星の子ども

秋野 木星

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第四章 胃瘻造設・胃の噴門部結索 手術

7/2 手術が無事終わりました

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胃瘻造設と胃の噴門部を結索する手術が無事に終わりました。

開腹をすることなく、腹腔鏡手術でなんとかなったようです。
執刀医の先生の話では、手術前の点滴のラインを取るのに一番、時間がかかったそうです。
そう言われて見てみれば、リノの手やら足やらに10箇所以上の痛々しい刺し傷が……
こりゃあ、先生もだいぶ焦ったんでしょうね。(;´Д`)

「左手のラインは、一発で取れてるな。いったい誰がとったんだ?」
と不思議がられたそうです。
そこは昨日、入院してすぐに主治医のN先生がNICUから出張してきて、取ってくださったんですよ~
さすが主治医ですね。^^


朝の11時に病室に迎えが来て、リノは両親と一緒に手術室に向かいました。
お父さんのムコーは手術室の扉のところまで付き添えたそうです。
「12時に開始して、17時終わりぐらいを目標に手術をします。途中で開腹とか何か問題が起きると、19時以降までかかります」ということでした。
看護師さんが終わりましたと両親を迎えに来てくれたのが、17時半頃でしたから、点滴の注射針を刺すこと以外は、ほぼ順調な経過だったのだと思います。

迎えに行った時は、お母さんのネムルーが奥まで入ったようです。
「いっぱい手術室が並んでて、思ったよりも明るくて皆がリラックスしてる感じだった」
と言っていました。
私も大腸がんの時に経験していますが、手術室のスタッフの人たちは毎日のことなので、テレビドラマのような緊張感なんてないのよねー。

リノは麻酔で朦朧として帰って来るのかと思っていたら、目をパッチリ開けて帰って来ました。
何かいつもより動きにくいし、ちょっと不安だというような表情はしていましたが、思っていたよりも顔色がよくて安心しました。

看護師さんたちが術後のチェックやケアをして部屋を退出した後に、家族みんなで「よく頑張ったね~」と労わっていたら、リノがブルブルと震え出しました。
これは術後のショックで、よくあることなんです。
寒いし、しばらく震えが止まらないんです。
ラクーもネムルーも経験者なので、よくわかります。
布団を二重にかけて、手や足をさすってやっていると落ち着いてきました。

ネムルーもムコーも理系の人なので、看護師さんがいなくなるとすぐに、リノの手術着を開けて胃瘻周りのガーゼの状態を確認していました。

ラクーは文系ですが、お腹の手術には慣れています。(笑)
小さなコタツを貼り付けたようになっている、盛り上がったリノのお腹を携帯で激写しました。
厚みのあるスポンジで、胃瘻のチューブが動かないように固定しておくんですね。

胃の中身の術後に残っている液体は、普段から入っているMDチューブから排出するようです。
このチューブのシールは元のままだったので、薬を入れていたチューブの新たなるお仕事ができたということですね。
ちなみに今日のシールはペコ〇ゃんとチコち〇んです。
EDチューブの方に貼っていた火〇鳥とジャング〇大帝レオは役目を終えてはがされていました。リノは再びよみがえったようです。フェニックスよ、ありがとう!

そうなんです、EDチューブが抜けていたんですよ!!

※ 顔にチューブを止めておくために、一本のチューブにつき二枚のシールを貼っています。このシールにはどこの子も親や知り合いがアンパン〇ンやキテ〇ちゃんなどの絵を描いて、楽しくなるように工夫しています。
絵に合わせてハサミで形を切り抜けるので、このシール作りに凝っている人は多いと思います。



胃瘻造設がうまくいくかどうか、様子次第ではEDチューブもしばらく残すかもしれないと言われていたので、抜けていたことにホッとしました。ε-(´∀`*)
鼻にチューブがなくなったら、リノの顔が広くなったような気がしました。

ラクーが注目したのは、導尿カテーテルが繋がっている袋です。
ちゃんとオシッコが出ていたので、良かったですわ~
ここが大事だよね。


さっきムコーが帰ってきて、リノの今の様子を教えてくれました。

点滴の不具合があって、ラクーとダンナーが帰った後、液体が漏れてリノの腕がビショビショになっていたようです。
今回、点滴には祟られますねぇ。
ネムルーがすぐに気づいて看護師さんに連絡したので、対処してもらえたそうです。

そしてリノの方はシャックリが出て、しばらく止まらなかったらしく、心拍がまた200以上になったのだとか。
今日はちょっと辛いよね。
ムコーが帰る頃には心拍も下がっていたそうですから、なんとかなるでしょう。
もう術後4時間経ちますから、熱などが出ても薬を出してくださるでしょう。

頑張れ、リノ!
これからは日にちが薬だよ。
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