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現在確認されているのはあのワイバーンだけであるが、成龍であると思われたしあれで終わりと考えて良いはずがない。
どこから魔物が発生し、どのように魔物が誕生しているのか全くの不明であるが、まずは対策を取らねばならないだろう。
「魔法を使うには資質というモノがあり、使えない人間は努力しても使えないということが、書物から分かっているんだよ」
アウルにも清潔な水で魔力量を確認させたが、アリゼッタ達よりも弱いながらも確実に光り、魔法を使えるということが判明した。
「魔物の対策には魔法だけでいいという訳ではないということですか……。殿下には何かお考えが……?」
「おそらく……俺の勘ではあるがこの先の時代は戦火に……というより人類に厳しい時代になっていくと思う」
「それはまことのお考えですか……! い、いえ、失礼いたしました。確かに魔物が跳梁跋扈すれば、現在の戦力では人々を守りきれないでしょう」
騎士団長を含めた男3人で倒し切れない相手が無数にやってくれば、おそらく平和な生活はなくなってしまう。
現状での最大の武器は家屋はちゃんと存在していることくらいだ。
家に閉じこまっていれば被害の進行を遅らせることが出来る。
そう。
ただ遅らせることが出来るだけだ。
「剣を実際に使ってみて思ったのだが、まず剣自体の性能が悪い。平和な国で訓練や野生の熊程度を相手にするだけだから仕方ないとも言えるが」
「確かにその通りです。武防具の生産には我が国は力を入れておりません。
これはすぐにでも改善すべき案件となるでしょう」
「ああ。それでな、俺はローゼンストーン大坑道に潜ってみようかと思っている。この二人とな」
ローゼンストーン大坑道とは、王国を囲んでいるうちのローゼンストーン山脈にある最も古い鉱山洞窟だ。
既に鉄鉱石や家屋の素材となるホーラ石とよばれる石材等を取りつくし廃坑となった場所。
「な、なぜそのような場所に殿下が!? それもお二人のご令嬢を伴ってですと? それは流石に……」
「大丈夫だ。二人には納得してもらっているし、魔法が使える二人は上から考えたほうが早い貴重な戦力。
護衛としても頼もしいし、心を許せる相手としても俺には最高の供となる」
「ええ、私たちは大丈夫ですわ」
「アウル先生、魔法を使える人間が率先して動かないと、この先私達に未来はないというのがエトワイアのお考えなのです」
「そ、それは分かりますが、それとあのような廃坑に潜るのは別の話ではないのですか? 一体どのような理由で……?」
世界に魔法が現れ、魔物が現れているとするのであれば、次に現れていると考えられるのは魔法物質。
使用している鉱山では普通に出土してくれればいい。
けれど、廃坑には好き好んで潜る人間はいない。
ならば俺たちがやるしかない。これがアリゼッタとエリーゼに話していた俺たちの計画だ。
「俺の勘でしかないが、何か良い物が見つかりそうな気がするんだよ」
「そうですか……。では、このアウルも供に加えていただきたいと思います」
美少女二人と暗い洞窟を探検するという俺の欲望が、アウルの手によって打ち砕かれようとしている。
けれどその真剣な表情、磨かれた眼光が、俺の首を思わず縦に振らせてしまったのだった。
どこから魔物が発生し、どのように魔物が誕生しているのか全くの不明であるが、まずは対策を取らねばならないだろう。
「魔法を使うには資質というモノがあり、使えない人間は努力しても使えないということが、書物から分かっているんだよ」
アウルにも清潔な水で魔力量を確認させたが、アリゼッタ達よりも弱いながらも確実に光り、魔法を使えるということが判明した。
「魔物の対策には魔法だけでいいという訳ではないということですか……。殿下には何かお考えが……?」
「おそらく……俺の勘ではあるがこの先の時代は戦火に……というより人類に厳しい時代になっていくと思う」
「それはまことのお考えですか……! い、いえ、失礼いたしました。確かに魔物が跳梁跋扈すれば、現在の戦力では人々を守りきれないでしょう」
騎士団長を含めた男3人で倒し切れない相手が無数にやってくれば、おそらく平和な生活はなくなってしまう。
現状での最大の武器は家屋はちゃんと存在していることくらいだ。
家に閉じこまっていれば被害の進行を遅らせることが出来る。
そう。
ただ遅らせることが出来るだけだ。
「剣を実際に使ってみて思ったのだが、まず剣自体の性能が悪い。平和な国で訓練や野生の熊程度を相手にするだけだから仕方ないとも言えるが」
「確かにその通りです。武防具の生産には我が国は力を入れておりません。
これはすぐにでも改善すべき案件となるでしょう」
「ああ。それでな、俺はローゼンストーン大坑道に潜ってみようかと思っている。この二人とな」
ローゼンストーン大坑道とは、王国を囲んでいるうちのローゼンストーン山脈にある最も古い鉱山洞窟だ。
既に鉄鉱石や家屋の素材となるホーラ石とよばれる石材等を取りつくし廃坑となった場所。
「な、なぜそのような場所に殿下が!? それもお二人のご令嬢を伴ってですと? それは流石に……」
「大丈夫だ。二人には納得してもらっているし、魔法が使える二人は上から考えたほうが早い貴重な戦力。
護衛としても頼もしいし、心を許せる相手としても俺には最高の供となる」
「ええ、私たちは大丈夫ですわ」
「アウル先生、魔法を使える人間が率先して動かないと、この先私達に未来はないというのがエトワイアのお考えなのです」
「そ、それは分かりますが、それとあのような廃坑に潜るのは別の話ではないのですか? 一体どのような理由で……?」
世界に魔法が現れ、魔物が現れているとするのであれば、次に現れていると考えられるのは魔法物質。
使用している鉱山では普通に出土してくれればいい。
けれど、廃坑には好き好んで潜る人間はいない。
ならば俺たちがやるしかない。これがアリゼッタとエリーゼに話していた俺たちの計画だ。
「俺の勘でしかないが、何か良い物が見つかりそうな気がするんだよ」
「そうですか……。では、このアウルも供に加えていただきたいと思います」
美少女二人と暗い洞窟を探検するという俺の欲望が、アウルの手によって打ち砕かれようとしている。
けれどその真剣な表情、磨かれた眼光が、俺の首を思わず縦に振らせてしまったのだった。
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※注意:作者が悪役令嬢知識ほぼゼロで書いてます。こんなの悪役令嬢ものじゃねぇという内容かもしれませんが、ご留意ください。
※あくまでこの物語はフィクションです。政治家が全部そういう思考回路とかいうわけではないのでこちらもご留意を。
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