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フレンド
カナリアは 新しい武器を 手に入れた
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結局、美玖は晴香の部屋からつなぐことになった。
繋ぐと、ジャスティスの拠点で既に他の面々が待っていた。
「カナリア。これセバスに」
昨日の今日でセバスチャンの服が出来上がったらしく、ジャスティスが服を渡してきた。
「ありがとうございます」
そう言って、そのままセバスチャンに渡す。受け取ったセバスチャンは車の方に戻り、着替えて出てきた。
「それから、これはレイピア。これもセバスの装備品になる」
「ディスカスさん、いいんですか?」
「いいよ。その代わり、しばらくそのウサミミナースの姿でいることと、これから渡す杖を持ってること。そしてその姿をスクショに留めておくのを了承して欲しい」
「スクショ?」
意味の分からない言葉に、カナリアはこてんと首を傾げた。それに伴い、ウサミミも動く。
「簡単に言ってしまうと、ここで写真とっていいよね? ってこと。ばら撒かないから」
「……それでいいなら」
「カナリア。いいわけあるか!」
迷いながらも了承したカナリアに、ジャッジが突っ込んできた。
「ディスもディスだ。どう見たって、カナリアはそういう情報に疎いのは分かってんだろうが!!」
「分かってるぞ。番犬が煩いからスクショは諦めよう! だが、武器はしばらく俺が与えたのを持っててくれ」
あっさり諦めたディスカスに、カナリアは尚更不思議に思ってしまう。
「商談は成立した。はい、まずはセバスへ」
「ありがとうございます。今までは魔法がメインでしたが、これで前線にも立てます」
礼をしてセバスチャンが受け取り、腰へ下げる。そして、鞄をごそごそとし始めた。
しかし、この鞄は不思議だと思ってしまう。どんなに大きなものでも、あっさりと入ってしまう。鞄より大きくても、一部が入れば「入ったもの」と見做されるのだ。
そんなことを思っているうちに、ディスカスがカナリア用の「杖」を出してきた。
「……注射器?」
人間の足の太さくらいで、一メートルはあろうかという注射器のカタチをしたものだった。
「いや、これは注射器の形をした杖だ。しっかりとINT、WIT、MNDは最高で五十パーセントほど上がる。現段階で、カナリアの装備品の中では最高だろう?」
確かに、最高だが。数ヶ月前に買った杖しか持っていないカナリアから見れば、桁違いだ。
その姿が問題なだけで。
「セバスが受け取ってるから、これを受け取るのは決定事項だ。さぁ、装備してくれ。都合が悪いところを全てその場で改良しようではないか!!」
その勢いにのまれる形で、カナリアは注射器を両手で抱えるように持つ。その持ち方しか、出来ないのが恨めしい。
「うむ。見た目は問題なさそうだな。一応、解体用のナイフは注射針のところになる。普段はキャップがしてあるが、外せば簡単な武器としても使える優れものだ!」
それを聞いたカナリアは、もっとましな作りはなかったのかと、問い詰めたくなった。
「アリガトウゴザイマス」
棒読みになってしまったのは、仕方ないと思って欲しい。
ちなみに、この姿に誰よりも喜んだのはスカーレットだったという。
この時から、カナリアのことを「TabTapS!」用掲示板で「癒しのウサミミ嬢」と呼ばれるようになった。それはカナリアがウサミミを外した後も続くことになる。
繋ぐと、ジャスティスの拠点で既に他の面々が待っていた。
「カナリア。これセバスに」
昨日の今日でセバスチャンの服が出来上がったらしく、ジャスティスが服を渡してきた。
「ありがとうございます」
そう言って、そのままセバスチャンに渡す。受け取ったセバスチャンは車の方に戻り、着替えて出てきた。
「それから、これはレイピア。これもセバスの装備品になる」
「ディスカスさん、いいんですか?」
「いいよ。その代わり、しばらくそのウサミミナースの姿でいることと、これから渡す杖を持ってること。そしてその姿をスクショに留めておくのを了承して欲しい」
「スクショ?」
意味の分からない言葉に、カナリアはこてんと首を傾げた。それに伴い、ウサミミも動く。
「簡単に言ってしまうと、ここで写真とっていいよね? ってこと。ばら撒かないから」
「……それでいいなら」
「カナリア。いいわけあるか!」
迷いながらも了承したカナリアに、ジャッジが突っ込んできた。
「ディスもディスだ。どう見たって、カナリアはそういう情報に疎いのは分かってんだろうが!!」
「分かってるぞ。番犬が煩いからスクショは諦めよう! だが、武器はしばらく俺が与えたのを持っててくれ」
あっさり諦めたディスカスに、カナリアは尚更不思議に思ってしまう。
「商談は成立した。はい、まずはセバスへ」
「ありがとうございます。今までは魔法がメインでしたが、これで前線にも立てます」
礼をしてセバスチャンが受け取り、腰へ下げる。そして、鞄をごそごそとし始めた。
しかし、この鞄は不思議だと思ってしまう。どんなに大きなものでも、あっさりと入ってしまう。鞄より大きくても、一部が入れば「入ったもの」と見做されるのだ。
そんなことを思っているうちに、ディスカスがカナリア用の「杖」を出してきた。
「……注射器?」
人間の足の太さくらいで、一メートルはあろうかという注射器のカタチをしたものだった。
「いや、これは注射器の形をした杖だ。しっかりとINT、WIT、MNDは最高で五十パーセントほど上がる。現段階で、カナリアの装備品の中では最高だろう?」
確かに、最高だが。数ヶ月前に買った杖しか持っていないカナリアから見れば、桁違いだ。
その姿が問題なだけで。
「セバスが受け取ってるから、これを受け取るのは決定事項だ。さぁ、装備してくれ。都合が悪いところを全てその場で改良しようではないか!!」
その勢いにのまれる形で、カナリアは注射器を両手で抱えるように持つ。その持ち方しか、出来ないのが恨めしい。
「うむ。見た目は問題なさそうだな。一応、解体用のナイフは注射針のところになる。普段はキャップがしてあるが、外せば簡単な武器としても使える優れものだ!」
それを聞いたカナリアは、もっとましな作りはなかったのかと、問い詰めたくなった。
「アリガトウゴザイマス」
棒読みになってしまったのは、仕方ないと思って欲しい。
ちなみに、この姿に誰よりも喜んだのはスカーレットだったという。
この時から、カナリアのことを「TabTapS!」用掲示板で「癒しのウサミミ嬢」と呼ばれるようになった。それはカナリアがウサミミを外した後も続くことになる。
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