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後編
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確かにゲームは開始した。
始まった、はずだった。
現在、ブランは21歳。私とノワールは19歳。
先月開催された第一王子と第二王子の花嫁を探すための王宮のダンスパーティーで、確かに二人はヒロインと出会った。
二人がヒロインと出会ったら、私は二人とは距離を置こう。
この世界が『白黒』の世界だと、自分がルディアーヌだと、思い出した時からずっと心に決めていた。
──だって、ルディアーヌのパートナーになってしまった王子は死んでしまうから。
ヒロインは可憐だった。守ってあげたくなるような女の子だった。
柔らかい印象の茶髪と大きな瞳が小動物みたいで。でも、芯は強くて、愛した王子を必ず幸せに導く女の子。
如何にもライバルキャラな派手派手しい金髪で、気が強そうなつり目で、胸だけがやたら大きい、イメージカラーが深紅なんていう毒々しい私とは正反対だ。
初めて会うブランとノワールに見惚れて頬を染めるヒロインの姿に、何故か胸の痛みを感じながらパーティー会場に背を向ける。
いつもならブランとノワールとダンスをするのは私の役目だったけれど、ヒロインが現れた今それももう終わりだろう。平和になったこの国に悪役令嬢の存在は必要ない。
──そう、そう思っていたのに!
「や……ぁっ、ダメぇブラン、そこ、グリグリしないでぇ……っ」
「でもルディ。君のここ、僕を締め付けてキュンキュンしてる。そろそろ達するんじゃない? 奥を、突かれるの、好きでしょうっ? ほら!」
「きゃぁう?!」
騎乗位の体勢で。私を下から突き上げるブランが、知り尽くした動きで私の内側を抉る。もう、何度目かわからない絶頂に意識が遠くなるけれど、背後から伸びる手がそれを許さない。
「まだだぞルディアーヌ。まだ、俺たちはお前の中で一回ずつしか果てていない。ここを可愛がってやるから起きるんだ」
「やぁっ! あーっ、だめ、おかしくなっちゃう、あぁ──!」
膣口をいっぱいにブランの楔に広げられながら。
律動に合わせてノワールの手に乳首とクリトリスを捏ねられて。
理性なんて忘れてはしたない悲鳴を上げてしまう。
結合部からグチュグチュと溢れる白濁は、最早ブランとノワールどちらのものかもわからない。
「くっ、すご、2回目なのに、もう出そうだ……っ」
「ぁ、あ! 外に、外に出してブラン。赤ちゃん、できちゃう……! ぁあ……っ!」
「何を今さら。先月初めて俺たちに抱かれてから、散々俺と兄上の子種を受け止めただろう。今だって、溢れてる」
そう。先月のヒロインとの出会いイベントの日。
ヒロインと二人の視線が絡むのを見届けて、ダンスパーティーの会場をこっそり抜けようとしたあの夜。
何故か私を追いかけて来たブランとノワールに、良い機会だと思った私は今後は二人と距離を置くことを宣言した。
『ブラン、ノワール。運命の相手は見つかったでしょう? あの子と3人で幸せになってね。これからのダンスの相手は私じゃないわ』
あの時、空気が凍る音というものを二度の人生で初めて聞いた気がする。
そこからは無言になったブランとノワールに強制的に二人の私室へ連れ去られ、ベッドに放り投げられ、純潔を散らされた。
あの時も、何度も何度も絶頂に押し上げられて。
気がついた時にはダンスパーティーの夜から3日が経ち、私と二人の婚約が発表された後だった。
「でも、私は、ブランとノワールの側に居ちゃいけない存在だから……っ」
「……まだそんな事を言っているのルディ」
「闇に飲まれそうだった俺たちを救ってくれたのはルディアーヌお前なのに」
「むしろ君がいなきゃ僕たちは駄目になる。君がいない人生など考えられない」
「ぁあっん! でも、でも……!」
「今度は俺たちが、お前を守る。絶対にお前を悲しませたりしない」
「……っふ、あ!」
ブランに真剣な眼差しで見つめられて。
ノワールに後ろから力強く抱き締められて。
快楽とは別の理由で涙が滲む。
「ブラン、ノワール……!」
私だって。
「私だって、本当は、ブランとノワールと離れたくない……っ」
全てのエンディングをクリアするほど。
どの貴族たちがいつどんな行動をするか暗記するほど。
私は白黒のヘビーユーザーだった。白黒の世界に、そして白黒の王子たちに夢中だった。
けれどそれ以上に。
画面の向こうのキャラクターなんかじゃなくて。
生まれた時から側にいて、一緒に笑って泣いて。
数えきれないほどの思い出を共有してきた幼なじみの兄弟を。
かけがえのない彼らを。
