なおこちゃんの手紙【モキュメンタリー】

武州青嵐(さくら青嵐)

文字の大きさ
1 / 53

1話 久美と芝のLINE

しおりを挟む
kumi
今日、部活動支援の日だよね? 音楽室ついたんだけど誰もいないや
15:17 既読

芝ひかり
え? さっきグループLINE、見なかった? 今日は体育館での練習だから、16:30集合だよ
15:17 

kumi
マジで⁉ うわ……本当だ。ってか、なんでいっつも直前連絡なのよ、あの顧問。うちらが暇だと思ってる?
15:18 既読

芝ひかり
その可能性あるね(^^; こっちはパートだし、久美ちゃんは自宅でピアノ講師だから自由利くと思ってるんじゃない? 家事育児もありつつ、母校のために尽くしてるんだっつーの。
(パンチを放つスタンプ)
15:19 

kumi
だよね。私たち、ボランティアよ? この時間、生徒とったらどんだけ稼げると思っているのよ。一回、ばしっと言ってやろうかな。校長あたりに。
15:19 既読

kumi
あのさ
15:19 既読

芝ひかり
まぁねぇ^^; 私も準備できたらそっち行くよ。音楽室?
15:20 

芝ひかり
 kumi
 あのさ 15:19
ん? なに
15:20

kumi
しばっちのところ、小学生だよね。3年生?
15:21 既読

芝ひかり
4年生だよ。下がまだ保育園。久美ちゃんは3年生と1年生だっけ?
15:21

kumi
うん。その上の子のところにさ、『なおこちゃんの手紙』とか来てない?
15:21 既読

芝ひかり
『なおこちゃんの手紙』? 知らないなぁ。なにそれ。推薦図書とか? 
15:22

kumi
うーん……。娘が持ってた手紙なんだけどね、なんか気持ち悪くて。誰が娘に出したのかなぁ。こういうのどこに相談したらいいのかな。
15:23 既読

芝ひかり
担任は? 学年主任とか
15:23

kumi
うーん……。
15:23 既読

芝ひかり
気持ち悪いって、ホラー的な感じってこと?
15:24

kumi
そうなのよ!!! だからなんかさぁ、こんなの学校に相談していいのかなぁ
15:24 既読

芝ひかり
別にいいと思うけど^^; あ、だったらりょうに相談してみる?
15:25

kumi
りょう? って誰
15:25 既読

芝ひかり
覚えてないかな。鶴川中学のときの同級生で、文芸部の部長してた子。あの子とまだつきあいあるんだけどさ、大学卒業して中学校の先生してたんだけど、いまは辞めて作家してるの。
15:25

kumi
作家? 作家って、あの小説家とかの? は? うちの中学校からそんなの出たの?
あ、でも私が知らないってことは有名じゃないか。
15:26 既読

kumi
作家っていっても、ピンキリだって言うしね(笑)
15:26 既読

芝ひかり
そういうのはよくわかんないけど^^;
でね、怖い話を集めて発表してるんだってさ。ホラー作家なのかな。飲んだらめっちゃ怖い話喋るから、その『なおこちゃんの手紙』? 相談してみる?
15:27

kumi
そうだね。どうせダメもとでお願いしようかな。
15:28 既読

芝ひかり
じゃあ、ちょっとゆんに聞いてみる。言いながらも、私、LINEとかは知らないんだ(笑)
連絡が来たら伝えるね。
15:28

kumi
それとは別に音楽室来てー。ひまー
15:29 既読

芝ひかり
はーい(ぺこりと頭を下げるスタンプ)
15:29
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

怪蒐師

糸世朔
ホラー
第8回ホラー•ミステリー大賞で優秀賞を受賞しました。ありがとうございました! ●あらすじ 『階段をのぼるだけで一万円』 大学二年生の間宮は、同じ学部にも関わらず一度も話したことすらない三ツ橋に怪しげなアルバイトを紹介される。 三ツ橋に連れて行かれたテナントビルの事務所で出迎えたのは、イスルギと名乗る男だった。 男は言った。 ーー君の「階段をのぼるという体験」を買いたいんだ。 ーーもちろん、ただの階段じゃない。 イスルギは怪異の体験を売り買いする奇妙な男だった。 《目次》 第一話「十三階段」 第二話「忌み地」 第三話「凶宅」 第四話「呪詛箱」 第五話「肉人さん」 第六話「悪夢」 最終話「触穢」 ※他サイトでも公開しています。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

【電子書籍化】ホラー短編集・ある怖い話の記録~旧 2ch 洒落にならない怖い話風 現代ホラー~

榊シロ
ホラー
【1~4話で完結する、語り口調の短編ホラー集】 ジャパニーズホラー、じわ怖、身近にありそうな怖い話など。 八尺様 や リアルなど、2chの 傑作ホラー の雰囲気を目指しています。現在 150話 越え。 === エブリスタ・小説家になろう・カクヨムに同時掲載中 【総文字数 800,000字 超え 文庫本 約8冊分 のボリュームです】 【怖さレベル】 ★☆☆ 微ホラー・ほんのり程度 ★★☆ ふつうに怖い話 ★★★ 旧2ch 洒落怖くらいの話 ※8/2 Kindleにて電子書籍化しました 『9/27 名称変更→旧:ある雑誌記者の記録』

霊和怪異譚 野花と野薔薇[改稿前]

野花マリオ
ホラー
その“語り”が始まったとき、世界に異変が芽吹く。 静かな町、ふとした日常、どこにでもあるはずの風景に咲きはじめる、奇妙な花々――。 『霊和怪異譚 野花と野薔薇』は、不思議な力を持つ語り部・八木楓と鐘技友紀以下彼女達が語る怪異を描く、短編連作形式の怪異譚シリーズ。 一話ごとに異なる舞台、異なる登場人物、異なる恐怖。それでも、語りが始まるたび、必ず“何か”が咲く――。 語られる怪談はただの物語ではない。 それを「聞いた者」に忍び寄る異変、染みわたる不安。 やがて読者自身の身にも、“あの花”が咲くかもしれない。 日常にひっそりと紛れ込む、静かで妖しいホラー。 あなたも一席、語りを聞いてみませんか? 完結いたしました。 タイトル変更しました。 旧 彼女の怪異談は不思議な野花を咲かせる ※この物語はフィクションです。実在する人物、企業、団体、名称などは一切関係ありません。 本作は改稿前/改稿後の複数バージョンが存在します 掲載媒体ごとに内容が異なる場合があります。 改稿後小説作品はカイタとネオページで見られます

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

きさらぎ駅

水野華奈
ホラー
親友から電話があった。 きさらぎ駅という場所にいるらしい… 日常の中の小さな恐怖が今始まる。 触れてしまったが最後。 二度と戻れない。

(ほぼ)5分で読める怖い話

涼宮さん
ホラー
ほぼ5分で読める怖い話。 フィクションから実話まで。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

処理中です...