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第21話 森とモンスター
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ディアと共に神殿の外に出た俺は広がる光景に息を呑む。
正面に細長い橋が伸びる以外は円型に断絶された空間。
漆黒の闇夜のように広がるその穴は一体どれほどの深さだというのだろうか?
「なんじゃこれ……。落ちたら地核までいっちまうんじゃねーの!?」
「凄い、ね……。落ちないよう……して、ね」
「よくここに逃げ込んだって言って信じて貰えたもんだ」
とはいえ、穴の周りは大木が立ち並びモンスターがいそうな雰囲気を放っている。
それを考えればありっちゃありなんだろうか?
「とりあえず行こうか。罠の効果もずっと続くわけじゃない」
「そ、だね。どっち……?」
と、俺に聞かれてみても分からない。
むしろ俺が聞きたいくらいである。
正面に橋――というよりは細い地面が繋がっている――が架かっているし、そのまま真っすぐ進めばいいと思うのが俺の考え。
物事に絶対はないが、他に選択肢がないのも事実。
敢えてその方向をずらして進むには、俺たちはこの世界を知らなさすぎる。
「真っすぐ行こう。それしかない。もし駄目だったら……二人で森で暮らそう。うん、そうしよう」
「二人で森……。一人じゃなくて、レンジュといっしょなら……どこでも、いいよ……」
「ありがとう、ありがとう。俺はその言葉だけで幸せです」
「ん……。行かなくていいの……?」
「あ、はい、行きます行きます」
流れで手を取ってみたのだが反応が薄くて俺は少しショックだ。
でもそういうところがいいのかもしれない。
ぐいぐい来られると俺も引いちゃいそうだし。
土と草の荒野のような地面を踏みしめ、落ち葉が積もる大自然へと向かって歩き出す。
道中ステータスも確認してみた。
現在の魔力は2440。
残念ながらというか、先ほどのやり取りでレベルが上がったり称号が変化していたりといったことはなかった。
実際に相手にダメージを与える必要があるか、人間相手だと経験値が入らないといった仕様になっているのだろう。
まぁ時間制限つき延々移動トラップにかかったかは不明なので、その罠にかかるとどうなるかは分からないが。
森は両手で抱えられないほどの大樹が立ち並んでいるのだが、上方は結構開けているために視界は良好。
木漏れ日というには多すぎる量の陽光が降り注ぎ、湿った腐葉土が照る。
時折背後を振り返り追手が来ていないかを確認。
勿論、鑑定と採集もやり過ぎない程度には行っている。
『シイキノコ レア度☆☆ 食用になるキノコ。煮ても焼いてもジュワっとキノコ汁が染み出してきてうまい』
それ誰の食レポ?とか思いつつひろった茶色のキノコとか、
『ヒュラン花 レア度☆☆ 花弁をすり潰すと青色の染料になる』
青色のサクラみたいな花だけど地面から生える一輪花の鑑定結果だったりとやはり面白い。
俺がやっているのを見て真似しようとしたのか、ディアも集めて俺に渡してくれる。
しかし。
よくよく考えてみれば俺たちには食料も水もない。
シイキノコは生でも美味いとは残念ながら書かれていない。
最悪ディアの魔法や俺の罠で焼いて食っちまうことになるだろう。
しかしそれでも水だけはない。
しばらく歩き、そして段々と焦りが生まれ、そんな時だ。
大きな幹の陰からゆらりと揺れる人型の影。
勿論人間だったなら構わない。
だが、その影は明らかに人間の物よりもでかかった。
即鑑定を試みてみる。
名称 ホワイトオーガ
レベル 44
種族 一目巨人属
体力 26190/26190
魔力 400/400
攻撃力補正 350
防御力補正 40
レベルもステータスも圧倒的に高いが俺たちは二人。
ディアを守るためには俺自身の力が弱くては話にならないのだから、正直糧としたい。
「ディア、モンスターだよな? 倒しちゃっていい系?」
「モンスターだよ……。今はどうか分からない、けれど……モンスターと人間は、倒すか……倒されるかの関係……」
「おっけ。こっちに向かってくるようなら迎撃する」
しっかしここがどこの森かは知らんけど、こんなのがうろついていて良いわけ?
もし最初の時に森に向かって、あの怪物に見つからないという奇跡が起きたとして出会うのはレベルが44のモンスター。
一体俺たちの心のオアシスであるスライムちゃんはどこへ行ってしまわれたのかと嘆きたくなる。
グラマー姉ちゃんにもう一度会ったら文句を言ってやりたいところだが、ディアという極上フラグを立てた今その憤りも少しは薄らぐ。
俺たちに気付いたのか迫ってくるモンスター。
やはり敵と認識されているのは間違いない。
だが歩幅は随分とあるようだがその動き自体は遅い。
純白、というよりは若干灰色に近いくすんだ体色。
俺の倍はありそうかという背丈に太い手足。
手に持つのはまるでヤンキーの釘バットを連想させられるかのような、棘付きこん棒。
一体それどうやって作ってるのかと尋ねかけてみたいもんだ。
ま、一番気になるのは腰の毛皮のパンツみたいなやつなんだけどな。
モンスターでも隠すとこは隠したいのか?
というのが気になるわけではなく、コバエのような物が飛び交っているのが気になるのだ。
もうちょっと清潔にしといて欲しいと思うのは誰もが願う望みだろう。
さて。
悠長にしてはいられないので、ディアにごにょごにょと耳打ちし準備に向け始動する。
悪いけど負けてやるわけにはいかない。
正面に細長い橋が伸びる以外は円型に断絶された空間。
漆黒の闇夜のように広がるその穴は一体どれほどの深さだというのだろうか?
