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「っくぅ……。こ、こんなことをやっていたら腹筋が割れてしまいますわ……」
「アリゼッタ、エトワイアの言うことは全て聞くって言ってたじゃないですか」
「それはそうだけど……。エリーゼは筋肉ムキムキになってもいいというわけ? そんな貴族見たことないわ」
知識を蓄えると同時に身体能力の強化。
二人、いや、俺も含めただが過負荷を加えた筋トレを行っている。
短期間で身体を酷使し、その後二日間は休息がてら知識を蓄える。
いわゆる超回復を狙った近代的トレーニングだ。
筋組織を破壊し蛋白質を摂ることで筋肉は飛躍的に成長していく。
魔法という概念がない前提で行おうと思っていたことだったので、魔法がある現状効果的かは分からないが、いくら大砲の玉が凄くても砲台が悪ければ意味がない。
そんな考えから基礎強化を行っているのだ。
二人は最初は通常の腹筋を行うのも大変そうだったが、現在は負荷有りで10回行える身体になっている。
王子の身体はそこそこに筋肉質であったが英雄になるには足りない。
ということで、二人が嫌がらない程度に体をいじめていく。
「ははは。ムキムキになる必要はないよ。体幹をしっかりすればそれでいいんだ。
特にアリゼッタはもやしのようにひ弱な体つきだったからな」
「ひ弱!? 失礼な言い方ですわね! 華奢と言ってください! それよりもやしってなんですの?」
「もやしってのはひょろひょろっとした根っこみたいなものだ。あっはっはっは」
「まぁっ!?」
俺たちのやり取りにエリーゼが笑い出す。
「なんだか楽しいですね。これがエトワイアの言っていた3人で仲良くなるということですか」
俺に対しての様付けは、転生したあの日にやめさせた。
アリゼッタや俺に対してかしこまらないようにとも言ったのだが、この話し方が話しやすいんだそうだ。
「エトワイアの言った通り大変な道を選んじゃったみたいだけど悪くないわね。
それより前エトワイアが本を見た時に目を輝かせていた魔法ってモノが今気になってるのだけど、それはまだ教えてくれないの?」
「ああ。まだまだだ。もうちょっと体力がついてからな」
「きゃっ。あいたたたた。もう、何触ってるんですの! エリーゼも見てるってのに」
腹筋の最中にお腹を触ってみると、驚いた拍子に力が抜け頭をごちんとぶつけていた。
現在はトレーニングマシンのような斜めになった台座を用意してもらい、そこで腹筋を行っているのだ。
まだまだ筋肉がついているという感じではないが、かなり引き締まってきてはいる。
「きゃあっ。ぅぅ……。ひどいです!」
エリーゼも同じように試してみると中々に引き締まってきているようだ。
当然、頭をぶつけていたのであるが。
「アリゼッタがエリーゼも見てるって言ったからな。二人は爵位こそ違うが俺は対等に扱うつもりだ。
それは中途半端な対等ではなく最上における限界のない対等だ!」
口ではこう言いつつ、心の中では超美少女達のお腹を触れたことにドキドキしていた。
だがこれは役得ではない。
確かめる必要がある必須の行動であったのだ。
と俺は心の中で理由をつけた。
「アリゼッタ、エトワイアの言うことは全て聞くって言ってたじゃないですか」
「それはそうだけど……。エリーゼは筋肉ムキムキになってもいいというわけ? そんな貴族見たことないわ」
知識を蓄えると同時に身体能力の強化。
二人、いや、俺も含めただが過負荷を加えた筋トレを行っている。
短期間で身体を酷使し、その後二日間は休息がてら知識を蓄える。
いわゆる超回復を狙った近代的トレーニングだ。
筋組織を破壊し蛋白質を摂ることで筋肉は飛躍的に成長していく。
魔法という概念がない前提で行おうと思っていたことだったので、魔法がある現状効果的かは分からないが、いくら大砲の玉が凄くても砲台が悪ければ意味がない。
そんな考えから基礎強化を行っているのだ。
二人は最初は通常の腹筋を行うのも大変そうだったが、現在は負荷有りで10回行える身体になっている。
王子の身体はそこそこに筋肉質であったが英雄になるには足りない。
ということで、二人が嫌がらない程度に体をいじめていく。
「ははは。ムキムキになる必要はないよ。体幹をしっかりすればそれでいいんだ。
特にアリゼッタはもやしのようにひ弱な体つきだったからな」
「ひ弱!? 失礼な言い方ですわね! 華奢と言ってください! それよりもやしってなんですの?」
「もやしってのはひょろひょろっとした根っこみたいなものだ。あっはっはっは」
「まぁっ!?」
俺たちのやり取りにエリーゼが笑い出す。
「なんだか楽しいですね。これがエトワイアの言っていた3人で仲良くなるということですか」
俺に対しての様付けは、転生したあの日にやめさせた。
アリゼッタや俺に対してかしこまらないようにとも言ったのだが、この話し方が話しやすいんだそうだ。
「エトワイアの言った通り大変な道を選んじゃったみたいだけど悪くないわね。
それより前エトワイアが本を見た時に目を輝かせていた魔法ってモノが今気になってるのだけど、それはまだ教えてくれないの?」
「ああ。まだまだだ。もうちょっと体力がついてからな」
「きゃっ。あいたたたた。もう、何触ってるんですの! エリーゼも見てるってのに」
腹筋の最中にお腹を触ってみると、驚いた拍子に力が抜け頭をごちんとぶつけていた。
現在はトレーニングマシンのような斜めになった台座を用意してもらい、そこで腹筋を行っているのだ。
まだまだ筋肉がついているという感じではないが、かなり引き締まってきてはいる。
「きゃあっ。ぅぅ……。ひどいです!」
エリーゼも同じように試してみると中々に引き締まってきているようだ。
当然、頭をぶつけていたのであるが。
「アリゼッタがエリーゼも見てるって言ったからな。二人は爵位こそ違うが俺は対等に扱うつもりだ。
それは中途半端な対等ではなく最上における限界のない対等だ!」
口ではこう言いつつ、心の中では超美少女達のお腹を触れたことにドキドキしていた。
だがこれは役得ではない。
確かめる必要がある必須の行動であったのだ。
と俺は心の中で理由をつけた。
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