星の子ども

秋野 木星

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第二章 家での生活 1

5/15 バッテリーの残量に注意!

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今日は、リノと一緒にアウトレットモールに行ってきました。

ばあばは、車を運転するアッシー君です。

赤ちゃん服の店に行って、だいぶ長いこと歩き廻りました。
ネムルーはこういう買い物が久しぶりなので、すみからすみまで商品を見ていました。

ここのところリノは、ばあばやじいじが買った服ばかり着ているので、お母さんも自分で服を選びたかったのかもしれませんね。
ネムルーが三枚、ラクーが一枚、リノの服を買ってしまいました。(^_^;)

ノンビリー伯母ちゃんにポポのお下がりをもらっていたんですが「入院をひかえているので洗い替えがいるよね」とついつい財布のひもが緩んでしまったようです。

買い物の後は、リノの14時の経管栄養注入に合わせて、ラクーとネムルーも遅めのお昼ご飯を食べました。
ネムルーは外食も久しぶりなので、嬉しそうにラーメンを食べていました。
ラクーはハンバーガーです。
リノと外食なんて初めてだったので、メロンフロートも奮発しました。

食後に緑が多い外の広場に出て、木陰でお喋りをしながらリノのミルクが終わるのを待っていました。
爽やかな風が吹いています。新緑の木々も大空に伸び伸びと枝を広げていました。
水遊びをしている子ども達の声も、あちこちから聞こえています。木漏れ日を浴びながら、読書をしているお姉さんもいました。
こういうところに座っていると、なんとも気持ちがいいですね。

「イチゴのタルトを作りたいから、この後、無塩バターなんかを買って帰ろう」

今年はじいじが作っているイチゴが大豊作なので、家には毎日食べきれないほどのイチゴがあるのです。
ネムルーは毎晩、食後にイチゴのスムージーをして、余ったものをイチゴのシロップにして、イチゴのジュースにしてと、大量のイチゴを消費するのに工夫を凝らしていました。
次に考えたのは、手間のかかるタルトのようです。
リノが生まれてから、本格的なお菓子作りをしていなかったので、これはムコーが喜ぶなと、ラクーは嬉しく思っていました。

リノの子育てに、余裕が持てるようになったということですもんね。

ところが、余裕と気のゆるみは表裏一体のものだったのです。

ミルクが終わって、リノの吸引をしていたら、電気の供給がパッタリと止まってしまいました。
Σ(゜Д゜)
バッテリーが切れたのです!

ネムルーとラクーは焦りました。
いざという時のために手動の吸引器を持って来てはいたものの、リノは口の持続吸引が切れると、途端によだれがあふれ出して溺れてしまうのです。
気切と口の両方を手動で賄うのは、手品師のような技術を必要とします。

「帰るよ!」
すぐに荷物をまとめて、木陰のベンチから撤収です。

まだ障がい者手帳がないため、車は立体駐車場の三階に止めてありました。

駐車券にハンコをもらう時間も、遠くのエレベーターに行く時間も、長く長ーく感じました。

やっと車の所へ着いて、リノをベビーカーからベビーシートに移すときに、口からポタポタとよだれがあふれ出してきたのです。

ベベキュアの車用電源ソケットを差し込んでみたんですが、硬くてなかなか入りません。
ネムルーに変わって、ばあばが力任せに入れてみて、やっとコンセントが接続できた時には、大息をつきました。

た、助かった。

たぶんリノも声が出せたら同じセリフを言っていたことでしょう。(;´Д`)

かあちゃん、よろしく頼むよ~

よだれが吸引されていくズチュズチュという音が、天国の調べのように思えました。

どうも先日、病院へ行った後で、バッテリーの充電を忘れていたらしいです。
外出に慣れてくるとこういうことがあるんですねぇ。
ラクーも行きがけに、Y字ガーゼとカニューレバンドを荷物に追加したのですが、バッテリーの残量のことなど確認もしませんでした。

今日は大反省をしたネムルーとラクーでした。
でも似たもの親子なので、またやるかもしれません。
指さしチェックが必要だね。
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