「……ブランとノワールを愛しているの」
「ルディ!」
「ルディアーヌ!」
顎を後ろに向けられノワールに獣みたいに貪るキスをされて。
再び快楽の場所をブランに激しく突き上げられて。
すぐにまた淫靡な時間へと誘われる。
「っ、は、今度こそ、出すよルディ」
「ぁ、あ、ぁあ……っ」
私の胸を両手で包むノワールと舌を絡めながら、ブランの熱い飛沫を受け止める。
「はぁ、はぁ、っ」
ズルリと離れて行くブランを求めて、その箇所が切なく疼くのが自分でもわかった。
「次はもう一度俺の番だな。……と言いたいところだか兄上」
「うん? ……ああ、そうだね。それが良い」
「え? きゃぁ!」
ころんっとベッドの上に仰向けで倒されて、足を大きくM字の形に開かれる。
既に3度出されていた二人の混じりあったものが溢れてシーツの色を変えていくのが恥ずかしい。
「ノワールは、ルディのお尻の穴を可愛がりたいんだってさ」
「!」
私の足の間に引き締まった身体を滑り込ませたノワールが、ブランの言葉通りに後孔を弄り始める。
いつの間にか垂らされた潤滑剤のせいで、長く節のあるノワールの指が2本も入ってきてしまう。
「ゃあ……っ」
「もう何度も慣らしているから痛みはないと思うんだが……。苦しいか?」
「いた、くはないけど、変な感じが、するよぉ……!」
「大丈夫だよルディ。僕が気を紛らわせてあげる。早く後ろでもノワールを受け入れられるようになって、3人で同時に愛し合おうね」
今度はブランの薄い唇に抗議の声を塞がれて、色んな場所を同時に刺激される。
そうして数えきれないくらい意識を飛ばした私が二人から解放されたのは、二日後の朝だった。
* * *
「準備は良い? 二人とも」
「あぁ。兄上」
「大丈夫よブラン」
「それじゃあ、行こうか」
ブランの合図で聖堂の鐘の音が国中に鳴り響く。
『白の王子』の正装のブランは私の右側に。
『黒の王子』の正装のノワールは私の左側へ。
二人にそれぞれの手をとられて大司教の前へと進み出る。
緋色の絨毯の上を一歩一歩進みながら。周囲を見れば親しい人たちの姿があった。
涙を浮かべるお父様、お母様。仲むつまじく寄り添う国王陛下と王妃様。この国の平和のため尽力してくれた宰相に騎士団長。
ヒロインのあの子には、騎士団員の恋人ができたらしい。
あぁ。ベール越しでもわかる。みんな笑顔だ。
ステンドグラスから降り注ぐ陽は柔らかく。穏やかな未来を感じさせてくれた。
「ブラン・クローフィ。ノワール・クローフィと共に、生涯ルディアーヌ・ルージュを愛すると誓いますか」
「我が剣と命に懸けて」
大司教に問われたブランが聖堂の皆へ向かって宣言する。
「ノワール・クローフィ。ブラン・クローフィと共に、生涯ルディアーヌ・ルージュを愛すると誓いますか」
「もちろんだ」
肯定するノワールは普段めったに見せない心からの笑顔。
そんな二人の姿を誇らしげに確認した司祭の温かな視線が私に向けられた。
「ルディアーヌ・ルージュ。貴女は生涯ブラン・クローフィとノワール・クローフィを愛すると誓いますか」
大丈夫。大丈夫よ前世の私。
この国は、この世界は。
もう血塗られた呪いから解放されて。
希望の物語を紡いでいるの。
左右の手を繋いでくれている二人の手を握り返して、息を吸い込む。
私はもう、迷わない。
「──誓います。私は生涯、ブランとノワールを愛し続けます」
その後、私との誓いのキスの長さを争って、ブランとノワールが微笑ましい兄弟喧嘩をしたのは、ここだけの話。
fin
始まった、はずだった。
現在、ブランは21歳。私とノワールは19歳。
先月開催された第一王子と第二王子の花嫁を探すための王宮のダンスパーティーで、確かに二人はヒロインと出会った。
二人がヒロインと出会ったら、私は二人とは距離を置こう。
この世界が『白黒』の世界だと、自分がルディアーヌだと、思い出した時からずっと心に決めていた。
──だって、ルディアーヌのパートナーになってしまった王子は死んでしまうから。
ヒロインは可憐だった。守ってあげたくなるような女の子だった。
柔らかい印象の茶髪と大きな瞳が小動物みたいで。でも、芯は強くて、愛した王子を必ず幸せに導く女の子。
如何にもライバルキャラな派手派手しい金髪で、気が強そうなつり目で、胸だけがやたら大きい、イメージカラーが深紅なんていう毒々しい私とは正反対だ。
初めて会うブランとノワールに見惚れて頬を染めるヒロインの姿に、何故か胸の痛みを感じながらパーティー会場に背を向ける。
いつもならブランとノワールとダンスをするのは私の役目だったけれど、ヒロインが現れた今それももう終わりだろう。平和になったこの国に悪役令嬢の存在は必要ない。
──そう、そう思っていたのに!