「なんじゃこれ……。落ちたら地核までいっちまうんじゃねーの!?」
「凄い、ね……。落ちないよう……して、ね」
「よくここに逃げ込んだって言って信じて貰えたもんだ」
とはいえ、穴の周りは大木が立ち並びモンスターがいそうな雰囲気を放っている。
それを考えればありっちゃありなんだろうか?
「とりあえず行こうか。罠の効果もずっと続くわけじゃない」
「そ、だね。どっち……?」
と、俺に聞かれてみても分からない。
むしろ俺が聞きたいくらいである。
正面に橋――というよりは細い地面が繋がっている――が架かっているし、そのまま真っすぐ進めばいいと思うのが俺の考え。
物事に絶対はないが、他に選択肢がないのも事実。
敢えてその方向をずらして進むには、俺たちはこの世界を知らなさすぎる。
「真っすぐ行こう。それしかない。もし駄目だったら……二人で森で暮らそう。うん、そうしよう」
「二人で森……。一人じゃなくて、レンジュといっしょなら……どこでも、いいよ……」
「ありがとう、ありがとう。俺はその言葉だけで幸せです」
「ん……。行かなくていいの……?」
「あ、はい、行きます行きます」
流れで手を取ってみたのだが反応が薄くて俺は少しショックだ。
でもそういうところがいいのかもしれない。
ぐいぐい来られると俺も引いちゃいそうだし。
土と草の荒野のような地面を踏みしめ、落ち葉が積もる大自然へと向かって歩き出す。
道中ステータスも確認してみた。
現在の魔力は2440。
残念ながらというか、先ほどのやり取りでレベルが上がったり称号が変化していたりといったことはなかった。
実際に相手にダメージを与える必要があるか、人間相手だと経験値が入らないといった仕様になっているのだろう。
まぁ時間制限つき延々移動トラップにかかったかは不明なので、その罠にかかるとどうなるかは分からないが。
森は両手で抱えられないほどの大樹が立ち並んでいるのだが、上方は結構開けているために視界は良好。
木漏れ日というには多すぎる量の陽光が降り注ぎ、湿った腐葉土が照る。
時折背後を振り返り追手が来ていないかを確認。
勿論、鑑定と採集もやり過ぎない程度には行っている。
『シイキノコ レア度☆☆ 食用になるキノコ。煮ても焼いてもジュワっとキノコ汁が染み出してきてうまい』
それ誰の食レポ?とか思いつつひろった茶色のキノコとか、
『ヒュラン花 レア度☆☆ 花弁をすり潰すと青色の染料になる』
青色のサクラみたいな花だけど地面から生える一輪花の鑑定結果だったりとやはり面白い。
俺がやっているのを見て真似しようとしたのか、ディアも集めて俺に渡してくれる。
しかし。
よくよく考えてみれば俺たちには食料も水もない。
シイキノコは生でも美味いとは残念ながら書かれていない。
最悪ディアの魔法や俺の罠で焼いて食っちまうことになるだろう。
しかしそれでも水だけはない。
しばらく歩き、そして段々と焦りが生まれ、そんな時だ。
大きな幹の陰からゆらりと揺れる人型の影。
勿論人間だったなら構わない。
だが、その影は明らかに人間の物よりもでかかった。
即鑑定を試みてみる。
名称 ホワイトオーガ
レベル 44
種族 一目巨人属
体力 26190/26190
魔力 400/400
攻撃力補正 350
防御力補正 40
レベルもステータスも圧倒的に高いが俺たちは二人。
ディアを守るためには俺自身の力が弱くては話にならないのだから、正直糧としたい。
「ディア、モンスターだよな? 倒しちゃっていい系?」
「モンスターだよ……。今はどうか分からない、けれど……モンスターと人間は、倒すか……倒されるかの関係……」
「おっけ。こっちに向かってくるようなら迎撃する」
しっかしここがどこの森かは知らんけど、こんなのがうろついていて良いわけ?
もし最初の時に森に向かって、あの怪物に見つからないという奇跡が起きたとして出会うのはレベルが44のモンスター。
一体俺たちの心のオアシスであるスライムちゃんはどこへ行ってしまわれたのかと嘆きたくなる。
グラマー姉ちゃんにもう一度会ったら文句を言ってやりたいところだが、ディアという極上フラグを立てた今その憤りも少しは薄らぐ。
俺たちに気付いたのか迫ってくるモンスター。
やはり敵と認識されているのは間違いない。
だが歩幅は随分とあるようだがその動き自体は遅い。
純白、というよりは若干灰色に近いくすんだ体色。
俺の倍はありそうかという背丈に太い手足。
手に持つのはまるでヤンキーの釘バットを連想させられるかのような、棘付きこん棒。
一体それどうやって作ってるのかと尋ねかけてみたいもんだ。
ま、一番気になるのは腰の毛皮のパンツみたいなやつなんだけどな。
モンスターでも隠すとこは隠したいのか?
というのが気になるわけではなく、コバエのような物が飛び交っているのが気になるのだ。
もうちょっと清潔にしといて欲しいと思うのは誰もが願う望みだろう。
さて。
悠長にしてはいられないので、ディアにごにょごにょと耳打ちし準備に向け始動する。
悪いけど負けてやるわけにはいかない。
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