俺専用のメイド。〜小学最後はメイドと一緒に〜

シン(SIN)

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謎のメイドさん

5話 久しぶりの学校①

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 ざわざわ……
 ざわざわ……


「って事で、急なんだが、この教室に転入して来た、鬼頭美咲きとうみさきだ。家庭の都合で今日から本当に急なんだが、このクラスの仲間になる。名字でわかると思うが、陸の親戚で今は一緒に暮らしてるとの事だ。美咲は、こっちでの知り合いは陸だけだから、みんな、仲良くしてやってな」

『はーーーーい』


 朝の会が始まる少し前に、美咲は教室を飛び出して先生の所で事情を話したらしい。朝の会が遅れて1時間目を少し使ったのはそのせいであった。

 時間がなく、美咲が何をしたのかはわからなかったが、先生が手続きを後々にやるとの事で今日から同じクラスで授業を受ける事になった。

 転入生と言う肩書きだけではなく、その美しさに男子も女子も美咲に群がっていた。
 休み時間になると、美咲は暇なくみんなと話していたが、自分の事を話すと言うより、みんなの事を聞いている感じだった。

 とても楽しそうな空間で俺はそれを羨ましく眺める事しか出来なかった。

 お昼。給食を食べ終えてからの休み時間になると、美咲はみんなとの遊びを断って、席で1人でいる俺の所に来た。美咲が口を開こうとした時に教室から連れ出した。

 人目の少ない、体育館の裏に無理矢理来たのだ。美咲は凄く話したげに口をパクパクとしていた。
 だが、先言ったのは俺だ。


「美咲はいいな。みんなと直ぐに打ち解けられて…」

「ご主人様。聞いて下さい。ここにいる者に調査した所、皆がご主人様を嫌っているとの事はありませんでした。寧ろ、何だか話しかけづらいと言う意見が多かったかと。午後も調査致しますか?」

「ちょ、ちょっと待ってよ‼︎」

「はい。どうしましたか?」


 美咲はこの短時間で俺の事をみんなに聞きまくっていたと⁉︎そして、この半年間の間で、俺をシカトしてた奴らも、それは無かったと?


 ・・・・許せなかった。俺は誰かをその様にした事もないし、思いもした事はない。
 だが、奴らは違った。


 薄っぺらい人間関係………


 これが俺の頭に過った。下らない。


 今更あいつらと仲良くしろと言うのも、何なのだろう?それで良いのか?それでは以前に、シカトやハブられてた奴らの気持ちは?
 
 俺は怒りを抑えるのに必死になった。

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