another one

よっしー

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「うーーん。」
職員室前の廊下、一面紙で埋め尽くされた掲示板を見ながら僕、日向黄太郎はかれこれ30分はこの場所を歩き回っていた。ずっと眉間にシワがよってたのか、眉周辺が若干筋肉痛だ。今日の日付けは4月30日、念願の高校に入学してから早いものでもう一月だ。入試に合格した時の嬉しさがまだ鮮明に実感できる。高校初めてのクラスでも、早速ノリの合う友達が作れた。高校生活出だしは順調、と行きたい所だったがそうは行かなかった。僕がこう何周もこの掲示板前を行き来しているのには理由があった。というのも、部活の勧誘期間の終わりが迫っていたからだ。

何処の部活に入ろうか、決めかねていたのだ。
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