「や……ぁっ、ダメぇブラン、そこ、グリグリしないでぇ……っ」
「でもルディ。君のここ、僕を締め付けてキュンキュンしてる。そろそろ達するんじゃない? 奥を、突かれるの、好きでしょうっ? ほら!」
「きゃぁう?!」
騎乗位の体勢で。私を下から突き上げるブランが、知り尽くした動きで私の内側を抉る。もう、何度目かわからない絶頂に意識が遠くなるけれど、背後から伸びる手がそれを許さない。
「まだだぞルディアーヌ。まだ、俺たちはお前の中で一回ずつしか果てていない。ここを可愛がってやるから起きるんだ」
「やぁっ! あーっ、だめ、おかしくなっちゃう、あぁ──!」
膣口をいっぱいにブランの楔に広げられながら。
律動に合わせてノワールの手に乳首とクリトリスを捏ねられて。
理性なんて忘れてはしたない悲鳴を上げてしまう。
結合部からグチュグチュと溢れる白濁は、最早ブランとノワールどちらのものかもわからない。
「くっ、すご、2回目なのに、もう出そうだ……っ」
「ぁ、あ! 外に、外に出してブラン。赤ちゃん、できちゃう……! ぁあ……っ!」
「何を今さら。先月初めて俺たちに抱かれてから、散々俺と兄上の子種を受け止めただろう。今だって、溢れてる」
そう。先月のヒロインとの出会いイベントの日。
ヒロインと二人の視線が絡むのを見届けて、ダンスパーティーの会場をこっそり抜けようとしたあの夜。
何故か私を追いかけて来たブランとノワールに、良い機会だと思った私は今後は二人と距離を置くことを宣言した。
『ブラン、ノワール。運命の相手は見つかったでしょう? あの子と3人で幸せになってね。これからのダンスの相手は私じゃないわ』
あの時、空気が凍る音というものを二度の人生で初めて聞いた気がする。
そこからは無言になったブランとノワールに強制的に二人の私室へ連れ去られ、ベッドに放り投げられ、純潔を散らされた。
あの時も、何度も何度も絶頂に押し上げられて。
気がついた時にはダンスパーティーの夜から3日が経ち、私と二人の婚約が発表された後だった。
「でも、私は、ブランとノワールの側に居ちゃいけない存在だから……っ」
「……まだそんな事を言っているのルディ」
「闇に飲まれそうだった俺たちを救ってくれたのはルディアーヌお前なのに」
「むしろ君がいなきゃ僕たちは駄目になる。君がいない人生など考えられない」
「ぁあっん! でも、でも……!」
「今度は俺たちが、お前を守る。絶対にお前を悲しませたりしない」
「……っふ、あ!」
ブランに真剣な眼差しで見つめられて。
ノワールに後ろから力強く抱き締められて。
快楽とは別の理由で涙が滲む。
「ブラン、ノワール……!」
私だって。
「私だって、本当は、ブランとノワールと離れたくない……っ」
全てのエンディングをクリアするほど。
どの貴族たちがいつどんな行動をするか暗記するほど。
私は白黒のヘビーユーザーだった。白黒の世界に、そして白黒の王子たちに夢中だった。
けれどそれ以上に。
画面の向こうのキャラクターなんかじゃなくて。
生まれた時から側にいて、一緒に笑って泣いて。
数えきれないほどの思い出を共有してきた幼なじみの兄弟を。
かけがえのない彼らを。
「……ブランとノワールを愛しているの」
「ルディ!」
「ルディアーヌ!」
顎を後ろに向けられノワールに獣みたいに貪るキスをされて。
再び快楽の場所をブランに激しく突き上げられて。
すぐにまた淫靡な時間へと誘われる。
「っ、は、今度こそ、出すよルディ」
「ぁ、あ、ぁあ……っ」
私の胸を両手で包むノワールと舌を絡めながら、ブランの熱い飛沫を受け止める。
「はぁ、はぁ、っ」
ズルリと離れて行くブランを求めて、その箇所が切なく疼くのが自分でもわかった。
「次はもう一度俺の番だな。……と言いたいところだか兄上」
「うん? ……ああ、そうだね。それが良い」
「え? きゃぁ!」
ころんっとベッドの上に仰向けで倒されて、足を大きくM字の形に開かれる。
既に3度出されていた二人の混じりあったものが溢れてシーツの色を変えていくのが恥ずかしい。
「ノワールは、ルディのお尻の穴を可愛がりたいんだってさ」
「!」
私の足の間に引き締まった身体を滑り込ませたノワールが、ブランの言葉通りに後孔を弄り始める。
いつの間にか垂らされた潤滑剤のせいで、長く節のあるノワールの指が2本も入ってきてしまう。
「ゃあ……っ」
「もう何度も慣らしているから痛みはないと思うんだが……。苦しいか?」
「いた、くはないけど、変な感じが、するよぉ……!」
「大丈夫だよルディ。僕が気を紛らわせてあげる。早く後ろでもノワールを受け入れられるようになって、3人で同時に愛し合おうね」
今度はブランの薄い唇に抗議の声を塞がれて、色んな場所を同時に刺激される。
そうして数えきれないくらい意識を飛ばした私が二人から解放されたのは、二日後の朝だった。
* * *
「準備は良い? 二人とも」
「あぁ。兄上」
「大丈夫よブラン」
「それじゃあ、行こうか」
ブランの合図で聖堂の鐘の音が国中に鳴り響く。
『白の王子』の正装のブランは私の右側に。
『黒の王子』の正装のノワールは私の左側へ。
二人にそれぞれの手をとられて大司教の前へと進み出る。
緋色の絨毯の上を一歩一歩進みながら。周囲を見れば親しい人たちの姿があった。
涙を浮かべるお父様、お母様。仲むつまじく寄り添う国王陛下と王妃様。この国の平和のため尽力してくれた宰相に騎士団長。
ヒロインのあの子には、騎士団員の恋人ができたらしい。
あぁ。ベール越しでもわかる。みんな笑顔だ。
ステンドグラスから降り注ぐ陽は柔らかく。穏やかな未来を感じさせてくれた。
「ブラン・クローフィ。ノワール・クローフィと共に、生涯ルディアーヌ・ルージュを愛すると誓いますか」
「我が剣と命に懸けて」
大司教に問われたブランが聖堂の皆へ向かって宣言する。
「ノワール・クローフィ。ブラン・クローフィと共に、生涯ルディアーヌ・ルージュを愛すると誓いますか」
「もちろんだ」
肯定するノワールは普段めったに見せない心からの笑顔。
そんな二人の姿を誇らしげに確認した司祭の温かな視線が私に向けられた。
「ルディアーヌ・ルージュ。貴女は生涯ブラン・クローフィとノワール・クローフィを愛すると誓いますか」
大丈夫。大丈夫よ前世の私。
この国は、この世界は。
もう血塗られた呪いから解放されて。
希望の物語を紡いでいるの。
左右の手を繋いでくれている二人の手を握り返して、息を吸い込む。
私はもう、迷わない。
「──誓います。私は生涯、ブランとノワールを愛し続けます」
その後、私との誓いのキスの長さを争って、ブランとノワールが微笑ましい兄弟喧嘩をしたのは、ここだけの話。
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おもしろいです!短いのに読みやすくひきこまれました!できれば、できれば、純潔をちらされた時、2人の心情、にんしんなど、もっとよみたいです!是非番外編を!!、、この世界は一妻多夫制ですか??
こんばんは♪お読みいただきありがとうございます。
一応Rシーンメインの後日談の構想はあるので、書けたら投稿するつもりでおります(*^^*)
一妻多夫については、元々18禁乙女ゲームの世界でモラル感が薄いことと、王族であるブランとノワールがそうしたことでブームになり、他にも一妻多夫な夫婦が増えたのではないかと思っています♪