜ぶ一人だ。
「悠李は部活決めた?」
「いんや。あんたは陸上続けるんでしょ?」
隣で話しかけてくる福地さとみとは小学校の頃からの幼馴染で、私が東高を受験すると言ったら猛勉強を始めてまで同じ高校を選ぶほどの仲だ。少し南にある私立の女子校から推薦を受けていたという話もあるが、真偽のほどを確かめたことはない。
トタン屋根の連絡通路を抜けて階段を上り本校舎の四階へ向かう。一年生が四階、二年生が三階、三年生が二階という教室の配置になっている。クラスは各学年六クラス。近隣に女子校があることもあり男女比は男子が六割ほど。偏差値は市内二番目ということで教室は真面目そうな雰囲気に包まれていた。
「うぃっす、あたしは本間律子。少ない女子同士、仲良くしてや。中学は熱幕二中、二人は?」
……真面目そうな雰囲気にはやはり包まれていなかった。軽薄なナンパ師のように声をかけてきた女子生徒に、向き合うように椅子を動かしてその実少しだけ距離を取った。
「私は福地さとみ。こっちが姫路悠李。二人とも一中。よろしくね」
さとみは物怖じしない性格だから、わりと誰とでも打ち解けられる。
「よろしく」
「さとみと悠李な。悠李はやったら前髪長いな。目、刺さらんのか?」
「別に、平気だから」
「そうなん? ヘアピン貸そうか? 何本も持ってるんよ」
確かに律子はセーラーの胸ポケットに何本もストックしていた。口ぶりこそギャルっぽいものの髪は黒髪の地毛で、ヘアピンも真っ黒のシンプルなものだった。それでも私はヘアピンを断り話題を打ち切った。
「したらば君らも自己紹介してくれん? 後でやるだろうけどさ」
律子が話題を振ったのは、さとみの真後ろで律子の前の席に座る男子。彼は少々面倒くさそうな反応をしたが、律子に促されてしぶしぶと言った感じで自己紹介をした。
「本田浩介だ。まぁ、よろしく」
熊を思わせるようながっしりとした体格と、それに見合った低音の声。熊と違って人畜無害そうだが、だからといって好き好んで会話するタイプでもない。
「そんじゃそちらさんも、どうよ?」
八人ずつ五列で席が配置されている教室で、私たちは窓から四列目の後ろ半分。最早クラス全員に声をかけてまわりそうな勢いの律子が次にターゲットにしたのが、五列目つまるところ最も廊下側の席に座る四人だった。
「え? あ、その……山田美咲です。よろしくお願いします」
「コミュ力お化けはこえぇなあ、ったく。弓削和磨。本間と同じ二中出身。よろしくな」
「せっかくだから波に乗せてもらおっか。若林このみ。こっちは渡泉希」
「自己紹介くらい出来るよ。北中から来ました渡泉希です。よろしくお願いします」
正直、いきなりこんなに自己紹介されても覚えきれない。とは言え周囲に女子多めというのは嬉しい。まぁ、左一列は全員男子なのだが。その男子の列へ律子が突っ込む寸でのところで担任教師が教室に入ってきた。
「あー、席に着け。ホームルームを始めるぞ」
少し疲れた声を出しながら教卓の前に立ったのは三十そこそことおぼしき男性。黒板にチョークでかつかつと音を立てながら名前を書く。
「中村茂春だ。担当は古文、一年宜しく頼むぞ。こう見えて新婚でな……いや、この話は長くなるからいいや。出席番号順に……待て、一番と四十番でじゃんけんしてくれ。負けた方からな」
右後方からえっという短い声が聞こえた。このみ……はその前だから、そう泉希だ。泉希が立ち上がり、一番に座っていた男子とじゃんけんをして……負けた。
「んじゃ、渡からだな」
中村先生がパイプ椅子に座りながら座席表に目を落とす。
「あ、えっと……はい。その、北中から来ました渡泉希です。よろしくお願いします」
ぼそぼそとした声を教室の何人が聞き取れただろうか。しんとした空気になる前に、このみが椅子でわざとらしいほど大きな音を立てて立ち上がった。
「出席番号三十九番、若林このみです! 同じく北中出身で、陸上部に入ろうと思っています。一年間、よろしくお願いします」
はきはきとした自己紹介に、ぱちぱちと少ない拍手が応じた。それから順々に自己紹介を進めていく中で、拍手はちゃんとしたものになっていったが……。廊下側で泉希、美咲、私となかなかに陰気な女子がまとまっているせいか、窓側に座る女子達はなかなか真面目そうではあるが明るいオーラを纏っていた。
クラスでどのような派閥が形成されるか、なんとなく予想しながら聞いているうちに自己紹介は終わり、中村先生が再び立ち上がる。
「んじゃ、クラス委員決めるか。男女一人っつ。自薦他薦問わない。決まったら解散な。早い方がいいぞ。誰かいないか?」
「なら、はい」
先生が生徒達をぐるっと見渡すと、右前方の男子が手を挙げた。続いて左前方で女子が手を挙げる。
「お、さっと決まったな。いいクラスだ。森本と……赤沢か。うし、前に出て名前書いてくれ」
森本祥太郎は中肉中背の眼鏡。真面目なお坊ちゃんといった雰囲気で、なんとも堅そう。一方の赤沢楓は柔和でおっとりとした印象を受ける。自分から学級委員をやる雰囲気ではないが、まぁどうでもいい。
「よし、そんじゃ森本。号令頼むわ」
「起立、気をつけ、礼」
委員長の号令で解散となり、下校することになった。空の宮東高校は熱幕北中の校区の南端であり、熱幕一中の校区の北端でもある。つまるところ、一中出身の私たちは徒歩での登下校も可能ということだ。東高は最寄りの熱幕駅から微妙に遠いということもあり、立地はさほど良くない。徒歩やバス特に自転車で通う生徒が多く、正門前の道を無警戒に歩こうものなら後方から自転車に乗った生徒から邪魔だと言われかねないほどだ。入学式だけということで今はちょうどお昼時、空腹に目を血走らせたライダーたちが風を切って駆け抜けていく。
「自転車に乗った生徒が正門から吐き出されていると言っても過言ではないね」
さとみが呟くと私も頷いた。お昼を食べてから帰る生徒もいるだろうが、全校の七百人ほどの生徒がほぼ一斉に下校する。しかも東高は坂道を登り切った場所にあるため、下校時には下り坂。加速がついており確かに吐き出されているという表現はしっくりくる。
「いやぁ、近所の高校に受かって良かったぁ」
「さとみが東高受けるって言った時は驚いたよ」
私たちが通っていた一中もそれなりに規模が大きく、一学年は二百五十人ほど。成績で言えば上位の百人くらいが、市内トップの空の宮高校、二番手の東高、それと女子なら星花女子学園を進学先に選ぶ。さとみは百か二百なら二百番に近い成績だったのに、半年強の猛勉強で合格してしまったから驚きだ。
「だって、悠李一人じゃ過ごせなかったでしょ。人見知りだし、口がちょっと悪いし」
「そこまで心配されるほど子供じゃないし」
「そう? まぁ私がそうしたかったからいいんだけど」
そんな話をしながら一キロも歩かないうちにある交差点で別れを告げて、それぞれ岐路へついた。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
隣の家の幼馴染と転校生が可愛すぎるんだが
akua034
恋愛
隣に住む幼馴染・水瀬美羽。
毎朝、元気いっぱいに晴を起こしに来るのは、もう当たり前の光景だった。
そんな彼女と同じ高校に進学した――はずだったのに。
数ヶ月後、晴のクラスに転校してきたのは、まさかの“全国で人気の高校生アイドル”黒瀬紗耶。
平凡な高校生活を過ごしたいだけの晴の願いとは裏腹に、
幼馴染とアイドル、二人の存在が彼の日常をどんどんかき回していく。
笑って、悩んで、ちょっとドキドキ。
気づけば心を奪われる――
幼馴染 vs 転校生、青春ラブコメの火蓋がいま切られる!
俺が宝くじで10億円当選してから、幼馴染の様子がおかしい
沢尻夏芽
恋愛
自他共に認める陰キャ・真城健康(まき・けんこう)は、高校入学前に宝くじで10億円を当てた。
それを知る、陽キャ幼馴染の白駒綾菜(しらこま・あやな)はどうも最近……。
『様子がおかしい』
※誤字脱字、設定上のミス等があれば、ぜひ教えてください。
現時点で1話に繋がる話は全て書き切っています。
他サイトでも掲載中。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる